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学内の生態系

『敷居の住人』の話でまだ続けようかと思ってましたが、予定を変えて大学構内の話をお送りします。

クモが多いのは何度も言ってきましたが、ちと多すぎやしませんか?
たくさんのクモ
巣に引っ掛かってるゴミもあってどれがクモなのか、写真からは何匹いるのか判断しづらいですが、2m立法の中に4~5匹はいたと思います。
街灯や建物の周辺は、夜になると虫が光に集まってくるので餌がかかりやすいという理由もあるかも知れません。あるいは、網が張りやすい場所は集中するのかも。しかしそれにしても、普通、山道で木の間がクモの巣だらけということはありませんが、本学のキャンパス内で木の間など通ると確実にクモの巣にまみれることになります。

その一方で、以前も触れたもう1つの謎――大学の猫は、人がいない時には何を食べているのか?
確かに、大学猫は(個体によりますが)しばしば飼い猫よりも人に慣れていて、触られても大人しく、動くものにもほとんどじゃれなかったりします。そして、食事をしている人の足下にやってきて、食べ物を貰っていきます。
学内の猫がトカゲを追い回している写真を撮った人がいましたが、猫は手で押さえても、結局逃がしてしまったようです。自力で餌を捕っているようには見えません。
しかし、飼い猫には(餌は貰っているので)食べもしないのに獲物(小鳥であったりネズミであったりゴキブリであったりetc...)を捕まえて飼い主のところに持ってくるものがたくさんいると言います。果たして、本当に狩猟本能は眠り込んでしまうものでしょうか?

そしてこれだけ自然が豊かでありながら、なぜ意外と鳥は見かけないのでしょうか?
いえ、今日もよく聞いていると、虫の声に混じって鳥の声らしきものも聞こえましたから、いないことはなさそうです。しかし、餌となる虫が多い割には…

 猫が鳥を捕る
  ↓
 虫を食べる鳥がいなくなり、虫が栄える
  ↓
 餌の虫は多く的の鳥はいないので、クモが増える


これは必ずしも私の思いつきではありません。

捕食者なき世界捕食者なき世界
(2010/09)
ウィリアム ソウルゼンバーグ高槻 成紀

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「緑の地球仮説」というのがあります。「草食動物が増えすぎて植物を食べ尽くしてしまわず、地球が緑であるのは、肉食動物が草食動物を捕食して数を抑えているからだ」という説です。つまり、生態系のバランスのカギは、ある種の肉食動物である、ということです。
この仮説自体は数十年前の教科書にも載っていた古いものですが、この仮説を実証するような観察が実際に登場しているというのですね。
シカが増えて木の芽を食い荒らすというのは、林業関係者の間では今やどこでもあるような話ですが、それもオオカミがいなくなったせいではないか、と。
この『捕食者なき世界』という書物は、そうした現実を示し、さらには人類によって数多くの大型捕食動物がいなくなった地上でいかに大きな異変が起ころうとしているか、という問題を提起しています(と言うか、そういう研究をサイエンスライターである著者がまとめたものです)。

まあ、この話が本学に当てはまるのかは、まだ何とも言えませんが。目に付く限り数頭の猫でそこまで、という気もします。

(おまけ)
カマキリ
もう1つ、虫を捕食する昆虫のカマキリも、見るからに腹に卵を抱えた大きなのが。窓と網戸の間にいました。
                           (芸術学3年T.Y.)

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鳴く生き物たち

相変わらず暑いのですが、気が付けばセミの声はツクツクボウシに交代しました。
夜、帰路につくと、リンリンと虫の声は聞こえてきます。
(いずれも、大学のある長久手にて)

本日の午前中は大雨でした。ただ、本日の講義は昼からで、その頃にはかなり小降りになっていたので、朝の内から大学に来てしまって損した気もします。空調やPCの動作環境などが良いという理由はあるものの…
ただ、その途上でカエルを見ました。こちらが近付くと飛び跳ねて道の脇の植え込みに逃げ込み、こちらもその動きで初めて気付いたので、姿が見えたのは一瞬でしたが、確かにカエルです。

実は毎年、初夏の頃には夜になると周囲から大量のカエルの声が聞こえていました。何しろ、大学の敷地内に入ってしばらくは道は池沿いですから。
しかし声はすれども姿は見えず…虫だとかトカゲだとかはしょっちゅう見るのですが、カエルの姿はなかなか見られませんでした。
まあ、カエルはトカゲ等の爬虫類や虫よりも乾燥に弱い生き物で、道のすぐ脇に水が流れているわけではないので、当然と言えば当然でした。真夏に入ればなおさらで、特に日光で焼けたアスファルトの上などに現れたら一瞬で焼きガエルになってしまいます
ですから、雨の日というのはカエルが路上に現れる機会ではありました。

そして夜…前方1~2mのところを脇にピョンピョンと逃げていく影が。
暗くてよく見えませんが、明らかにいます。結局数分の道のりで4~5匹と行き会いました。
そんな中、足下から逃げないでいるらしい奴が1匹だけいたので、フラッシュを炊いて撮影に成功です。

アカガエル?

左上にマンホールの縁が写っているので比較すれば検討が付きますが、まあ全長数cmくらいでしょうか。形から言ってもアマガエルではなく、アカガエルの類でしょうか? (まだ詳しく調べていません)
                           (芸術学3年T.Y.)

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抜け殻・貴重本

もう大分前(7月末)ですが、大学に行った時に撮った写真です。
立て札にセミの抜け殻1
この立て札の右上に注目。
立て札にセミの抜け殻2
セミの抜け殻ですね。
セミは高いところに登って羽化する訳ですが、登ろうとしたものがこんなに低いとはつゆ知らず、でしょう。少し横に移動すればまだ上があるのか、セミの視界からは分かる由もなく(まあ分かったところで、セミの幼虫に「下りて別のところに登る」という行動はないと思いますが)。

そう言えば昨年の7月頃にも、夕方に地上に出て来て(ちょっと時間帯が早い気がしますね。気の早いセミ?)、引っ繰り返ってもがいていたセミの幼虫を発見したことがありましたね。そばの気に留まらせましたが、「もういいだろう」とこっちが思っても、ひたすら登っていきました


話は変わりまして、今度入手した本。
etudes bergsoniennes
発行が1949年で、昔のフランス綴じ
フランス綴じ
つまり、買ってから読者がペーパーナイフで切る訳です。
今手元にペーパーナイフがなかったかも知れませんが…加えて、製本の方が劣化しているので、うかつな扱い方をするとバラバラになりかねません。

もちろんこんな古いものは古本屋からの入手になりますが、それでまだ誰も開いて読んでいないというのは珍しいかも知れません。
とは言え、資料として買ったからには開いて読まねば仕方ありません(すぐには読む予定はないので、その間に同じ内容が別の形で手に入れば話は別ですが)。もったいないかも知れませんが…
ネットで色々な古本を買っていると、たまにこういうこともあります。

他にも色々考えていたことはありますが、軽度の頭痛のせいもあり、とりあえず今日はここまで。
                           (芸術学3年T.Y.)

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今年の虫

今日はクワガタムシのメスと思われるものを見付けて拾いました。
クワガタ・メス
去年虫のいろいろで見たのと同じコクワガタではないかと思います。場所もほとんど同じところでした。どうやらここにクワガタが生息していることは、かなり確かなようです。
部屋まで持ってきて写真を撮った挙げ句、苦そうと思って窓べりの外に置いたら落下していきましたが、その後どうなったのでしょうか?虫からすると、元いた場所から100mも移動させられたら、相当戸惑っているかも知れません。

虫と言えば、夜の大学でかなり大量の蚊が壁にとまっていました。明かりに寄ってきたのかも知れませんが、不思議なことに側を通る人のところに来て誘うとする気配はあまりありませんでした。もしかしてオスの蚊だったとか? (※ 人の血を吸うのは、産卵のための栄養が必要なメスだけです) とすれば、叩き潰したり「壁面に殺虫剤でも塗れば…」等と言うこともなかったのかも知れません。

ところで(例によって例のごとく脈絡のない話ですが)、学内には画材店があるものの、午前10時開店で午後4時閉店です。朝の始業時にはまだ開いておらず、4限目終了とほぼ同時に閉店です(せめて4限目終了後の休み時間の間開いていてくれたら…まあ上手くいけば4時過ぎに駆け込めたこともありますが)。
何か買い忘れたとか、そもそも画材店にはないものを材料として使おうとなると、大学近辺に商店はほとんどありません。とは言え、リニモで二駅も行けばアピタもありますし、帰る途中では我が家の近所にも商店は色々あります。が、私の場合、夕方になると家に帰り着く時間のちょっとした前後が夕食にも大きく影響しますので、帰れるものならばあまり大きな寄り道はしなくないのです。夕食後に買い物に出掛けて…等と思っていると、まあ間違い無く忘れますね。徒歩15分近いところに出掛けるのは微妙に面倒でもありますし。
という訳で、明日どうするかはまだ未定です(その材料がなければ出来ないと限った訳ではないのですが)。
                           (芸術学3年T.Y.)

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久々の自然観察

…とは言え、あまり見て気持ちの良いものではないかも知れませんのでご注意を。

小さなクモがびっしり固まっていました。この塊全体で3~5cm位だったかと思います。
クモの子
「クモの子を散らす」という言い回しは、この塊をつついた場合のようなことを言うのでしょうか。いえ私は結局散らしませんでしたが。

すぐそばにもう1群、塊がいました。
しかし、こうやって固まっている理由としてまず考えられるのは「卵から孵(かえ)ったところ」なのですが、この時期になって孵化するクモとはどんな種類なのでしょうか?
クサグモ、オニグモ、ゴミグモ辺りは既にもう少し大きくなったのが巣を張っているのが見られるので…するとジョロウグモ? あの、とりわけ大きな巣を張るクモが、意外に生まれてくるのは遅いんですねぇ。

ところで、愛知県は「日本一クモが多い県」だという噂を聞いたことがあります。「多い」というのは多分「種類」のことだと思いますから、ただちに数が甥かどうかは分かりませんが…

・クモは好きだと思うか
・嫌いだと思うか
・人間にとって有難くない虫(蚊など)を食べるのでクモは良いと思うか
・むしろそれだけ餌になる(有難くない)虫が多いのだと考えるか

そして、目の前を飛んで行って灌木に止まったバッタ。
バッタ
外見からするとトノサマバッタかと思いますが…通常のトノサマバッタはもっと緑色っぽいと思っていたんですが、茶色っぽいのは単に個体差でしょうか。大発生時のように密度が高くなると色が茶色いだけでなく、スリムで移動能力が高く、しかも凶暴なタイプに変わるのですけれど、バッタが大発生しているという話は聞きませんし。

それから、ちょうどカメラを持っておらず写真は撮れなかったのですが、学内の池に(見えら限り)1匹だけカメがいました。見た感じアカミミガメの子供、つまり通称ミドリガメと言われる奴だったのではないかと思います。水から少し離れたところにいたのですが(池として掘られたスペースの3分の1くらいは普段は干上がってます)、数分後戻って来るともう姿は見えませんでした。カメの歩みを遅いものとあまり見くびってもいけないかも知れませんね。
池の縁は段差になっていますから、そこから出て行ったとは考えにくく(誰かが持って行ったのなら話は別ですが)、池として掘られたスペースの中にはそうそう隠れる場所はありません。池自体も小さくて浅いので、水中にいても見付からないかと思ったのですが、その時は見辺りませんでした。が、後日水中に立っているのを発見。
                           (芸術学3年T.Y.)

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
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