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いつになく困難な共演――『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』

外国人女性に道を訊かれたのですが、彼女はスマートフォンに清水寺の画像を表示して、それとバス停を交互に指差していました。「清水寺に行くにはこの道でいいのですか?」と訊きたいのはすぐに分かります。便利な世の中になったものです。
そして、実際にそのバス停で良かったので話は楽でした。どの路線に乗ればいいかも、バス停の路線図を指せば通じます。
考えてみると、指せる地図のなしに口頭で道を教えるとなると、自分が普段行っているところ以外は日本語でも怪しくなってきますが。

 ~~~

さて、本日は映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』を観てきました。
夏のウィザード映画で鎧武が登場しなかったので、鎧武としては初の映画登場です。『ウィザード』の第52・53話(本編ストーリー終了後の特別編でディケイドが登場)でウィザードと鎧武の共演はありましたが、それはまたパラレル扱いらしく、この映画でのウィザードと鎧武は初対面です。

この映画の前半『ウィザード』パートは明瞭に本編の後日譚です。
コヨミの魂を封じた「ホープ」の指輪により、コヨミが再登場した上に「白い魔法使い」に変身までしますが、それはあくまで敵に操られてのことで……
あくまで晴人が「コヨミはもういない」ことを受け入れる話という、何とも物悲しい後日譚でしたね。
仁藤攻介は案の定、キマイラをまた捕まえていました。それでも変身しない限りは、キマイラに魔力を食わせないと死ぬ宿命を背負うことはないので、凛子たちには変身を止められていましたが……当然と言うべきか、ふたたび仮面ライダービーストに変身します。
さらに3人の仮面ライダーメイジ――稲森真由、飯島譲、山本昌宏――も登場して変身します。まあ出番は冒頭部だけでしたが。

他方で、『鎧武』パートは異世界に飛ぶ話になっていて、意識的に本編からは完全に独立させているのが分かります。
本編では光実が貴虎から盗んだスイカのロックシードをこの映画では斬月(貴虎)が自ら龍玄(光実)に渡しているところを見ても、本編とはパラレルなのでしょう。

鎧武たちアーマードライダーと舞が飛ばされた先の異世界は、14人の戦国武将たちがそれぞれ「武神ライダー」を守護神として掲げて戦っている世界です。
戦国武将がバイクやジープを乗り回し、ノブナガが最期を遂げたHONNOUJIが寺ではなく教会で、人々の服装も和洋を合成した感じというパラレル戦国時代です。
ノブナガはエレキギターで「敦盛」を歌い、主要キャラの一人であるイエヤス(演:JOY)はパンクな兄ちゃんです↓。

JOYイエヤス

ちなみに、14人の武神ライダーはもちろん『クウガ』以来のライダーシリーズの主役ライダー達で、ウィザードも操真晴人とは別人が存在します。
さらに、各武神ライダーを掲げる戦国武将はそのライダーの味方キャラが演じていて、オーズを掲げるノブナガは岩永洋昭(仮面ライダーバース・伊達明役)、Wを掲げるヒデヨシは木ノ本嶺浩(仮面ライダーアクセル・照井竜役)でその妻のチャチャは山本ひかる(鳴海亜樹子役)、さらに名前も出ていませんがフォーゼ軍の武将は高橋龍輝(歌星賢吾役)キバ軍の武将は加藤慶祐(仮面ライダーイクサ・名護啓介役)です。
キバ軍武将が「753」(ファン間での「名護さん」の通称)と書いたハチマキをしていたり、ヒデヨシが「俺に質問するな」と書いた軍配を持って、それにチャチャが(スリッパの代わりに)草履でツッコミを入れていたりと、その辺のファンサービスは単なる過去ライダーの登場以上に楽しいものでした。オーズ軍の武将がノブナガなのも、すでに『MOVIE大戦CORE』でオーズとノブナガが共演していることを踏まえてでしょう。

しかし問題は、『鎧武』の主人公・紘汰は、未だなぜ戦うのか、そもそも戦わねばならないのかを模索している未熟なヒーローである、ということです。
これは作品としてのコンセプトでもありますが、最初から1年計画でスローペースに進めている節があることや、例年より放映開始が1ヶ月遅れているといった事情もある程度は関係しているでしょう。
これに対してウィザード・晴人はすでに1つの成長と戦いの物語を終えたヒーローです。

そんな二人が出会い、そもそも戦うことに拒否反応を示す紘汰に晴人が戦う意味を語る場面は、先輩・後輩という印象が強いものになりました。
過去の番組の主役であった「先輩ヒーロー」が登場する作品で、主人公が「新人ヒーロー」であると、どうしても「先輩ヒーロー」の貫禄に食われてしまうという問題が起こりますが(『ウルトラマンメビウス』の事例)、この映画もそれを感じさせるものになりました。
晴人はこの点に関して示唆する役に留め、「民を守るために戦う」という信念を見せて紘汰を動かす役はイエヤスに振ることで緩和してはいますが、「二大ヒーローの共演」とするにはなかなか苦しいものを感じさせました。

今回、新しい挑戦として田崎竜太監督も語っていますが、二つのライダーパートと両者が共演する「MOVIE大戦」パートの計3部構成をやめて、『鎧武』パートの途中で(敵を追ってきた)ウィザードが乱入する形になっているのも、それと関係しているのかも知れません。
つまり、戦国時代もどきの特異な世界にそれぞれのヒーローを、とりわけウィザードを取り込むことで、両者の立場の違いを目立たなくさせると言いますか。

それから、『鎧武』本編では舞にそっくりな謎の少女が登場します。彼女が登場する時に舞は一緒に登場せず、その時にどうなっているかも不明なので、関係は未だ不明です。
今回の映画でも彼女は登場しますし、その時舞は画面外で気を失っていたというのも怪しいところです。しかも今回の敵は舞を「運命の巫女」として攫ったのですから、何か特別な事情を感じさせずにはおきません。
しかし結局、「運命の巫女」とは何なのか、全く説明がないのです。

TVシリーズ脚本の虚淵氏も映画公開時期に合わせてリンクする情報を出すといった器用なことをする気はなさそうですし、『MOVIE大戦』脚本の毛利亘宏氏も苦労したのではないでしょうか。

パンフレットによると映画の撮影終了が『鎧武』の放送開始より前で、これはさすがに史上初の事態ということ。
やはりスケジュールの問題はありそうです。


それから、映画では2号ライダーがTVシリーズでの登場に先行して顔見せ、あるいは(『オーズ/OOO』の場合)TVシリーズでもほぼ同時期に登場したりしていましたが、『鎧武』の場合すでに7人もライダーが登場しているので……と思っていると、最後に貴虎の周囲にいるユグドラシルコーポレーションのメンバー二人が戦極ドライバーを持っているのを見せました。
本編でもまだまだアーマードライダーが増える予告、でしょうね。


ちなみに、映画の最後には次の春公開のオールライダー映画の予告もありましたが、15vs15「昭和仮面ライダーvs平成仮面ライダー」とのこと(スーパー戦隊も関わる)とのこと。
元号が「平成」になったのは『BLACK RX』放送中のことなんですが、その後の『真』『ZO』等々も「昭和ライダー」枠で、『クウガ』からが「平成」枠なんですよね、慣例により


来場者特典は平成仮面ライダー15th記念の小冊子。中身は塗り絵です。

仮面ライダー15th記念 塗り絵

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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