オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
甘い関係のようで…
このブログの場合、(少数とは思われるものの)中高生からご年配の方まで読者がいるので、そうした方々のことを思い浮かべつつ、結局誰に向けて書いているのか未だによく分かりませんが……少なくとも、メインとなったサブカルチャーネタにしても、その作品を知っている人にしか分からないような書き方ではなく、未見の人にも興味を持ってもらえることが万が一にもあればいいと思って書いてはいます。
まあ成功してはいないかも知れませんが。未見の方は長々と説明されてもやはり興味が湧かないかも知れませんし、作品名などで検索してこのブログに辿り着く方(少しずつ増えてはいるようです)は、その作品を知っての上で他人の感想を見に来るケースの方が多いのではないかと思いますから。
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等と言いつつ、過去記事で書いたことを繰り返したいかというとそうではありません(内容的に繰り返しになることもありますが)。同ブログ内を調べれば分かることは読者次第、ということで。
そんなわけで(?)今月のコミックビームです。
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気が付けば志村貴子『放浪息子』が連載10周年で、雑誌の巻頭カラーを使って7人からの寄稿を集めたスペシャル・トリビュートが掲載されています。
連載期間は10年ですが、登場人物は当初小学5年生だった修一達が現在高校1年生ですから、作中時間の経過は5年くらいですね。一時期はリアルタイムに合わせて進級していた気がしますが、あれは中学生編の間限定だったでしょうか…? (現在単行本が手元にないので確認できず)
トリビュートの寄稿メンバーはアニメ版スタッフのあおきえい(監督)・岡田麿里(脚本)、それに同業者の青木俊直、イシデ電、岩岡ヒサエ、谷川史子、ふみふみこという面々(敬称略)です。

(『コミックビーム』2012年12月号、エンターブレイン、pp.4-5)
『放浪息子』本編は、前回ラストから直接の続きではないものの、前回から修一と安那の関係という部分を引き継いでいます、珍しく。
芸能人としての仕事に忙しい様子の安那に、修一はもしや別れた方がいいのではないかと思います。

(志村貴子『放浪息子』、同誌、p.8)

(同、p.10)
しかし、気遣うところかいきなりこう切り出して、安那にどれだけ執着があるのか疑問を抱かせる辺りが何とも彼の宇宙人なところ。
もちろん、「大事な時期」なのは「仕事はじめてからずっと」だと返す安那。
そして……

(同、p.15)
『敷居の住人』でセックスに至った時の千暁はもう一学年上だったか、等と思いつつ、何となく不安定さを感じさせる二人。はてさて…
竹本泉『あかねこの悪魔』は休載です。
後は、連載3回目となるおおひなたごう『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』が面白い。
今回はカレーの食べ方が分からない男の話


(おおひなたごう「目玉焼きの黄身 いつつぶす?、同誌、pp.168-169、クリックで画像拡大されます)
しかし、紙が変わって雑誌は薄くなりましたが、その分透けが目立ちますね……
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