スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今年の卒業・修了制作展

今週は母校の卒業修了制作展が開催される(2/23~2/28)ので、また帰省してきて観ることにしました。
まったくたまたまですが、少し前に退官された恩師の一人にも出会いました。

私の出身専攻である芸術学は学部の卒業生が6人、修士の修了生が1人でした。
在籍期間が重なっていない世代なので、そろそろ誰が誰だったか記憶が曖昧になってきます。

卒展 芸術学

彫刻はいつも通り、立体なら何でも、という感じ。

卒展 彫刻

そんな中で目を引いたのがこれ。タイトルは《呼吸》
一見するとただの妙な物体ですが……

呼吸1

空気を送り込んで膨らませる送風機が一定間隔で作動・停止を繰り返すことにより、ピンと立ったり、へたったりを繰り返します。
間違いない、呼吸です。

呼吸2

高さ3~4mはあるこの物体が動くのに気付いた時のインパクトは結構なものでした。

デザインもファインアート寄りのものから実用的なものまで様々ですが、フォントデザインというのも毎年見る題材です。
今年は2人いました。

フォントデザイン1

フォントデザイン2

野菜や植物の枝を再利用して、紙として漉き、器などにしたもの↓ 食べ物の食べない部分を再利用する、という発想は買いたいところ。
その他、問題意識が比較的はっきりしているタイプは好きですね。

紙作り

卒展 デザイン

今回は簡潔な紹介に留まりましたが、まあこんなところで。
スポンサーサイト

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 大学生活 - ジャンル : 学校・教育

台風4号

本日13時6分に京都には暴風警報が発令されていたようで。
これによってそれ以降、つまり3~5限の授業は中止となったはずですが、3限が始まるのは13時だったため、多くの授業は(先生も学生も)気付かずに行われていたようです。
学内放送で告知するほどのサービスはしていないんですね。

3限が終わった辺りで先生と学生が、「するとこの授業は公式にはなかったのか」等と話している場面が見られましたが、まだ学内にはいつもとそう変わらない数の人が見られたように思います。
メールで教務から来る連絡も、「全学共通科目は休講となります」(じゃあ学部別の科目は?)というのがまずあって、かなり後になってからどうやら全面休講を告げるらしい連絡が来たりと今ひとつ要領を得ませんでしたが、「どうやら先生も学生も来る気配がないし休講かな」と教室の現場での判断が行われ帰宅となりました。
生協でも今日はまもなく閉店する旨のアナウンスが流れていましたね。

何かとやることが山積みであったり疲れていたりする中なので、有難いとは思ってしまいました。
傘が壊れるほどの強風が吹いていない間に家に帰りつけたのも幸いで。
今(22時台)はもう警報など出ていませんが。

前の大学4年間で暴風警報発令という事態があったかどうか、今ひとつ記憶にないのですが、まあ、あったとしても連絡がこれよりマシだったとは思えませんね。開講されている授業が圧倒的に少ない分、処理が早かった可能性はありますが。

そう言えば、「自分の学生時代に比べて事務のお姉ちゃんの愛想が良くなったね」という先生に対して、「それは先生になられたからじゃないですか。今でも悪いですよ」と答えのある場面もありました(私も後者の意見に同意します)。
大学の事務とはだいたいそんなものか……私立大学は商売なのでもっといいという噂もありますが。

時間ができたようなことを言いつつ申し訳ありませんが、本日はこれだけにしておきます。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 大学生活 - ジャンル : 学校・教育

“形而上学”とは

ちょうど前々回記事へのコメントに対する返答を兼ねて、ブログタイトルの話でもしましょうか。

> しーさん

「形而上学(metaphysics)」という語は今では広く使われてはいますが、訳語を見てもなんだかよく分からないものの一つです。
哲学の一部門、と言えばそうですが、その規定は哲学者ごとに様々で、現代では「現実離れした、抽象的な思弁」といった批判的な意味で使われることもあります。

ですがまず、おっしゃる通り、この言葉はアリストテレス(BC384-322)の著作に由来します。

形而上学〈上〉 (岩波文庫)形而上学〈上〉 (岩波文庫)
(1959/12/05)
アリストテレス

商品詳細を見る


形而上学〈下〉 (岩波文庫 青 604-4)形而上学〈下〉 (岩波文庫 青 604-4)
(1961/02)
アリストテレス

商品詳細を見る

訳語の字面を見ていると形而上学に対する“形而下の学”があるのか、という気がしますが、この語の成り立ちは meta + physics ですから、「形而下」に当たるのは physics =物理学となります。
ただし、physics の語源でもあるギリシア語の「ピュシス」は「自然」を意味しますから、『形而上学(メタ・ピュシカ)』と対をなすアリストテレスの著作は『自然学(ピュシカ)』です。

アリストテレス――自然学・政治学 (岩波新書)アリストテレス――自然学・政治学 (岩波新書)
(1977/08/22)
山本 光雄

商品詳細を見る

(※ ↑抄訳)

「メタ」をいうと現代語では「~を超えた」という意味が一般的ですが、ギリシア語の前置詞「メタ」の基本的な意味は「~の後」です。
そもそもアリストテレスの『自然学』『形而上学』はノートのような断片的な遺稿をまとめたもので、内容は重複も多く、必ずしもまとまったものにはなっていません。
そういうわけで、形而上学とは元々「『自然学』の後の著作」という意味だった、というのが通説でした。

 メタ・タ・ピュシカ(「自然学」に属する諸論考の後に位置付けられたアリストテレスの諸論考の総称)という表現のさしあたって純粋に書誌的な意味が後になって、これら後に位置付けられた諸論考に含まれるものを哲学的に解釈した特徴に転じたのだというのは周知のことである。しかしこの転義は、ふつうにこの表現が用いられるような無邪気なものではない。むしろこの転義はこの諸論考の解釈をあるまったく特定の方向に押し進め、そうしてアリストテレスが論じたことの理解を「形而上学」として決定的なものにしたのである。しかし、アリストテレスの「形而上学」の内に取りまとめられたものが「形而上学」であったかどうかは、疑わねばならない。
 (マルティン・ハイデガー『カントと形而上学の問題』)


しかしこれには異論もあって、現代ではあらためて、やはり「形而上学」は最初から「自然を超えたものについての学」として構想されていた、という説もあるとか。

私はこうした議論に深入りするつもりはありませんでしたが、ブログタイトルを付けるに当たってこうしたアリストテレスからの由来を一応念頭に置いていたのは事実でして、通俗的解釈あるいは最近有力な説? に従い、「自然を超えたものについての学」の意味で用いました。
自然学(ピュシカ)の方は「物理学」の語源であることからも分かるように、こちらは自然科学――「もの」についての学であるとすれば、それのみの内には回収されないものについての学、ということです。

カントの場合、形而上学のテーマは「魂の不死・自由・神」であるとしていますが、これも精神的な領域であることはお分かりかと思います(私は必ずしも、これに直接準拠はしませんが)。


……むしろ私としては、高校の「倫理」でアリストテレスについてどんなことが教えられているのか気になりますね…


カントと形而上学の問題 (ハイデッガー全集)カントと形而上学の問題 (ハイデッガー全集)
(2003/11)
ハイデッガー

商品詳細を見る

形而上学―その概念の批判的概観 (1965年)形而上学―その概念の批判的概観 (1965年)
(1965)
安藤 孝行

商品詳細を見る


※ 現代では「抽象的な思弁」として否定的に扱われることも多い「形而上学」ですが、他方で現代哲学者には――ハイデガーを筆頭に――あえて「形而上学」を掲げる人もいて、哲学書や論文のタイトルにもしばしば登場します。
まあ「○○と××」はタイトルの形式としてはもっともありふれたものの一つですが、私の頭の片隅にはデリダの論文「暴力と形而上学」(『エクリチュールと差異』収録)があったかも知れません。

エクリチュールと差異 上 (叢書・ウニベルシタス)エクリチュールと差異 上 (叢書・ウニベルシタス)
(1977/12)
ジャック・デリダ

商品詳細を見る

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 大学生活 - ジャンル : 学校・教育

卒業しました

ついに本日、卒業式を終えました。
在校生としては式そのものを見ることはなかったので、初めてでしたね。
しかも専攻代表での卒業証書受け取りと桑原賞で二度も舞台に上がり、学長から証書を受け取りました。
9時15分からリハーサルがあったのですが、まあ完結に賞状の受け取り方を言われたくらいで、細かい段取りはありませんでした。そのため本番で、壇上で整列した時の並びと授与順が違うといった事態も多少発生しましたが…。
いや途中で順番違うんじゃないかという気はしたのです。ただ席順に舞台に上がると必然的にこうなったのです。専攻代表と桑原賞が専攻によって同一人物だったり違ったりという事情もありましたし。

ところで、卒業証書授与時に変な格好(仮装というか何と言うか)で、立ち上がった瞬間に一同を笑わせたのが一人いました。
大丈夫かと思いましたが、どうも毎年1~数人はいるようです。

卒業式での服装など指定はありませんし、正装にしたって和装であったり正装であったり色々あります。
民族衣装と思しきものを着ている留学生(モンゴル出身)の姿もありました。
「自分ルールではこれが卒業式に相応しい格好です」と言われたら、論理的には反駁は難しい……いや、そんなご大層な話でもありませんが。

ちなみに、大学の卒業式で和装、しかも袴姿の女学生が多いのは、遡ればやはり『はいからさんが通る』の影響なのでしょうか。

はいからさんが通る(1) (講談社漫画文庫)はいからさんが通る(1) (講談社漫画文庫)
(1995/06/02)
大和 和紀

商品詳細を見る


プログラムには「愛知県知事挨拶」もありましたが、実際に来ていたのは代理の副知事(大村知事は外せない用事があったとのこと)。

全学での式では各専攻の代表者に卒業証書が授与されるだけで、その後に各専攻でそれぞれに卒業証書が渡されます(以降のイベントも全て専攻ごとの開催で、私が語りえるのは芸術学の話のみです)。
しかし慌しいことに、私は卒業修了作品集も専攻の建物へ運んでおかねばならず(本来は、式の前に運ぶ手はずでしたが、リハーサルに出席せねばならないため時間が足りず)、さらに作品集および卒業修了制作展の費用の残りを分配する仕事までやらねばなりませんでした。
しかも、各専攻がそれぞれのペースで卒業証書授与をやっているので、各専攻の委員が集まらず、あちこち奔走する羽目になりました。
こんな仕事は事前に片付いていればいいのですが、授業も卒業終了制作展もとうの昔に終わっているのに、卒業式当日でもなければ関係者の集まるはずもありません。

そんな仕事を片付けたところで、卒業・修了生と先生方とで謝恩会に向かいます。
卒業生はこの後で、在校生の主催する卒業生追い出しコンパ(略称:“追いコン”)にも出ることになります。
しかし、昼食にしては午後2時からの謝恩会で豪勢な食事をした後にこれだと、さすがにあまり食欲が湧かず。先生方にも「疲れた」とコンパを辞退される方も。

(本日の流れ)
9:15~  卒業式リハーサル(代表および受賞者のみ)
10:00~ 卒業式本番
11:30  卒業式終了
 (この後、卒業証書授与・生協脱退手続き・学生証返還・委員の仕事など同時進行で)
13:30  謝恩会の送迎者出発
14:00~ 謝恩会
16:00  謝恩会お開き
18:15  追いコンのため集合
18:00~ 追いコン

昼がとりわけ強行スケジュールで、謝恩会の後追いコンまでの2時間のみが空き時間でしたね。

ところで、本日付けで卒業で、入学は4月1日付け。
身分に空白の1週間が生じることになりますね。
卒業したらブログを回想する予定でしたので、そろそろ取り掛かります。
                          (芸術学4年T.Y.)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

卒展開始

卒業修了制作展開催中です。
今日は少し受付もやってきました。その仕事ももうこれで終わりです。

我々芸術学の展示スペースはこんな感じです。卓上に置いてある黒いファイルが卒論です。
部屋は受付から入って回っていくと一番最後。

卒展2012(芸術学)

他専攻の先生から「読みました」と声をかけられている同級生もいましたが、私の卒論を読みましたという話は聞きません。
読まなくていいと言っているのに読もうとした知り合いはいたようですが…まあ嬉しい話です。無理だったにしても。
学会シーズンはもう少し後なので、学会関係者にDMを配るわけにもいきませんでしたし(配ったところでわざわざ来る人はいないとは思いますが)。

こちらは彫刻(一応、不可という看板が出ていなければ、撮影可です)。

卒展2012(彫刻)

専攻によっては、卒業修了制作展の現場で講評をやっているところもありますね。4年生の成績そのものはすでに出ているはずですが、外部から先生を招聘して、ということのようです。
                           (芸術学4年T.Y.)

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
参考文献
私が展開している思考の拠り所など(一部)。
スポンサー広告
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。