オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
自動車学校と大学
8月いっぱいでというのは厳しそうだったので(9月に入ればすぐ集中講義が始まります)、フリープランで、授業のある日でも都合に応じて通える形です。
自動車学校というのはまず時間厳守で、技能教習は開始2分前に配車された車に行かなければなりません(初回から怒られました)。学科講習でも遅刻・居眠り・雑談は厳禁です(早速、居眠りでイエローカードが出ました)。
何となく肌に合わない気はします(まあ、大概の人が自動車学校に行くのは「免許を取るために必要だから」であって、自動車学校が「自分に合う」「好きだ」という人はあまりいない気もしますが)。学校では朝始業20分前に来てるのに、2分前に行かない方も行かない方なんですが。
どうも考えてみるに、何で自動車学校がそう厳しいのかと言えば、免許を出すには「これだけのことはちゃんと教えました」と保証できなければいけない、だからなんですね(検定試験もありますけど、それに加えて)。
それが肌に合わないというのは、要するに私がいかに非社会的(“反社会的”ではありません)な人間かということで、俺は一歩大学を出るとまるっきりダメだなあ、と思わざるをえません。
むしろ、自分にあまりにも“大学適性がある”ことに驚きますね。周りからもそう思われていて、「(外ではダメでも)大丈夫ですよ、学者方面の道がありますから」と言われる始末です。つまり生涯大学暮らしと。まあ、本当にそれが可能だったらいいんですけど。今や大学教員への就職も狭き門ですし。
ただしこの「大学適性」というのは「緩んでる」とか「遊ぶ」ということではありませんよ。「学問をする」ことだと言いたいのは山々ですが、自分でそう言うのも引っ掛かりがありますし、大学のもう1つの役割「教育」も含めて「学び」に関すること、とでも言いましょうか。
誰にも“適性”がある訳ではないにしても、こういう「別の価値観を持った世界」があることは、折角大学に来ているからには感じて欲しいと思います。それも了見を広げる内ということで。もちろん、外の世界のルールを無視する理由にはなりませんが。
(芸術学2年 T.Y.)
| ホーム |
テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育| ホーム |