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飲酒運転撲滅に向けて…

「駐車場はありません」の論理学の内容をもう少し続けるところから始めますが、このように結局我々の方が車で来るお客さんに対して譲歩しなければならないのは、「客を無碍に追い返す訳にはいかない(それは追い返した方の損になる)」という前提です。
しかし、これは必ずしも「お客様は神様」なのでこちらが一方的に譲歩しなければならない、という話ではないと思います(そもそも三波春夫氏がどういう文脈で「お客様は神様です」と言ったのか知りませんが)。例えば極端な話を考えてみると、自家用ヘリで来るお客さんのためにヘリポートを用意していないのは、明らかに我々の落ち度として責められる謂れはありません。
つまりここには「自動車でどこかに出かけるのは当然だ」という前提が存在しているのです。この前提がある以上、受け入れる側が駐車場を用意しなければならない訳です。

こうなるともう次は車社会の批判になってしまいそうですが、まあ車社会でなければなかったで、別の形で問題が噴出してくるだろうとは思います。

さて、前回も少し触れた通り、芸祭では飲酒を許可する以上、飲酒運転を出さないようにしなければならないということで、駐車場は全て管理し、車で帰るお客さんに対してはアルコールチェッカーを使って飲酒チェックをする等して飲酒運転を防ぐよう努力しなければなりません。
これに関してはつい先日も学務課と反省会があって、ある意味では今も議論が続いている問題(来年も飲酒が許可されるかもその結果に関わってきます)なので、こういうところで言えないこともありますが(と言うより、本当に言うべきことは関係者に直接言うべきでしょう)、いくつかの点を振り返っておきたいとは思います。

まず、警備は本当に大変な仕事ではあります。そのため昨年の段階で「飲酒と駐車場、両方やるのは無理だ」と言う声があり、一時期は本当に駐車場を用意しないという方向で話を進めていました。確かに、これはあまりにも我々の見通しが甘かったのであって、前回述べたようにいくら「駐車場はありません」と言ってもそれを見ないで車で来るお客さんがたくさんいるであろう以上、本当に「駐車場を用意しない」のは無茶です。
そのため、「警備の見通しがそういう甘いことでは飲酒の許可は出せない」と言われ、飲酒に関する話し合いでももっぱら警備計画のことが話し合われていたようです。つまり「警備体制がきちんとできれば飲酒許可を出す」というトレードオフの関係です。
しかしそもそも、上記のように「自動車でどこかに出かけるのは当然だ」という前提が根底にあるとすると、駐車場の管理は飲酒に関係なく行わなければならないことのはずです(近隣に路上駐車されたりすれば多くの迷惑がかかりますから)。果たして飲酒と駐車場警備はトレードオフにするような事柄だったのか、という点からして疑問はあります。(もちろん、飲酒がない場合「最低限近隣に大量路上駐車されたりしないよう誘導さえしていれば済む」のであって、かなり警備体制が手薄でも何とかなる、という考え方はあり得ますが)
もっとも、芸祭委員に「警備」セクトができたのは近年のことで、以前は模擬店舗が主体でやっていたという言う話も聞いていますが、当時の事態がどのようになっていたのか、まるで分かりません。

飲酒が不許可になれば多くの模擬店舗で大きな損失が出るだろう、ということで「学内アンケートを取って回る」という計画もあり、アンケート用紙も刷ったのですが、その先のことは聞いていません。多分「なぜ飲酒が禁止になる可能性があり、何について意見を言うことが求められているのか」という説明が全く出来ていなかったと思います(これは委員たる我々の反省点)。
さらに、アンケートを取ってみることはできたとしても、活用するのは実は難しいでしょう…と言ったことも考えますが、それに関してはまた別の機会に回します。
                           (芸術学2年T.Y.)

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テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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