オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
世の中が広いのやら狭いのやら……
まあ密閉性の高いマンションでは十分に過ごすことはできるのですが、本当に寒くなるとエアコンというのは弱いもので、特に(冷たい空気の方が重いので)床周辺は冷えたままだったりします。コストがかかる割に。
実家にはエアコンが無く炬燵頼みでしたが、その方が暖かいのも事実。しかしスペースを考えるとこのマンションに炬燵を入れるのは……ベッドも避けて布団で寝るのを通しているというのに。
今日は選挙のはずが、まず「選挙のお知らせ」葉書が来てたかな……と首を傾げるところから始まりました。
あまりにもうんざりしていたのでその存在をシャットアウトしていたのか…
葉書が無くても投票ができるシステムですが、まず投票所の場所については選挙管理委員会のサイトを見ても「葉書をご覧下さい」とある始末。
まあ、それでも投票はしてきましたが。
自民党の大勝は他に選択肢がなかったことを思えばやむなし、というところでしょうか。
しかし、今更のように話を遡りますが、そもそも1994年に小選挙区制が導入された時の謳い文句の一つが「二大政党制を推進する」ということでした。
イギリスやアメリカの例から「欧米では二大政党制が普通」と嘘を並べ立てたのは誰だったのでしょうか(たとえばスウェーデンはスウェーデン社会民主労働党の一強ですし、フィンランドは逆に有力政党が三つあって、一党が過半数を取ったことがありません。右翼政党「真正フィンランド人」党が政権に食い込んでもフィンランド人は概ね好意的だったと言いますが、これもいきなり第一党になったわけでなし、たまには新しいのもいいか、という面があったのでしょう)。
有力政党がいくつだろうが、しょうもない政党ばかりでは無意味なんですけどね。
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はい、以下は例によってオタク話です。
先だって『セックス・バトルロイヤル!』のテーマが「童貞」と判定しましたが、これは実はそう奇矯な話でもありません。
『このライトノベルがすごい! 2013』でも「キャラクターズピックアップ」の項には「DT(童貞)」のページがありました。

(『このライトノベルがすごい! 2013』、宝島社、p.23)
(……)なぜか今年の新作はDTテーマが多数ありました。なんででしょうか? 30過ぎると魔法使いになれるからなんでしょうか? とにかくDTは力の源らしいです。(……)
30過ぎて童貞だと魔法使いになれる、というのは都市伝説というかネットスラングの類ですが……とにかく、これが言葉の綾ではなく、文字通りに「童貞が力の源になる」という設定の作品が少なからず見られたのは事実。
ただし、このキャラ紹介、イラストを見れば明らかなように、実際に取り上げられているのは「童貞の男を狙う、あるいはからかう美少女キャラ」であり、最後に「え? DTキャラの紹介じゃない? そんなん楽しくないやん!」(同所)とあります。
「美少女キャラを取り上げた方が“楽しい”」という安易さから「童貞」をめぐるイメージの興味深さに目を向けない辺りが現状を物語っている気もしますが…。
さて、ここでも取り上げられており、作品ランキングでも27位の『覇道鋼鉄テッカイオー』の主人公は童貞のみが使える武術・童子功の使い手ですが、そんな武術の使い手となることを選ぶ者など「いるわけがない」ことが本文冒頭から「当たり前だ」と書かれます。
どうも、セックスに興味のない人間や同性愛者が世には一定数存在する、という事実は念頭にないようです。
これに対して、『羽月莉音の帝国』にはさり気なく印象深い場面があります。
「あれだけ女の子に追われてるのに、彼女を作る様子もないな。今なら人気タレントと噂になっても驚かないが」
「アイツの場合、想像上の彼女でもいたりするのかも」
「そういや、前に言ってたなぁ。いつか魔法使いになるんだって」
「なにそれ?」
「わからん」
「恒太なら、もう魔法使いなんて超えてるけどね」
(至道流星『羽月莉音の帝国 6』、小学館、2011、pp.237-238)
ここでは「魔法使い」というネットスラングのことすらよく知らない人物の口から、恒太の常識外れさが実にさらりと述べられています。
この際、性的マイノリティに対する配慮といった政治的正しさのことは言いますまい。また、作品そのものの面白さも別問題です。
しかし、「色々な人間がいる」世の中の広さを描いているのがどちらかは、言うまでもないでしょう。
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