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辞書の引き方と色々

先日の記事はタイトルがタイトルだけにどうだったかな、と思います。
「ものを知らない」子達をバカにしてる気はないんですが、やはり上から目線に見えますね。

予備校でも「今の勉強法で大丈夫か? こういうのはダメだ」というのはよく言われることですが、辞書の引き方を直接言われた覚えはなくて、結構盲点になってるような気もします。
英和辞典のような二言語辞書は基本的に、最初に「よく使う訳語」が載ってるんで、急いでいる受験生はとりあえずそれを英語を日本語に置き換えていこうとするんですが、それでは意味の通らない訳文を量産するだけでまずい、というのは専門家からは言われてることですね(例えば山田雄一郎『英語力とは何か』大修館書店)。文法上どういう使い方をして、どの使い方の場合どういう意味になるか、そして(訳語というのは1つの参考であって)どういう意味合いになるか、そこを考えないといけないんですね。
その点日本の英和辞典というのは確かに大変発達していて、肝心な用法が載っていないことはまずありません。マイナー言語だと本当に、一語につき一行で一~数個の訳語が載ってるだけの辞書があって、本当にこれだけあってもどうにもなりません。
こういうことを話した結果、「辞書を作った人って凄い」と思い、道具の使い方の大きな可能性を見て貰えるなら、やり甲斐もあります。
逆に言うと、学ぶ気のない人だけはどうにもなりませんが。
こういう楽しみが互いにある、ということも含めて話をしたかったのですが…

さて、今日は(曜日によって授業コマ数が変わることを避けるためか、休みを振り替えて一箇所にまとめていることが多いので、本当に珍しく)祝日だったので、三重県まで行って来ました。目的は三重県立美術館の「未来への贈りもの 岡田文化財団寄贈作品展」です。
豊橋市美術博物館に行こうかとも思ってたんですが、三重の方は今日までだと気付いて、急遽予定を変えました。行き当たりばったりですね。
ゴヤ、モネ、ルノワール、シャガール、曾我蕭白といったビッグネームが並んでましたが、その作家の中では特に名作という訳ではないので、やはりと言うかあまりパッとしないものも多かった気もします。
(画面の大きさから言っても)目立っていたのは蕭白の襖絵二点でしょうか。墨絵なんですが、墨は重ねるとどんどん色が濃くなってしまうので、例えば松の枝の手前に孔雀の首が重なっているのを描くような場合、ちゃんと孔雀にぶつかる所で松の筆運びを切っています。当たり前のようですけど、一見荒々しい程の勢いがあり、しかも切った所を挟んでちゃんとその勢いが続いてるように見える訳で、そこはさすがです。
                           (芸術学2年 T.Y.)
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テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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