オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
THE SIX、および顔と名前の記憶
別に統計を取った訳ではなく、去年と合わせての印象で言いますけれど、ハイテクを使ったり大掛かりなセッティングをしたりしている作品は多摩美か武蔵野美(特に多摩)に多いような気がします。その点本学は、使っている材料はシンプルなのが多いですね。(内容の良し悪しの問題ではありません。でも山の中で大人しくやっている本学のイメージに合いすぎ)繰り返しになりますけど、公募展の作品自体平面作品――要するに普通の絵が多かったですし。そこでTHE SIXを見てみると、映像・立体・インスタレーションの比率がかなり高い印象が(作品1つ辺りが大掛かりでインパクトの大きいのが多いせいかも知れませんが)。
そして――本学から出展している作家の方にも会いました。しかし、向こうから話しかけられたのですが、私は相手が誰だか思い出せない…
「ぱるけ」の時と今回とで2度も作品と名前を見ればそれは覚えていますし、狭い学校内のこと、他にも名前を見かける機会はありましたから、「○○を出展してます」と言われれば分かります。しかし、本人と直接に関わり合った覚えがない。私の方は本人が目立つので、学内で人に覚えられていることは珍しくもありませんが、こちらが相手の顔を覚えていませんし、見覚えがある相手でも名前を聞いていないことはざらです。
そもそも、油画のアトリエで自画像を描いている中に入って思ったことではあるんですが、絵が上手く描かれてはいても、その絵の顔と現実のモデルの顔がなかなか結び付けられないんですね、私は。イーゼルの前に本人が座っているのを見てようやく気付きます。そして同じ理屈で、昨日見た顔と今日見ている顔もなかなか結び付かないのではないかと。――まあ名前を聞いていないのは私自身に原因がありますが。
何の話をしていたのか分からなくなって来ましたが。
なお、「写真撮影はフラッシュを点けずにお願いします」とあって、撮影自体はしても良いようですが(ギャラリーは割とそういうことが多いです)、それを公開しても良いかどうかは聞くのを忘れました。まあ、とりあえずやめておきます。
(芸術学2年T.Y.)
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