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ぼやきつつ雑誌を

今月は、電撃文庫MAGAZINEの電子限定版が配信されました。
普段は電子書籍は読まないのですが、雑誌掲載作品はその後単行本化される保証もないので、購入してみました。

しかし、私はスマートフォンもタブレットPCも持っていないので、PCにアプリを入れて読むことになります。
が、Windows で使えるビューワは性能が低いのか、目次をクリックして当該のページに飛ぶこともできません。目次が役に立たないとは、「不便なので操作しているとボケ防止になる」というのを売りにしてもいいくらいの不便さです。

そもそも、さんざん指摘されていることですが、電子書籍のショップは色々なものが乱立しすぎています。あるショップで買えるものが、他所では買えません。紙の書籍はどこで買おうが版型が何であろうが同じ本棚に整理できますが、電子書籍はそれができません。
専用の端末を買ってそれが廃れたら、かつてのベータビデオと同じ末路を辿る可能性もあります。

仕方がないので手元のPCにアプリを入れて何とかするわけですが、性能が不十分という体たらく。

まあ、電撃モバイルのアカウントを取得するとショップである BookWolker のアカウントも同時作成してくれる点は助かりますが。それと、27日までに購入すると特典(イラスト集)が付きます。

紙の雑誌と同じく、大部分は電撃文庫で刊行中のシリーズの短編。
新作短編としては、

 入間人間「クラゲ島の永遠 接触篇」
 佐藤ケイ「だるま落とし無頼」
 鈴木鈴「クソゲーのじかん」
 和ヶ原聡司「A SCREEN OF JUSTICE」

の4本。
入間氏の「クラゲ島の永遠」は、文字通りに島のように巨大なクラゲが語り手です。同作者に犬や猫が主人公の作品はありましたが、クラゲとは……。
しかも接触篇ということで、続きそうです。

紙の電撃文庫MAGAZINEは偶数月発売ですので、電子限定版は奇数月発売で続くのでしょうか。どこにもそうと明言はありませんが、Vol.1 とあるので続きますよね…?

 ~~~

そして、発売日はこちらの方が前ですが、『コミックビーム』も発売されています。
最近忙殺されていて、雑誌も読み進みませんね……

月刊コミックビーム 2014年4月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2014年4月号 [雑誌]
(2014/03/12)
不明

商品詳細を見る

まず、表紙を飾るのは『放浪息子』完結から8ヶ月、志村貴子氏の新連載『わがままちえちゃん』です。
主人公は中学校(入試があるので新学校らしい)に入学したばかりの女の子・さほ
ところが彼女は、幽霊の女の子「ちえちゃん」と友達になった、と言うのです。

わがままちえちゃん 第1話カラー
 (志村貴子「わがままちえちゃん」『コミックビーム』2014年4月号、p.6)

ちえちゃんの正体は……とそこになかなか重い背景があるようです。
志村氏の場合、短編はともかく長編でこうしたオカルト色のある設定はあまり見なかった気がしますが、基本はやはり青春劇でしょう。


『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』は、主人公・二郎の小学校時代の同級生で委員長だった女性・志岐カオルが登場。
本作、当初(1巻前半)はまず、他人との食べ方の違いに気付いた主人公がショックを受けることが中心でしたが、話が進むと徐々にサブキャラクターの役割に差別化が生じてきます。
二郎の彼女・みふゆは喧嘩する相手、そして悩める二郎に導きを与えるのが上司である近藤さん……と。特に2巻で「いい話」として締めることが増えるに当たって、近藤さんの導きは大きな役割を占めています。
さらに2巻で登場した二郎の友人・服部はその豪快な自信満々な態度での発言により二郎を論破します。まあ論破というのも大袈裟ですが、言い返せなくなってしまうのです。
そして委員長はと言うと――

目玉焼きの黄身 パンケーキ編
 (おおひなたごう「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」、同誌、p.119)

その徹底したこだわりに、二郎は感動してしまいます。
他方でみふゆは前回から、芸人としての仕事で出会う男と休息に接近しており……2人の関係はどうなる? とストーリーもなかなか重かったり。

目玉焼きの黄身 委員長
 (同誌、p.121)


竹本泉氏『シンリャクモノデ』は、なぜか学校に来ると自分のドッペルゲンガーがいる話。

シンリャクモノデ 小杉原
 (竹本泉『シンリャクモノデ』、同誌、p.452)

真面目に考えると恐るべき侵略ですが、物語は淡々と日常コメディとして展開され、何だかよく分からないまま終わります。いつも通り。
そして最後、普段は単行本書下ろしのなかがきが雑誌掲載に含まれるという衝撃の展開に。
あとがき作家の本領発揮です。

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Author:T.Y.
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