スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

常識に挑め

『苺ましまろ』という漫画については、以前通りすがりに少しだけ触れました。
執筆ペースが下がり、半ば諦め忘れかけていたのですが、4年ぶりに新刊が出ました。

苺ましまろ 7 (電撃コミックス)苺ましまろ 7 (電撃コミックス)
(2013/03/27)
ばらスィー

商品詳細を見る

いやもう、質は相変わらずでした。
淡々とした日常の中で、小学生らしい奇行のようでもあり、小学生にしてはレベルが高すぎるようでもあるギャグが展開されます。もっとも、その九割五分は松岡美羽一人に依存していますが…

苺ましまろ7巻1

苺ましまろ7巻2
 (ばらスィー『苺ましまろ 7』、アスキー・メディアワークス、2013、pp.27-28)

漫画的表現としては「あり得る」がゆえに作中では現実の光景なのかと思わせておいて、実は「実際にはできないから作中人物が絵に描いただけ」というこの展開、ある種漫画表現の文法に挑んでいます。
これは、現実にシュールなことが起こり、人物の顔も姿もどんどんデフォルメする『日常』(あらゐけいいち)とは好対照をなしています。
ただ惜しむらくは、この7巻では(作中画ではない)実際の場面についてもデフォルメが若干目立つ箇所があって、その分この落差が弱まっていることでしょうか。
ただ、それでも十分に可笑しい。
スケッチブックに続いてこんな凝ったネタも。

苺ましまろ7巻3

苺ましまろ7巻4
 (同書、pp.28-29)

相変わらず学校教科のルールにも挑みます。

苺ましまろ7巻5
 (同書、p.83)

算数のルール、それはこういう現実的なことを忘れるということ。

もう一つ。

苺ましまろ7巻6
 (同書、p.84)

絵を描けばやたら上手いのにこういうネタになる辺り、並大抵のこだわりではありません。
しかもまるでクトゥルーのような凝った修辞と漢字も小学生にしてはやたらとレベルが高いですし。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 大学生活 - ジャンル : 学校・教育

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
参考文献
私が展開している思考の拠り所など(一部)。
スポンサー広告
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。