オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
素直にヒーローをさせてくれない
土日は続けて学術シンポジウムの聴講に行った上、懇親会にまで出席していたせいです。
結構多様な分野の人が集まる会だったので、面白いのは確かでしたが。
まあ後は、自分の研究発表の準備もあります。…とは言え、この数日で書いた量は決して多くないのですが。
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『仮面ライダー鎧武』ですが、アルバイトもやめてチーム鎧武に復帰した紘汰。
インベスゲームで自ら変身してインベスと戦い、チーム鎧武の快進撃を支えて、観戦者の間でも「アーマードライダ」としてそれなりの人気を博します。
しかし、チーム鎧武のメンバーであるヒロイン・高司舞(たかつかさ まい)は「本当にいいの?」と不安顔。
インベスゲームで賞金も得た紘汰ですが、姉はそのお金を受け取りません。
「仕事っていうのは、知らない誰かのためになること。あなたがゲームで勝っても、喜んでるのはあなたとお友達だけ。それは遊びよ」と。
「仲間のために」というのは王道ですが、それを単純に良しとしない辺りに、テーマの一筋縄では行かなさそうな雰囲気が漂っています。
そもそもヒーローというのは、一般的には仕事ではありません。職業として命懸けで戦う、という方向のヒーローもあり得ますが、仮面ライダーの場合、『剣』でその方向性が試みられたものの、最後までそれで貫徹したとは言えません。
『鎧武』の場合、「大人になる」というテーマはやはり社会的な意味を含んでいるようで、とすればそれは、チームの仲間のために戦うこととは必ずしも一致しないのですね。紘汰はかなり単純な「変身」の願望を抱いていましたが、それと大人になることが別物だと気付くのは、まだまだこれからのようで…
そして、この第3話ではいよいよ、チームバロンのリーダー・駆紋戒斗が仮面ライダーバロンに変身。
鎧武とバロンの対決になりますが、そこで錠前ディーラーが登場、「アーマードライダー同士の戦いならこれで勝負しろ」と、バイクを召喚する錠前を二人に渡してきます。
最近は「ライダー」と言いつつバイクの出番は少ないシリーズもあって、少なくともバイクで戦うなんてのは、結構久し振りに思えますね。
しかし、走っていると謎のメーターの数値が溜まり、やがて2台のバイクは揃ってインベスの住む異世界に突入してしまいます。
そこで二人のアーマドライダーがインベスと戦っているところで引き。
ライダー同士の戦いがあくまでバイク勝負という形を取る辺り、ルール無用の殺し合いやバトルロワイヤルとは距離を取っているようですが、異世界に突入してしまったら勝負はどうなるのやら。錠前ディーラーも何を考えているのか…。
そして、あくまでインベスがこちらの世界に溢れ出てくることはなく、戦いになるためには誰かが召喚するか、こちらから突入しなければならないというのは相変わらずの模様。
素直にヒーローを活躍させてくれない世界で、主人公はどんな道を選ぶのか……? という物語でしょうか。
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