オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
メンバーは出揃った
トリンにそっくりな敵・マッドトリンが登場、さらに地獄から次々と再生怪人が出現して苦戦するキョウリュウジャー。
しかしトリンは、生まれはデーボスであっても恐竜や人間たちと出会ってブレイブを受け取っていたことに気付き、ついに閃光の勇者・キョウリュウシルバーに変身します。
戦隊の司令官が実は強い……というのは結構よくあることですが、変身するのはざっと振り返る限り、『特捜戦隊デカレンジャー』のデカマスターや『魔法戦隊マジレンジャー』のウルザードファイヤー以来でしょうか(正確には、後者は司令官というのとはポジションが違いますが)。
司令官が戦隊メンバーとまったく同一企画の姿に変身するのは、おそらく初めてのはずです。
ついでに言うと、トリンは背中に翼のある鳥人間のような姿ですが、変身するとそういう出っ張りはどこに行ったのか完全に人間の体型、それもあの全身にスーツのフィットした姿になりました。
これもデカマスターが変身前は犬の頭で、「変身後にその鼻はどうなってるんですか?」「……それは訊くな」というショートコントをやっていたのを思い出します。
デカマスターも意外に活躍は少ないのですが、初変身時のインパクトが強いキャラでしたね。キョウリュウシルバーはどうなることでしょうか。
『キョウリュウジャー』の場合、キョウリュウシアンが変身前の肥満体なのに変身するとスリムになるのもとても不思議でしたが。
こうして第36話にして10人目の登場ですが、しかしその前にシアンとグレーは戦闘不能、しかも今回も弥生ウルシェードはバイオレットに変身せず、結局シルバーを加えて7人で名乗り。
6人に司令官とオペレーターを加えて8人(オペレーターの変身は少ない)というのも『デカレンジャー』『マジレンジャー』以来ですが……10人名乗りは終盤まで取っておくのでしょうか。
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『仮面ライダー鎧武』――まず冒頭で、前回省略された仮面ライダー龍玄(呉島光実)の戦闘シーンが改めて描かれました。
チーム鎧武を支える光実、仮面ライダーバロン(戒斗)と対決することに。
しかしここで、バロンは変身するのに使ったのとは別のロックシードでインベス2体を召喚します。インベスゲームに召喚されたインベスはホログラフのような状態になっていますが(しかも、ランクの低いロックシードで召喚された雑魚インベスはサイズも小さい)、戦極ドライバーを使えば完全に実体化させることができるとのこと。
どうやら、第1話アバンタイトルの「武将たるライダーがインベスの軍勢を率いて合戦」という場面に近付いてきました。
最初はアーマードライダーとなって戦うことの怖さを警告するばかりだった紘汰も、光実の戦いを見に来ることになり、3対1でピンチに陥る龍玄を見て、ふたたび変身して戦うことを決意します。「今度は自分のためだ」
前作で仁藤攻介も言っていましたけれど、たとえ他人を守って自分が傷付くにせよ、結局のところ戦うのはまずもって「自分のため」です。
そうでなければ、失敗した時、過ちを犯した時にそれを自分の責任で受け止められないでしょう。
喜ぶのが仲間だけならそれは遊び、知らない人に喜んでもらうのが仕事――しかしそのいずれにも先立って、まず「自分のため」に何をするのか、きちんと確立しておかねばならない、ということでしょうか。
生き方の問題は、少しずつ答えが見えてきたようでもあり、(1年計画であることを考えれば当然と言うべきか)まだまだ先が見えないようでもあり。
他方で、「チームインヴィット」のリーダー・城乃内秀保(じょうのうち ひでやす)と「チームレッドワイルド」のリーダー・初瀬亮二(はせ りょうじ)も、ロックシードと引き替えにチームバロンの下につくことに不満を抱いていたところで、錠前ディーラー・シドが接触。
鎧武と龍玄がインベスを倒してバロンと対峙したところで、バロンの助っ人として登場した秀保と亮二がそれぞれ仮面ライダーグリドンと仮面ライダー黒影に変身しました。
どうやら、現段階で存在している戦極ドライバーは6本で全ての模様。
シドと呉島貴虎(仮面ライダー斬月)の会話からすると、どうやらユグラシルコーポレーションはロックシードと戦極ドライバーを人に使わせることで運用実験を行っており、シドはその実験の実行・管理を担っている模様。
ロックシードを取り放題になる手段を人に与えて平気だったのも、そもそもユグドラシルからお金を貰っているから、でしょうか。
ただ、インベスの世界の謎は、ユグドラシルもまだ解明していないようですが……
そして貴虎は、データ管理をシドに任せているため、弟の光実が戦極ドライバーを使用してアーマードライダーになっていることを知りません。
兄弟がお互いのことを知ってしまったら盛り上がりそうですが、いつ頃になるのでしょうか。
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