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数打ちゃ当たる

「この話はまたの機会に」とか何とか言っておいて次々話題を変えるいつものパターンで、どんな話題を「その内話す」つもりでいたのかすぐに自分でも忘れそうですが、時間もないので思い付くまま、また別の話題です。

語学の上達にはやはり読書量が必要です(私が言っているのは会話ではなく、もっぱら「読み」です)。私の感覚としては文法書をなるべく一気に読んで、細則まで覚えていなくてもいいので原書を読みにかかる、というのがいいと思っています(ある先生からも同じことを勧められました)。何より、何か内容のあるものを読まないとつまらないのです。
ここで読むべきテキストをどう選ぶかが問題になるのですが、私の本音としては「数打ちゃ当たる」と思っています。つまり、開いてみると難しすぎて読めなかったり、内容がいまいち期待外れだったりすることもあるのですが、その場合さっさとやめてどんどん別のものを手にしていけば、呼んだ総量は増えますし、その内読む気も起こるものにも行き会うだろう、と(専門家では酒井邦秀氏が『どうして英語が使えない?』(ちくま学芸文庫)等で主張している多読法はこれに近いのではないかと)。それに難しすぎるものに触れておくと、その後に出会うものは随分楽な気がしてきます。実のところ、洋書は随分たくさん買いましたが、最後まで読み通したものは極めて稀です
しかし、これはどうも人には勧めにくい面もあります。私自身が「無茶でも難し目のをどんどん読む」という方針で「本当に初心者向けのテキスト」をよく知らないというのもあるんですが、まず大量のテキストを入手するのは結構お金がかかりますから。
ここで人と共同出資できると良いんですが、こういう時周りに同じ語学を学ぼうと言う人が少ないのは痛いですね。

――と考えてみると、先日触れたように「先生から翻訳を持ちかけられる」なんてのはそういう意味でも結構いい機会かも知れません。
とは言え、授業課題のレベルを超えて、人前に出せる文章になるよう推敲するのは大変なことです。あまり外国語が得意でない人は「外国語のままで理解するなんて無理、訳さないと分からない」と思いがちですが、少し分かるようになってくると、(本当にきちんとやるのなら)訳す方が大変だと分かってきます。むしろ翻訳家の偉さが分かるのも成長の証というべきでしょうか。
                           (芸術学2年T.Y.)

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テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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