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続・選挙公報

雲に夕陽が当たっていい感じになっていたのでカメラを向けていたところ、トンビがくるりと輪を描いた~と歌われる通りにが飛んでいたので、まとめてシャッターに収めてみました。画面上には白い月も見えます。

雲、月、鳶

鴨川の河原で弁当を開くと鳶に襲われる、という噂も聞きましたが……

 ~~~

選挙公報の話は二度目ですが、公報を見ていると、改憲とか増税とかに関しては、反対する党ははっきり「反対」を掲げますが、推進する側はあまり堂々とは掲げません。こと増税に関しては当然で、「増税します」と言われて票を入れたがる人はあまりいないでしょうから。
こと、自民党の比例代表のページなどを見ると、ほとんど具体的なことは書いていません。候補者の顔と名前が並んでいて、各候補者のところにあるのはほとんど当たり障りの無い(理念としては異論の余地のない)ことばかりです。
あまり大胆な大勝負に出なくても勝てるという読みならば、それで正解でしょう。

選挙区の個人候補者のページには、もう少し色々あります。
私のところの京都府選挙区では、一番大きく「憲法9条を改正します」と掲げているのは幸福実現党です。幸福実現党の比例代表ページでは第一に「国防強化」とあるので、だいたい分かりますね。他方でこの党、消費税増税反対という点では自民党と対立するのですが…

自民党候補の場合、「自主防衛と集団的自衛権の行使の容認」とあります。
しかし、「集団的自衛権」とは何でしょうか。
自国が侵略された時に抵抗するのは「個別的自衛権」に属する事柄です。
そして、日本国憲法9条の下敷き(元ネタ)はパリ不戦条約(1928年)であって、当時はっきりと条約の起草者によって、この条約は「自衛のための戦争は否定しない」ことが明言されています。つまり、現行憲法下でも自衛に関しては問題ないはずなのです。
なぜ「現行憲法では国を守れない」のか明確な説明を聞きませんし、もし仮に現状では国防上問題があるとしたら、憲法レベル以外に問うべきことがあるのではないでしょうか。

仮に、上述の憲法解釈に異存があるとして、少なくとも集団的自衛権は(定義により)自国の領土や国民を守ることとは関係がありません。

「軍事同盟を結んでいるから、同盟国に助太刀しなければならない」という「義務」がある、ならば分かります。
しかし、わざわざ助太刀に行く「権利」がなぜ欲しいのでしょうか。

現在の日本がそんな権利を手に入れてやることと言えば、アメリカの行う戦争に参加することしかありません。
イラク派兵にしても、日本の国土には直接影響のない戦争に自衛隊を送ることには色々と言い訳が必要でしたが、これをもっと堂々とやりたい、ということでしょう(しかも結局、そもそもアメリカが戦争を始めた理由である「大量破壊兵器」は嘘でした)。
スペインではイラク派兵が原因で列車爆破テロが起こったという例もあり、頼まれる以上にアメリカの戦争に付き合って回ることで何のいいことがあるのかと思いますが、そうしたいのでしょう。

選挙公約に戻ると、後は、打出党(どうも、一人だけの政党らしい)は憲法96条の改正を主張していますが、この党(人)は「租税の廃止」を主張しているほどのぶっ飛び具合なので、あまりに批判する気にもなりません。そっとしておきましょう。


改めて比例代表のページに戻ると、緑の党日本共産党みどりの風は「96条改正反対」を主張(共産党は9条改憲反対の方を大きく掲げています)、社民党は「改憲を阻止」とのみ言っています。
公明党は「憲法の平和主義や非核三原則を守り」とあります。
TPP参加反対、消費税増税反対となるともっと多くの党が主張していて、あまり代わり映えしません。

「東日本大震災からの復興を急げ」と真っ先に大きく掲げているのは公明党です。
その他、社民党は「『生活再建』で一刻も早い被災地の再生を」、緑の党は「福島を忘れない」と。緑の風も、候補者の一人のところに「福島原発事故の被曝からいのちを守る」とあります。みんなの党は「東北から未来を変える! 復興を超えて創造へ」といっそうポジティブなようでもあり、復興とは少しニュアンスを異にするようにも見える微妙な表現です。
他の党にとっては、震災と原発事故はもう「済んだこと」なのでしょうか…?

1. 復興はもう済んだことであり、復興を果たした民主党はもっと評価されて良い
2. 復興はもう済んだが、それは政権が無能でも復興できる程度の、もともと大した災害ではなかったから
3. 復興はまだ済んでいないが、目を背けている

この3つのどれか1つだと、かねてから言ってきた通りです。


緑の党は、「脱原発を実現したドイツ『緑の党』と連携」とありますが、実際にはドイツは原発大国フランスから電力を買っているということを考えると、かえって不安に思えないでもなし。


ところで、維新の会の候補者のところには「京都からKYOTOへ」とありますが、大きなお世話だ、と言いたい。
ローマ字がそんなに偉いのか。


結局、党の数が多い割には代わり映えしないと思われるかも知れません。多分その通りです。

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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