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シネコンの時代

映画の話続きで。
私のようにかなり映画に疎い方の者が今更言うことでもありませんけど、映画館はすっかりシネコン(シネマ・コンプレックス――1つの施設に複数のスクリーンがある映画館)中心になってますよね。
5年前「ハウルの動く城」を観に行った時には、映画館のあるビルの上から下まで階段に伸びている行列に並んだ記憶があるんですが、今やそういうことも無くなりましたね、同じジブリ作品の「ゲド戦記」や「崖の上のポニョ」でも。チケット売り場で15分も並べば時間のかかった方で。(5年前の時点で近所の映画館は潰れていたと思うので、既に個別の映画館が斜陽の傾向はあったんですが)実は詳しい仕組みはよく分からないんですが、シネコン形式だと観客動員数に合わせた規模のスクリーンの確保も、チケット販売や入場の回転もずいぶん効率的になってるんだと思います。

そもそも公開期間が昔のように限定されず、任期作品の長期上映も可能になったことがメガヒット作品が生まれる大きな要因となっていることは、斉藤守彦『宮崎アニメは、なぜ当たる』(朝日新書)という本に割と詳しく触れてありました。
私がこの本で感心したのは、こういう「映画業界の状況」や「広報のあり方」といった現実的・社会的な要因を極めてまっとうに考察していたことです。作品の内容を扱う「批評家」や「(社会科学でなく人文科学系の)研究者」は往々にしてこういう部分に弱いことがあって、「なぜ売れたのか」「なぜ人々に受けたのか」「自分はこの作品の特徴を何打と思うのか」という点を一緒くたにしている例もまま見ます(勿論、皆がそうだという訳ではありません)。この辺は自戒をも込めておかなければいけないことですけれど。
相変わらず何の話をしているのかよく分かりませんが、今日はこれにて。
                           (芸術学2年 T.Y.)
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テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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