オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
予定外にしっかり参加してしまいました
というわけで、関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスで開催されたさる学会に行ってきました。
しかし、交通機関の選択を間違ってかなりの交通費を浪費してしまいました(ちなみに、途中で逆方向の電車に乗ってしまったという方が少なくとも三人はいたそうですが、私の間違いはまた別)。
到着が開始予定時刻から45分ほど遅れたのは、そのせいというよりも単純に所要時間を読み誤った面が大きいのですが。
しかし何たる偶然か、向こうも開始時刻が大幅に遅れており、何と開始に間に合いました(もちろん、聞きに行くだけなら途中から入室したって構わないのですが、やはり話は最初から聞きたいものです。とりわけ、今回はフランス語で行われる学会だった――ただし発表原稿は日本語版あり――ので、途中から入ると今どこの話をしているのか把握するのに苦労しそうですし)。
交通費を浪費してしまったこともあって、さらに参加費を払って懇親会に参加する気はあまりなかったのですが、終了後にまだ人数に余裕があるとかで名前を聞いた覚えのある先生に誘われ、発表内容についてもう少し話を聞いてみたい方もいたので、そのまま懇親会にも参加してきました。
道中、電車が分かりにくいとか最寄り駅から遠いとかいう大学キャンパスの話題が盛り上がっていました。
「電車の吊り広告を専有して広告を打ってたことがあったけど、そこで“近さだけで大学を選んじゃダメだ”って、遠いって言ってるじゃん。逆効果だよ。この大学〔=関西学院〕はどうもズレてるんだよね」
「第一、名前からしてズレてる。知らない人はこれ“かんせい”って読めないでしょ」(※「関西学院」の読みは「かんせいがくいん」です。念のため)
まず、私立大学というものは商売だからそうやって広告を打ったりして営業努力をしているんだ、という(国公立大学にいると気付かない)ことを思い出させてくれる場面でもありましたが。
それから、建物は立派で綺麗ですね。見た受験生が逃げるような建物では困りますから。
それから、恩師と旧知であるフランス人の学者が来ていたので、少し会って話させていただきました(と言っても、懇親会の終盤になってようやくその人の名前を知ったという状況で最後に少し、でしたが)。
日本語の通じない相手とフランス語で話すのはほとんど初めて(以前に外国人に話しかけられた時には、ほとんど相槌を打つに留まっていましたし)で、案の定日常会話の表現が出てこなくて困ります。自己紹介と短い応答を何とかこなしたというところですが……表現が出てくれば通じるのは分かりましたが。
次回、こういう学会に参加したらフランス語で質問してみたいとは思っています。頭の中で文章を組み立ててみる限り、学術的な内容ならもう少し喋れそうな感覚はあるのです(質問する機会がないのは、質問者の数に対して時間が限られているという事情も大きいので、それがどうなるかは分かりませんが)。
ところで、懇親会の料理に出たカニの身を殻から出すのが大変で、皆さん食べる気が失せているのではないかという様すら見られました。こんなことで根気を試されることになろうとは……私はきっちり食べさせていただきました。
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