スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もちろんこのブログの文章にも著作権があるわけです

今月のファミ通文庫新刊を入手しました。
例によってゲーマーズにて購入した結果、実に色々と特典が付いてきました。

ファミ通文庫と特典諸々
 (購入した単行本は写真上に見える3冊)

まず『B.A.D.』と『サイコメ』の特製カバー(それぞれの作品を買うと付いてきます)。

B.A.D. サイコメ 特製カバー

それから「ファミ通文庫15周年特製トランプ風カード」。
数字の1~4はファミ通文庫を買った数だけ貰うことができ、さらに5と6(画面右)も新刊を買うと貰える……でしたっけ。

ファミ通文庫15周年特製トランプ風カード

その他、最初の写真には入れませんでしたが、『ファミ通文庫15thメモリアル☆目録』なるものも付いてきました。

ファミ通文庫15周年カタログ

これまでにファミ通文庫から刊行された作品の目録ですが、オリジナル作品に割いているページ数が68ページなのに対してノベライズ作品に46ページというのが、このレーベルでノベライズの比重が大きいことを物語ります。
名称からしてファミ通文庫であるだけのことはあります(言うまでもなく『ファミ通』はゲーム誌の老舗)。

 ~~~

ところで私が以前、国際文化財保存学会のシンポジウムの翻訳にたずさわった際、そのHP掲載に当たって契約書にサインをしました。
まあ契約書の存在そのものは当然なのですが、ただこれは部分的に「著作権を手放す」契約という話であったと記憶しています(この曖昧さが、私が契約書を読まないことをよく物語っていますが)。

私が書いた文章の著作権は私に属します(翻訳ですから、原文の著作権もあり、全面的にとは言えないはずですが)。それをHPで無料公開するためには、そういう形になるのです。

さて、二者間であればどのような形でも契約を結ぶことはできます。
しかし、不特定多数の人間に対して利用を認める場合はどうなるでしょうか。
以下の引用は科学研究のデータに関する話ですが…

 Aさんの条件とBさんの条件、そしてCさんの条件は全然違っていて、その条件を一つ一つ確認するのも大変ですし、Aさんは「これはしてもいいが、あれはだめ」と言っていて、Bさんは「これはだめだが、あれはいい」と言っていると、結局この二つの条件は両立しないので、AさんとBさんのデータを組み合わせることはできないのか、など、非常に複雑な問題が出てきてしまうわけです。
 (野口佑子『デジタル時代の著作権』、筑摩書房、2010、p.198)


 ところが、この〔サイエンス・コモンズの〕プロジェクトを進めるうち、様々なデータの利用条件を読んで分析している弁護士づしが、毎日大議論になってしまったというのです。利用条件をどう読むのか、どう解釈するのか、これとこれは同じ意味なのか、違うのか。これとこれは組み合わせができるのか、できないのか。これらのことを議論するのは、当初考えていた以上に複雑なパズルで、これを一〇人くらいの弁護士で毎日議論した結果、途中で疲労困憊したというのです。
 彼らは、弁護士がやってもできあにのに、まして、法律のトレーニングを受けていない科学の研究者が、弁護士に相談しないでこれらの利用条件を自分で理解できるかというと、絶対ノーだという確信に至りました。その結果、データの利用条件というのはできるだけシンプルかつ自由にして、このライセンスを読み解くコストを最小限にすることが重要だという結論に至ったというのです。
 (同書、pp.200-201)


「利用を許諾しない、著作権料を払え」と言うのに特別な操作はまったく必要ありません。
しかし、「利用を許諾する」のはこのような問題が付きまとっており、法整備が追いつかないことも多い中で、なるべく共通のライセンスを法律とは別に制定することが求められるようになった、という事情があるわけです。
以下の話もこのような――全世界的な――状況を踏まえて理解する必要があるでしょう。

 TPP対策の切り札? 二次創作みとめる「同人マーク」で何が変わるのか

ポイントは、「改変しての利用(=二次創作)のみを認める」ライセンスというのは先例がなかった、ということです。

著作権は誰にでも関係のある事柄です。他人事と思わず勉強しておきましょう。


デジタル時代の著作権 (ちくま新書)デジタル時代の著作権 (ちくま新書)
(2010/10/07)
野口 祐子

商品詳細を見る

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

テーマ : 大学生活 - ジャンル : 学校・教育

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
参考文献
私が展開している思考の拠り所など(一部)。
スポンサー広告
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。