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その毛虫は安全か?

私が子供の頃、桜の木によくいるのを見た毛虫は青っぽい色に斑模様でした。
図鑑を見て、オビカレハだろうと同定していました。

ちなみに毒はなく、触っても平気です(遊びで触っている子もいました)。
漫画などを見ると、桜の木に登って毛虫に刺されたという類の描写を結構見ますが、「毛虫は刺す」という不正確なイメージに基づいて描いているんじゃないか、と思っていました。

が、最近、どうも「サクラケムシ」というと代表的なのは別の種類なのではないか、という疑惑も生じました。
内山昭一氏の『昆虫食入門』はツマグロシャチホコの幼虫を「サクラケムシ」と呼んでおり、しかもこれは食べられる(上品な桜の香りがする)とのこと(つまりもちろん、毒はありません)。
ツマグロシャチホコを調べてみると、黒っぽい体色に白い毛のある毛虫なのですが……こんなのいたかな。
大学キャンパス内で毛虫を見ないということはありませんし、サクラの木にも毛虫はいるかも知れませんが、簡単に捕まるほど発生したら業者が駆除しそうな気もしますしね。

その際についでながら調べてみたところ、たとえばドクガもサクラを食べる、つまりサクラに「刺す毛虫」がいる可能性はないわけではないようです。
ただ、サクラによくいる毛虫はそれではない気はしますが。

昆虫食入門 (平凡社新書)昆虫食入門 (平凡社新書)
(2012/04/15)
内山 昭一

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5月の読書メーターのまとめを貼ってみます。
34冊8076ページとのことですが、登録時点で読書メーターにページ数のデータが入っていない本が何冊かあったので、ページ数は低めに出ているのではないかと思います(登録後に本のデータを更新しても、読んだページ数グラフに変化はありませんでした)。

2013年5月の読書メーター グラフ

ずっと月30数冊、1日1冊強で来ていますね(漫画や数ページのWeb小説等も含めて、ですが)。
先月はフランス語で3冊読了している辺り、ようやく少しは真面目に勉強している感じになっています。
作品の画像と感想が並ぶのは長ったらしくなるので、追記部分に貼っておきます。

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:8076ページ
ナイス数:279ナイス

兄が妹で妹が兄で。(2) (KCx(ARIA))兄が妹で妹が兄で。(2) (KCx(ARIA))感想
入れ替わった兄妹がカップルに。兄の身体の妹が強烈なキャラになっていたが、まったく天然で言い寄ってくる男を相手にしている兄もなかなか。
読了日:5月31日 著者:車谷 晴子
すずみんは肉食系火竜 (ファミ通文庫)すずみんは肉食系火竜 (ファミ通文庫)感想
人間の中に「竜」の力を持つ者が一定数存在する世界にて、白石鋼平は高校から「竜科」に通うことになる。隣家の幼馴染・穂村すずみは普通の人間だったはずだが、突然火竜に覚醒してしまい……。ストーリーとキャラはオーソドックス、主人公とヒロインがすっかり公認カップルとなっているのが特色だろうか。クラスメイトはいい奴揃い、終盤では敵が登場してのアクションがあるものの、最後は敵とも「落とし所」を見出す、安心できる物語だった。
読了日:5月31日 著者:西野吾郎
DAGASY 放課後超能力戦争(1) (ガンガンコミックスONLINE)DAGASY 放課後超能力戦争(1) (ガンガンコミックスONLINE)感想
炎を発する超能力で自分の服が焼けて裸になるというエロくもアホらしい設定に脱帽。主人公を敵の刺客と思い込むヒロイン・灼姫の暴走(しかも読者には当初、何と戦っているのかも不明のまま)により何だかよく分からないまま話が引っ張られているが、1巻の最後まで読んでも灼姫が敵視していた生徒会長は黒幕ではない可能性が高いし、事態は今ひとつ見えないままだった。
読了日:5月30日 著者:日日日
いろいろとかゲームとか (バンブーコミックス)いろいろとかゲームとか (バンブーコミックス)感想
特に前半の『いろいろめもー』(エッセイ漫画)は字が細かく情報量が多くて読むのに時間がかかった。ネームのみが存在していた未公表作品、ゲームのマニュアルの漫画など貴重なもの多数。FFVIIの発売当初とか和田慎二先生のことなど現実で流れた時間の厚みに驚愕。『ルプ☆さらだ』のおじさんの嘘話が実に懐かしい。
読了日:5月30日 著者:竹本 泉
紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)感想
中盤で「警告しよう――ここから物語は急転する」とある通りの激動の展開に入る。内容が内容だけにモノローグが多いが、イメージ映像も含めた演出が成功しておりよく馴染んでいる。ついでながら、原作の感想は http://aichikengei.blog40.fc2.com/blog-entry-877.html にて。
読了日:5月29日 著者:うえお 久光
ホラーアンソロジー2 “黒" (ファミ通文庫)ホラーアンソロジー2 “黒" (ファミ通文庫)感想
今更だが一部読んでいなかった話もあったので、読了して登録。ホラーかどうかは疑問なものが多いが幽霊ネタの比率が高い。「鶴見さん」まずまず怖いが仕掛けには前半で気付く。「こんな夜には」どちらかというとボーイミーツガール。「彼女はそこに~」一番はっきりした怪談だが定番すぎて弱い感も。「平家さん」昼の幽霊と夜のおっぱいという対比が秀逸。「彼女はツカれて~」これはラブコメ。「眠れずの部屋」恐怖の実態を明瞭に描いている、というべきか。「クローズドアンツ」身体イメージの不気味さは相変わらずだが、話としては青春小説。
読了日:5月28日 著者:日日日,ほか
つきたま 2 ※公務員のお仕事楽しいです (ガガガ文庫)つきたま 2 ※公務員のお仕事楽しいです (ガガガ文庫)感想
主人公が公務員として「安定」を強調しすぎるのは通俗的な期待に答えるイメージというか、やりすぎてカリカチュア臭がする。今回はつきたまの捕食など衝撃的な生態がわずかながら明らかに。読者としてもこれがイレギュラーであるのがよく分かる辺り、この世界の常識をちゃんと定着させるよう描いているのだろう。これほどのことが知られていないはずはない――と思うのは甘い、馴染みある人には馴染みあることが、主題的に観察すると見えなくなることもある、そんな話。しかし、全て見透かしたような顔をしているエナの妹は本当に謎。
読了日:5月28日 著者:森田 季節
黒猫の水曜日 Wednesday in Chat Noir (黒猫の水曜日シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)黒猫の水曜日 Wednesday in Chat Noir (黒猫の水曜日シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
一言で言えばスパイアクション物。空から女の子が落ちてくるボーイミーツガールストーリー、ただし女の子の方が主人公。…と思いきや、後半はかなりのどんでん返しもあり。最後では、二人の関係の今後についてもかなり不穏なものを感じさせる設定に。しかし正臣の方の人物像や周辺の連中の背景については今ひとつよく分からない、あるいは印象が弱い感も。
読了日:5月27日 著者:地本 草子
L'union De L'ame Et Du Corps: Chez Malebranche, Biran Et Bergson (Bibliotheque Des Textes Philosophiques)L'union De L'ame Et Du Corps: Chez Malebranche, Biran Et Bergson (Bibliotheque Des Textes Philosophiques)感想
モーリス・メルロ=ポンティ『心身の合一―マールブランシュとビランとベルクソンにおける』。心身問題というトピックについて3人の哲学者を取り上げた講義。ただ、取り上げられている3人の哲学者についてある程度の予備知識は要求される一方、メルロ=ポンティの立場からの批判もありつつ、彼自身の立場が詳しく述べられるわけでもない。4人の少なくともいずれかについてある程度知っている人向けの文献というところだろうか。争点は分かりやすい。
読了日:5月27日 著者:Maurice Merleau-Ponty
魂の変容――心的基礎概念の歴史的構成魂の変容――心的基礎概念の歴史的構成感想
「心」「対象」「感情」「想像力」「志向性」という5つのトピックについて、概念の歴史的変遷を辿ると同時に、アリストテレスに見られる現代とは異なる考え方と、その現代的可能性を提示する。想像以上に面白くて一気に読んでしまった。引き合いに出されている現代哲学の議論の多くは分析哲学のものだが、現象学のキー概念である「志向性」を扱っていることからも分かる通り、扱われている問題の射程は広い。古代哲学はもちろん、現代哲学の研究者も必見の一冊。
読了日:5月27日 著者:中畑 正志
デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)感想
借金を抱えた女子高生が傭兵となるガンアクション小説…なのだが、仕事は戦争ではなく暗殺、しかも敵はハンバーガー屋のマスコットの道化師。こうした非合法な仕事が可能になる背景が、日本が内乱を経験し治安が乱れているという設定。なぜマスコットを狙うのかと言えば(かなり無理矢理だが)ハンバーガー業界の闘争がある。だが、内乱を経験して「一つの日本」こそが「ファンタジー」と化している所で国内企業vs外資という構図が出てくる辺りに現代の問題が表れているようでもあり。ロナウダは実に怖い敵だが、哀しい人だった。
読了日:5月25日 著者:アサウラ
魔法少女育成計画episodes発売記念特別短編 スノーホワイト育成計画魔法少女育成計画episodes発売記念特別短編 スノーホワイト育成計画感想
今回のWeb短編は予想外のボリューム。今回は無印とrestartの間の時期のスノーホワイトとリップルを描く。リップルに関しては無印のエピローグを除けば初めて描かれる後日譚。episodesが死んでいった魔法少女たちの物語という面が強くて生き残り組の出番は少なかったので、その発売記念短編としては実にしっくり来る。珍しくと言うべきか一人称文体で、新登場の魔法少女の視点で描かれるが……魔法の国を改革しようという目的は多くの者が賛同するだろう、しかしだからといってそれが善とは限らない。
読了日:5月24日 著者:遠藤 浅蜊
学力幻想学力幻想感想
ゆとり教育や学力低下を巡る議論が、子どもの側の「学び」のみを考える「子ども中心主義」と、「みんなやればできる」と考える「ポピュリズム」という二つの「学力幻想」の内にあり、それによって覆い隠されている問題があるという指摘から。対する見方として、アレントに基づいた、「学び」の社会性に回収されない「教え」の公共性、アガンベンの「潜勢力」概念などを引用。これらの概念が教育論でこういう使われ方をするのかと、結構意外。もちろん問題は容易ではなく、特に実践は困難を含むだろうが。
読了日:5月23日 著者:小玉 重夫
ノノメメ、ハートブレイク (ガガガ文庫)ノノメメ、ハートブレイク (ガガガ文庫)感想
「一生女性にフラれ続ける」不幸を運命付けられた少年・東雲芽吹と、彼が不幸に遭うことで発生する金色の霞を(神々の嗜好品として)回収する任務を負った下っ端の神・天王州(無表情で毒舌な美少女)の物語。バカで前向きで、神に運命を告げられても認めず立ち向かう東雲と、事情を推理し策を巡らす天王州の名コンビが他人の問題解決に奔走する、コメディタッチだが気持ちのいい話。自分で不幸と思わない東雲はきっと幸福。けれど、それを間近で見続ける神の立場はどうなのか? 人間に寄り添うことが神の幸福であらんことを――
読了日:5月22日 著者:近村 英一
剣刻の銀乙女3 (一迅社文庫)剣刻の銀乙女3 (一迅社文庫)感想
剣刻から刻魔が生まれる条件とか、過去に説明されていただろうかと疑問に思ってしまったが……内容は相変わらず面白い。味方に刺されることをまず心配しなければならない内乱状態の国という厳しい状況にあって、道化師として人を笑わせることを信条とするヒロインのお陰で明るさが消えないという設定が良く、戦闘も熱い。この巻では新ヒロインとして異国の皇女も加わりハーレムの順調に形成中、剣刻も徐々に主人公たちのところに集まってきた。
読了日:5月20日 著者:手島 史詞
人生 第5章 (ガガガ文庫)人生 第5章 (ガガガ文庫)感想
一応、今まで通りに人生相談が章の区切りになっていて、相談の答えを求めると称していつの間にか別のことをやっている構成も健在なのだが、生徒会長・白河香織との対決のウェイトがかなり大きくなっている。悪役が単にしょうもないのはいつもの仕様というべきか(主人公側のやり口も大概)。けれどもポイントはラストで、不正な権力者を潰すのとは別の方向にお悩み相談コーナーの意義を見出そうという方向に彩香も意見も動かすこと。相手を潰すだけがペンの力ではない。
読了日:5月19日 著者:川岸 殴魚
Bergson ou de la philosophie comme science rigoureuseBergson ou de la philosophie comme science rigoureuse感想
元々はカントとドイツ観念論を専門としていた著者によるベルクソン研究書。ベルクソンの四つの主著を順に註解していく堅実なスタイルで、それほどオリジナリティがあるわけではないが、優れた哲学史的研究の一つ。特にカントとドイツ観念論、それにマールブルク学派への言及が多く、比較研究をするに当たっても参考になるだろう。
読了日:5月18日 著者:Alexis Philonenko
西谷啓治著作集 第9巻西谷啓治著作集 第9巻感想
この巻は「西田哲学と田辺哲学」。西田については弟子の視点からの西田の思い出から、その哲学の解説、そしてその批評まで。『善の研究』の入念な註解は優れたもの。「西田哲学をめぐる論点」からは後期西田哲学を扱っているのでさらに難解になるが。田辺についてはもっぱら後期の思想を扱っているが、これもその問題点の指摘まで含め明晰である。
読了日:5月18日 著者:西谷 啓治
男子高校生のハレルヤ! 3 (GA文庫)男子高校生のハレルヤ! 3 (GA文庫)感想
異能の次は超古代文明に超科学と何でもありになってきた。これは全てゲームの設定じゃないな、という読者の疑惑を登場人物も割と早くに共有してくれるので展開はスムーズ。前半出番がなかった祐紀が山場でいいところを持って行った。しかし夏休みに南の島に来ながら、女装男子たちの水着姿は口絵に小さくあるだけか…。ただ、徒労というわけではなくお金を稼ぐ計画は一応成功した辺り、話は進んでいる模様。そしてラスト恒例の引きは1巻から話題になっていた雨宮先輩がついに登場。
読了日:5月16日 著者:一之瀬 六樹
Precious LiesPrecious Lies感想
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』コミカライズの独訳(タイトルは英語だが中身はドイツ語)。元のコミカライズは、出来は素晴らしいが一部映画版の準拠しているため原作1巻分のみだったのが惜しまれる1冊だった。原作の翻訳はなかなか望めないであろうだけに、これでいずれドイツ人の知人にも勧められる。Das war gelogen.
読了日:5月15日 著者:Hitoma Iruma,Atsuki Satoh
うちのメイドは不定形 2 (スマッシュ文庫)うちのメイドは不定形 2 (スマッシュ文庫)感想
あさひの勘違いで敵対し、主人公が死にかけてあっさり和解……といういささか間の抜けたコメディだった1巻とはずいぶん変わって、あさひとトオルが空飛ぶバイクにタンデムして敵を追う展開はなかなか熱い。あさひも次々と新たな手を見せる凄い魔術師になっているし、トオルも新スキルと主人公らしいカッコ良さを見せる。そもそもテケリさんが来る以前から彼が普通でなかったらしき描写と、次なる敵らしき連中という伏線もあって、今後が楽しみ。事件解決はやはり割とあっさりしているし、クラスメイトには言うほどの存在感は感じなかったが。
読了日:5月14日 著者:森瀬 繚,静川 龍宗
森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書)森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書)感想
著者の経歴と併せての植物生態学・植物社会学という学問の簡略な解説、潜在自然植生という概念の説明、そして植林の実践について。災害を防ぐのに役立つ森はどんな森か(材木用のスギ・ヒノキばかりは問題あり)、自然の森を保ち続けてきた「鎮守の森」の役割。素晴らしい一冊。
読了日:5月14日 著者:宮脇 昭
サイコメ 1 殺人鬼と死春期を (ファミ通文庫)サイコメ 1 殺人鬼と死春期を (ファミ通文庫)感想
主人公・神谷京輔は冤罪で、未成年の殺人者だけが収容される「プルガトリウム更正学院」に送られてしまう。12人を殺した殺人鬼という(間違った)肩書きにより注目され、美少女にもモテる主人公、モテても嬉しいばかりではない独特の美少女たち(殺されては元も子もないので)と、ハーレムラブコメの王道を押さえた作品。何だかかんだで熱い主人公も、割といい子たちなヒロインも、ついでにしょうもない脇役も皆いいキャラ揃いで、結構楽しめた。
読了日:5月11日 著者:水城水城
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)感想
イラストのないライトノベルとしては独自の仕様。魔物に食べてもらおうと逃げてきた元奴隷の少女ミミズクが、森の魔物を統べる夜の王と出会い、不思議な交流を始める。しかしある時、夜の王は王国の聖騎士によって捕らえられ……。古典的な意味でのお伽噺というのが相応しく細かい設定などはなく、物語は感動的だがきわめて素直。しかし、かけがえのないものとの出会いを真っ直ぐに描く筆力はやはり素晴らしい。
読了日:5月11日 著者:紅玉 いづき
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-A? New? Translation?- episode2 変人たち嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-A? New? Translation?- episode2 変人たち感想
この新作において何が起こっているのか徐々に見えてくる第2回。孤独になりきれない人間という主題は健在、だがその距離感にはやはり違いがあるようで。
読了日:5月10日 著者:入間 人間
強くないままニューゲーム Stage1 -怪獣物語- (電撃文庫)強くないままニューゲーム Stage1 -怪獣物語- (電撃文庫)感想
死んではやり直すことになる、ゲーム系のタイムループものとしてスタート。ただし、ループの記憶を引き継ぐ「プレイヤー」は主人公・藤とヒロイン・敷島の二人。さらに終盤では、主人公たちの記憶もまたセーブ&リセット可能であるらしき展開に。「プレイヤー」の立場も相対的なのか、「ゲーム」とは一体誰にとって、いかなる限りでのゲームなのか……黒幕が登場するような話ではないらしいが、事態はなかなかに興味深い。
読了日:5月10日 著者:入間人間
イタリアの都市と美術――美術史・美術批評小論集――イタリアの都市と美術――美術史・美術批評小論集――感想
森田先生の退官記念となる、過去30年間に書かれた文章のセレクション(私もテキスト打ち込みに関与しました)。第1章「イタリア美術とヨーロッパ美術」第2章「イタリア・ルネサンス美術家論」第3章「イタリアの都市と文化」第4章「イタリアとフランスの近現代美術」第5章「日本の近現代美術をめぐって」という構成で、西洋だけでなく、最終章は日本――特に岡倉天心についての論も収録。
読了日:5月9日 著者:森田 義之
受肉―「肉」の哲学 (叢書・ウニベルシタス)受肉―「肉」の哲学 (叢書・ウニベルシタス)感想
原書にて。アンリ哲学の集大成と言っていい一冊。現れることの根拠として自らの内に留まり続ける情感的で見えない「生」の探求(第1部)と身体論(第2部)はそれぞれ『現出の本質』と『身体の哲学と現象学』で扱われていたが、ついに再論されて一つの著作に。そして第3部では神の生たる大きな生、受肉という宗教的なテーマに。身体論に関しては「客観的身体」の構成に関する議論がかなり進められており、ここでのキルケゴール解釈も興味深い。
読了日:5月7日 著者:ミシェル アンリ
紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)感想
これも良いコミカライズ。やはり綱島氏、漫画の表現力は高い。内容はほぼ原作の第1部に相当。元々綱島氏とのコラボ企画だったとか登場人物の名前の由来といった秘話を語っている原作者あとがきも必見。
読了日:5月6日 著者:うえお 久光
善の研究 (岩波文庫)善の研究 (岩波文庫)感想
過去にも何度か目を通してきたが、今回、必要もあってようやくきちんと通読。「純粋経験」を根源的なものとして全てを説明する本書は、その純粋経験について説明した第1編、自らの考究の出発点から始まって実在のあり方を解明した第2編、道徳を論じた第3編と全てで、最終的には「知的直観」「実在としての神」「完全なる善行」といった宗教的問題に行き着き、最後の第4編で宗教を論じている。そこに純粋経験があくまで「直接的な」ものであるということを考え合わせると、西田における「神」や「宗教」の位置付けが見えてくるだろう。
読了日:5月5日 著者:西田 幾多郎
狼と香辛料 (電撃文庫)狼と香辛料 (電撃文庫)感想
おそらく近世初頭頃のヨーロッパを舞台に、行商人ロレンスと少女の姿の賢狼ホロの旅を描く。ホロというファンタジー要素はあるものの、ドラマのメインは商取引を巡る商人たちのビジネスライクな駆け引き。銀貨取引の話はグレシャムの法則に鑑みると・・・等とつい考えてしまうが。ホロの廓言葉というキャラ付けも(この世界観だとなおのこと)独特。
読了日:5月3日 著者:支倉 凍砂
トリコ 24 (ジャンプコミックス)トリコ 24 (ジャンプコミックス)感想
世界料理人ランキング100位以内に入った小松がクッキングフェスティバルに出場。料理人入場は100人の内何人までやるんだろうかと思いながら見ていた。美食會の襲撃は次巻か。
読了日:5月2日 著者:島袋 光年
暗殺教室 4 (ジャンプコミックス)暗殺教室 4 (ジャンプコミックス)感想
前巻から続きとなるビッチ先生の話、殺せんせーと同じ能力を持つ暗殺者の登場で殺せんせーの正体に関わるエピソード、そして球技大会でふたたびE組と他クラスおよび理事長との対決エピソード(次巻に続く)。殺せんせんーの遠さをますます思い知った渚たちが、「自分たちの手で仕留めたい」思いを新たにするところが一つの山場。理事長との対決では「前回とは違う」ところを見せられるだろうか。
読了日:5月1日 著者:松井 優征
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録! ?8 (HJ文庫)俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録! ?8 (HJ文庫)感想
解決策はある程度まで、前巻から予想された通り。物語が終わっても生きている限り人生は続く。他方で「終わってしまったやり直す物語」もあるということ。さすがに今回限りとなるよう上手く制約を設定しているが。その上で、やり直しにより生じた新たな事件で盛り上げてクライマックスを迎える構成はさすが。サブキャラクターではエスクロがいい味を出していた。彼の存在が王としてのコロナをも印象付ける。
読了日:5月1日 著者:なめこ印

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
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