オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
雑誌だから載せられるもの
結構な量になること。特に付録付きの雑誌が。
![]() | 電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2014年 01月号 [雑誌] (2013/12/10) 不明 商品詳細を見る |
何しろ、付録部分の厚みが雑誌本体に匹敵しますから。

この雑誌に匹敵する厚みの段ボールケースに入っている付録はと言うと、まずはちゃんと文庫として製本され、300ページ程の厚みのある書き下ろし小冊子『フユコイ』。
執筆者は岩田洋季、上月司、御影瑛路、時雨沢恵一の四氏。いずれも結構ベテランですね。

それから『ストライク・ザ・ブラッド』姫柊雪菜のフィギュア。

ケースに「※写真と商品は多少異なる場合がありますのでご了承ください」とありますが、実際どう見ても得物の角度が違います。別に大した問題ではありませんが、どういう工程を経たらどうなるのでしょうか。

さらに、雑誌本体挟み込みの付録として『ソードアート・オンライン』特大ポスター(いつの通り、縦80cm以上あります)。

そして『ストライク・ザ・ブラッド』クリアトレカ。

さらにモバイル用のシリアルコードも付いています。
入間人間氏は前号の「神のゴミ箱」が「2章(前)」となっていたのですが、今回、その後編は載ることなく『トカゲの王』の読み切りです。しかもこれまた前編で次回に続く。
「らくちょうぺーじ」、つまり番外編という扱いになってはいますが(『トカゲの王』の章番号は「○ぺーじ」となっています)、時系列的には普通に5巻の続きで、おまけにストーリーもともすると本筋に関わる動きがありそうです。何しろ、石竜子は今のところまだナメクジが自分の探している「人類の始祖」の家系だと知りませんが、今回一つのヒント(ナメクジの本名)を聞いていますし。
ただし、扉イラストは過去の単行本表紙やカラー口絵の使い回しで、新規はありません。
イラストレーターのブリキ氏は『僕は友達が少ない』関係の仕事も色々あるようですし、病気もあったので大変なのは分かりますが、それだけに心配でもあります。
『トカゲの王』は4巻と5巻の発売が8ヶ月空いていますが、6巻の予定も少なくとも来年3月以降(それ以前の予定にはなし)なので、また8ヶ月以上空くことになります。諸事情によりなかなか新刊が出せそうにないのでひとまず雑誌連載で進めているのではないか、という印象もなくはないですし…。
『野崎まど劇場』は折り線とのりしろのある驚きの仕様。
どちらかというと絵遊びのネタで、漫画でもそれを取り込んだものはありますが、小説ではさすがに見覚えのない試みです。
しかしこれ、雑誌のレイアウトに全面的に依存しているので、単行本化困難なような…。
今月発売の『覚醒ラブサバイバー』に続き、来月も『しんでしまうとはなさけない!』と、電撃文庫もボーカロイド小説を立て続けに発売する予定になっていますが、今回は『しんでしまうとはなさけない!』の序部分も掲載されたました。
こちらは作曲家本人ではなく、来田志郎氏によるノベライズです。
また、今号では第20回「電撃小説大賞」受賞作(来年2月以降に刊行予定)の紹介と作者インタビューも掲載しています。
前回の『アリス・リローデット』と『きじかくしの庭』に引き続き、今回も大賞作品2本がそれぞれ電撃文庫とメディアワークス文庫から発売される模様。
電撃大賞の幅広さを感じさせると言いますか、穿った見方をすればそういう風に大賞の枠を用意しているのではないか、と言いますか。
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