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2014年4月の読書メーター

先月の読書メーターのまとめです。
28冊6377ページでした。

読書メーター2014年4月

1冊/1日を少し下回りましたが、そろそろ研究発表の準備等もあるので当然と言うべきでしょうか。データは正直です。

以下、個別記事で取り上げなかった(今後も取り上げなさそうな)作品の抜粋。

【ライトノベル】

さくらコンタクト route B 真智ありす (このライトノベルがすごい!文庫)さくらコンタクト route B 真智ありす (このライトノベルがすごい!文庫)
(2014/04/10)
日日日(あきら)

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 (route A の記事

共通ルート部分はroute Aで描かれたので3ページのみ。今回は友人・白兎の姉の真智ありすルート。子供の頃、春彦はありすと遊んでいたが、ある事件で彼女を傷付けて以来ずっと遠ざかっていた。そして今、春彦の受けていた異界「ブル・フル」の住人の攻撃をありすが肩代わりしてしまい…。ありすの孤独な過去、犠牲になろうと悲痛な覚悟を決める彼女とそれを前に足掻く主人公は紛れもなく作者の味。ありすはお姉さんぶっているけれども巫女としては半人前で世間知らず。単線で一人のヒロインとの関係を描くというコンセプトに忠実で良いかと。


いわゆるギャルゲーの別ルートということで、route A とはあくまでパラレルです。
「共通ルート」、つまり春彦が桜に触れて開花させるところまでは route A で(七月氏が)書いたので3ページで簡略に済まされます。

今回、春彦は春をもたらす暖かいエネルギーを受け取るようになる……はずが、その熱を狙う異世界「ブル・フル」の住人により、過剰に熱を持つ体質に改造されしまいます。他方でヒロインのありすは巫女として「ブル・フル」の住人を追い払おうとするも失敗、熱を奪われて命を脅かされるように。
これだけで二人がくっ付く理由は成立しているようなものですが、くっ付けば解決というわけにはいかず、後半は世界を救うため犠牲になろうとするありすと、その方が幸せだ等と言われても納得できず追い駆ける春彦という構図に。よくも悪くもシリアスな方向に話が大きくなり、ヒロインの自己犠牲的なところが出すぎている感はありました。
それでも、二人の関係を丁寧に描いて最後にハッピーエンドというのは良いですね。

自分はお姉ちゃんであり退魔のプロフェッショナルだ、と言って強がるも巫女としての修行も不十分で実のところ危なっかしいありすも可愛く描かれています。

それから、春彦の友人キャラである白兎にも驚愕の設定が付いてくることになりました。

route A のヒロインであった桃子は今回も普通に幼馴染として登場、春彦に好意を抱いているらしき描写もあるので、そこを見ると悲しいのですが、今回は「お母さん」と呼ばれてしまう面倒見のいいキャラに徹することで緩和しています。


釣り女と超能力少女 (電撃文庫)釣り女と超能力少女 (電撃文庫)
(2013/06/14)
入間 人間

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趣味の釣り(ただし、さっぱり釣れない)に興じていた女性は、川を流れてきた宇宙服姿で自称宇宙人の少女と出会う。『電波女』3巻で登場するより前、星宮社が(本人談では)地球にやって来た直後の話。彼女の変にキャラを作ったような奇行の由来も一部は明らかになる。ついでに名前の由来も。今読むと、知我麻社と同胞なのがよく分かる。天然で地球の常識に疎いらしき描写が多いし顔を作ってる最中云々も共通してるし…やはり正体は不定形なのか。


(元)神様女と宇宙少女 (電撃文庫)(元)神様女と宇宙少女 (電撃文庫)
(2013/06/14)
入間 人間

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小学生の頃は神童だったが、今やただの和菓子屋の店員の女性・小牧。彼女のもとに店長の娘――小学生時代のエリオが現れる。自分と比べて、この子の輝きは褪せることがないだろうと思う彼女の語りは、エリオのその後を知る読者あらするとまた色々感慨深いものあり。その時は絶対的に見える輝きも、後から見ればそれだけなのか。ついでながら考えてみると作者、「老後」は描いてもあんまり「遅咲き」は描いてないなあ。


昨年電子書籍として配信された『電波女と青春男』の単行本未収録短編。
閲覧環境もあまり良くないので電子書籍はあまり読む気が起こらないのですが、まあ短編なら、と読んでみました。
電子書籍のお陰で短編をこのように扱えるようになったという利点はあるのですが(電撃文庫では他に、電子書籍版のみ最終巻に『電撃文庫MAGAZINE』掲載の短編を収録している事例もあります)、しかしやはりきちんと単行本にしてほしいという思いもあり……


【新書】

絶望の裁判所 (講談社現代新書)絶望の裁判所 (講談社現代新書)
(2014/02/19)
瀬木 比呂志

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裁判官から学者に転進した著者が日本の裁判所の問題点を論ずる。裁判所は徹底した上意下達の官僚機構であり、裁判官は「己の良心に従って」裁判をすることなど許されず、人間性をもすり減らせていく。このため、当事者の「気持ちが分かる」裁判官などは稀である。裁判員制度も刑事系裁判官の権力拡大のための制度であり、市民を信用していないetc. 対して著者は、弁護士から裁判官に進む法曹一元制度を主張。裁判官の人間性分析等は主観の比率も高かろうと思うが、パターリズムの横行などいかにもと思える点も多い。


「お上が裁いてやる」というパターナリズムを積極的に有り難がるメンタリティを反映しているのが『遠山の金さん』のような作品ですが、著者は漫画『家栽の人』にその現代版を見出します(この漫画は司法関係者に人気が高いとか)。
しかし、実際には「自分を桑田判事〔=『家栽の人』の主人公〕のような立派な裁判官だと思っている無能な人」の方が多いという指摘は重要です。たとえ法曹と言えど、立派な人間ばかりを期待するのは間違いでしょう。
「上層部の意向に反する判決を出したら左遷されることはありませんか」と学生に訊かれるくらい、学生も裁判官を縛る官僚機構の現実を察してはいる、という話もありました。日本人があまり訴えたがらないのも、事を荒立てるのが嫌だというだけでなく、裁判所にあまり期待していないというのもあるのかも知れません。
とかく、重要な一冊です。


読んだ本の一覧とレビューは追記にて。
2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:6377ページ
ナイス数:348ナイス

どーにゃつ(1) (ヤングガンガンコミックスSUPER)どーにゃつ(1) (ヤングガンガンコミックスSUPER)感想
映画館に行くたびアニメの宣伝を観ていたので読んでみた。人類のいなくなった東京で、お菓子が動物化したような生物達が出現していた。言葉や常識は知っていても自分達が何者でどこから来たのか知らない彼らは集まって、人間の残した保存食を漁ったりネズミ? のマチュマロ共に食われそうになったり生き残っている衛星をハッキングしたりしつつ生活するが…。人類が消えた理由は未だ謎、ラストにはエヴァみたいなロボも登場する、衝撃のSF。背景の緻密な廃墟とキャラの絵柄のギャップも面白い。下ネタの多いギャグは微妙なこともあるが。
読了日:4月2日 著者:コザキユースケ
銀翼の魔戦鎧 (一迅社文庫)銀翼の魔戦鎧 (一迅社文庫)感想
アストは「災厄の魔法使い」オリヴァーから新型の魔戦鎧を強奪する仕事の依頼を受けるが、オリヴァーの孫娘アリアを助けて戦うことになる。魔法ファンタジーでパワードスーツを纏って戦うバトル物、戦争によって荒廃し魔物の住む森に脅かされる大地など色々あるのだが、どうも売りとなるポイントがぼやけ気味。恋愛面でも、メインヒロインであるアリアとの関係が印象付けられる前にルッカが登場、アリアが嫉妬する場面が目立ってしまったような。もう少し狙いを絞ってほしい。
読了日:4月3日 著者:早矢塚かつや
どーにゃつ(2) (ヤングガンガンコミックススーパー)どーにゃつ(2) (ヤングガンガンコミックススーパー)感想
コロッケンとメンチワワが登場、しかし旅をする2匹は遊んで日常を過ごすどーにゃつ達とはなかなか出会わない。他にもマチュマロのビッグスとウェッジとかもるどーにゃつとか新キャラ多数。そしてブタさんもようやく皆の前に姿を現すが……喋れないのか。さらに終盤、まさか巨大ロボとUFOのバトルが見られようとは。相変わらず絵のギャップが凄い。登場人物に世界の謎を解き明かす気があるのかないのか微妙なところで展開しているのが日常と殺伐とした世界のギャップのポイントか。
読了日:4月4日 著者:コザキユースケ
釣り女と超能力少女 (電撃文庫)釣り女と超能力少女 (電撃文庫)感想
趣味の釣り(ただし、さっぱり釣れない)に興じていた女性は、川を流れてきた宇宙服姿で自称宇宙人の少女と出会う。『電波女』3巻で登場するより前、星宮社が(本人談では)地球にやって来た直後の話。彼女の変にキャラを作ったような奇行の由来も一部は明らかになる。ついでに名前の由来も。今読むと、知我麻社と同胞なのがよく分かる。天然で地球の常識に疎いらしき描写が多いし顔を作ってる最中云々も共通してるし…やはり正体は不定形なのか。
読了日:4月5日 著者:入間人間
どーにゃつ (3) (ヤングガンガンコミックススーパー)どーにゃつ (3) (ヤングガンガンコミックススーパー)感想
コロッケン達を仲間に加え、畑を作ったりして生活基盤を築くどーにゃつ達。大半は遊んでいるだけだが、そんな中で黒いどーにゃつこと“しげる”さんの不穏な動きがあったり。終盤ではロボットアニメらしい変形する敵との戦いも。外見とチープなコクピットの落差がこの漫画らしい。そして大きな動きがあって続く。ところでウシフォンは草食なんだろうか。皆と同じものを食べてミルクを出してもなあ……
読了日:4月5日 著者:コザキユースケ
戦女神の異界決戦 (一迅社文庫)戦女神の異界決戦 (一迅社文庫)感想
突然異世界に迷い込んだ如月英志は、ヴァルキリーを統べる「オーディン」として侵略者ムスッペルと戦うべく、ヴァルハラ学園ただ一人の男子生徒となる。求められるのはヴァルキリーを愛すること。――しかし、作者の持ち味であるネットスラング等を交えた軽快な語り口はシリアスな話には軽すぎ、さりとて大筋がシリアスなのでコメディもあまり発揮されず。バトルも淡々として見せ場に乏しい。相変わらずなのは若干のフェティシズムくらいか。これが作者を活かせる作品とは思えない。
読了日:4月5日 著者:糸緒思惟
マイスター・エックハルト―その思索へ向かって思索する試み (叢書・ウニベルシタス)マイスター・エックハルト―その思索へ向かって思索する試み (叢書・ウニベルシタス)感想
エックハルトの思想に「形而上学的な層」「神秘主義の層」「神学的な層」の三層を区別し、「離脱」において魂が神と一つになるというエックハルトの思想を解明・解説する。アリストテレスやトマス・アクィナスの伝統との繋がりをも強調するが、著者の読みはハイデガーの概念を多用した「現象学的」なもの。エックハルトにおいては直接主題化されていない悪の問題等にも触れる。「質量」って「質料」のことかな。訳語には多少の疑問あり。
読了日:4月7日 著者:ベルンハルトヴェルテ
(元)神様女と宇宙少女 (電撃文庫)(元)神様女と宇宙少女 (電撃文庫)感想
小学生の頃は神童だったが、今やただの和菓子屋の店員の女性・小牧。彼女のもとに店長の娘――小学生時代のエリオが現れる。自分と比べて、この子の輝きは褪せることがないだろうと思う彼女の語りは、エリオのその後を知る読者あらするとまた色々感慨深いものあり。その時は絶対的に見える輝きも、後から見ればそれだけなのか。ついでながら考えてみると作者、「老後」は描いてもあんまり「遅咲き」は描いてないなあ。
読了日:4月9日 著者:入間人間
ふわふわさんがふる (電撃文庫)ふわふわさんがふる (電撃文庫)感想
空から降ってくる綿毛が死者の姿になる「ふわふわさん」の存在する世界。車椅子の生活をする僕のもとに、10年前に死んだ姉の姿の「ふわふわさん773」が現れる。11歳の時のままの姿で、変に堅苦しい喋りで何でも知りたがる773を恐れ嫌悪しつつも徐々に心の交流を築く僕だが……最後には衝撃のオチ。こういう家族もどきには、それでも意味はあったのか…? ところである意味では、公式サイトでの事前宣伝が最大の伏線だったような……。
読了日:4月10日 著者:入間人間
魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)感想
ノクティフェリア、サロメ、マスカラミアとヘロデア、さらには2000年前のオリエンテ婦人とサティアと、それぞれの過去と真相が明かされる。さくらと里弥、それにアボンドとレイチェル、歳郎と皆の命と想いを受け継ぎ、恵奈は世界の危機を前に決断する――。サティアもヘロデアも、求めたものは魂の安らぎと幸福のための智だったが、それは現世での利害のために歪められた。けれども智そのものは悪ではない。激変の後、これからはどのような智を築くのか、それは生き残った者達の手に託されている。素晴らしい感動の完結編。
読了日:4月11日 著者:佐藤ケイ
アインシュタインの相対性理論 (河出・現代の名著)アインシュタインの相対性理論 (河出・現代の名著)感想
原書にて。相対性理論はあくまで物理学理論であり、哲学的帰結を導くものではないと同時に、時空間の伸び縮みや非ユークリッド時空を主張するこの理論は決して「認識のアプリオリな形式としての空間と時間」というカント哲学の考えに対立するものではないことを主張する。相対性理論の数式は数箇所で、基本はあくまで認識論の議論。諸学における認識の形式の違いとその相対性を論じた最終章は『シンボル形式の哲学』に繋がるものをも感じさせる。
読了日:4月12日 著者:ErnstCassirer
マジカルデスゲーム(1) 少女は魔法で嘘をつく (富士見ファンタジア文庫)マジカルデスゲーム(1) 少女は魔法で嘘をつく (富士見ファンタジア文庫)感想
魔法少女13人を集めて行われる人狼ゲーム。この中に1人「魔女」がいるので、魔女と思う人を投票せよ、最多得票を集めた人が処刑されるという…。最初は事態の深刻さが分からないまま、投票という形で誰もが罪を背負ってしまう形になっているのがポイント。死の恐怖と罪の重み、極限状態で魔法少女たちの選択は…。魔法は騙し合いに活用されている模様。気がかりは、モチーフが「魔法少女」であることがいかなる問題意識に基づいているのかという点かな。この1巻だけだとまた途中で真相も不明だし、その辺は2巻以降次第だろうか。
読了日:4月12日 著者:うれま庄司
魔法少女サイト(1) (少年チャンピオン・コミックス)魔法少女サイト(1) (少年チャンピオン・コミックス)感想
学校でも家でもいじめを受けていた少女・朝霧彩はある日、謎のウェブサイトにアクセスし、銃の形をした「魔法のステッキ」を送られる。いじめる相手を消したものの、他の「魔法少女」との出会い、「魔法少女狩り」の襲撃と事件は続く。「魔法少女サイト」が予言する「テンペスト」の正体とは、そしてこのサイトが不幸な少女たちにステッキを送る目的は…? いじめのえげつなさや彩の怯える心理描写、奴村との友情など魅力は多いが、『魔法少女オブ・ジ・エンド』と同じくこれ、魔法少女という名称に相応しいかどうかは疑問だなあ…。
読了日:4月13日 著者:佐藤健太郎
さくらコンタクト route B 真智ありす (このライトノベルがすごい!文庫)さくらコンタクト route B 真智ありす (このライトノベルがすごい!文庫)感想
共通ルート部分はroute Aで描かれたので3ページのみ。今回は友人・白兎の姉の真智ありすルート。子供の頃、春彦はありすと遊んでいたが、ある事件で彼女を傷付けて以来ずっと遠ざかっていた。そして今、春彦の受けていた異界「ブル・フル」の住人の攻撃をありすが肩代わりしてしまい…。ありすの孤独な過去、犠牲になろうと悲痛な覚悟を決める彼女とそれを前に足掻く主人公は紛れもなく作者の味。ありすはお姉さんぶっているけれども巫女としては半人前で世間知らず。単線で一人のヒロインとの関係を描くというオンセプトに忠実で良いかと。
読了日:4月14日 著者:日日日
絶望の裁判所 (講談社現代新書)絶望の裁判所 (講談社現代新書)感想
裁判官から学者に転進した著者が日本の裁判所の問題点を論ずる。裁判所は徹底した上意下達の官僚機構であり、裁判官は「己の良心に従って」裁判をすることなど許されず、人間性をもすり減らせていく。このため、当事者の「気持ちが分かる」裁判官などは稀である。裁判員制度も刑事系裁判官の権力拡大のための制度であり、市民を信用していないetc. 対して著者は、弁護士から裁判官に進む法曹一元制度を主張。裁判官の人間性分析等は主観の比率も高かろうと思うが、パターリズムの横行などいかにもと思える点も多い。
読了日:4月16日 著者:瀬木比呂志
仮面ライダー鎧武ザ・ガイド仮面ライダー鎧武ザ・ガイド感想
主要キャスト、そして製作関係者達のインタビュー、「レッドドラゴン」で虚淵玄と競演したクリエイター達のショートコメント、坂上秋成の「虚淵玄論」、そして江波光則による駆紋戒斗外伝小説etc... 小説はそれほどストーリーに食い込んでくるものではなかったが、それは止むを得ないか。内内省の仕方が江波らしい。虚淵の「今怖いものは天災」「ライダーベルトは本来、子供が付けて遊ぶもの」という論は非常に明快でしっくり来る。総じてどの記事も読み応えはあったので満足。
読了日:4月16日 著者:
修羅の門異伝 ふでかげ(6) (月刊マガジンコミックス)修羅の門異伝 ふでかげ(6) (月刊マガジンコミックス)感想
今回は丸1冊、準々決勝でサンセッタ広島戦。長身の「矢」を武器とするサンセッタに対し、ふでかげはキーパーの拳将に身長が足りないことこそ最大の弱点だというのだが…。序盤で先制されるも、拳将の圧倒的なプレーで巻き返すのはある種いつも通り、でも圧巻。戦法が限られてるようでも色々魅せ場はあるものだ。次はいよいよ結城亮のいる東京ギガンテスか。
読了日:4月17日 著者:飛永宏之
修羅の門 第弐門(12) (月刊マガジンコミックス)修羅の門 第弐門(12) (月刊マガジンコミックス)感想
前巻から引き続き、今巻の最後まで九十九vsライアン、そして最後で決着。ドーピングに留まらないインチキありで総合格闘技内での強さを追求したライアンは「現代の総合格闘技の戦場に陸奥を立たせる」第弐門のテーマの一つの頂点か。対して「壊れている」九十九は、徹底して相手の得意分野に挑んで凌駕することを目指す。しかし、最後で再び修羅覚醒の兆しとなれば、決勝戦では「殺人拳」という無印のテーマが戻ってくるか?
読了日:4月17日 著者:川原正敏
ニーベルングの指輪2 神々の黄昏、そして―― (一迅社文庫)ニーベルングの指輪2 神々の黄昏、そして―― (一迅社文庫)感想
これにて完結。ジークフリート達に助けられた領主グンターとその妹グートルーネが、それぞれブリュンヒルデとジークフリートに一目惚れ。指輪を狙うグンターの義弟ハーゲンの陰謀もあって、ジークフリートは彼らの手に落ちブリュンヒルデとの間も引き裂かれるが…。大筋において原作を辿った悲劇で、前半のイチャイチャもそれを引き立てるが、後味の悪さ控え目で希望を見せる展開と締め。戦乙女として格好良いところも見せるヒロインがポイント。あくまでジークフリートの物語としてのライトノベル化なので、ヴォータンの没落は脇に退けられている。
読了日:4月20日 著者:六塚光
最終戦争は二学期をもって終了しました -壱ノ刀・カグヤ- (一迅社文庫)最終戦争は二学期をもって終了しました -壱ノ刀・カグヤ- (一迅社文庫)感想
街を破壊しかねない実験を行う組織「根元学会」と戦うため転校してきたヒロイン。だが主人公と仲間達はすでに根元学会を滅ぼした後だった…。かくして全編、戦いの終わった平和な日常を描く。すぐには敵組織の滅亡を信じられず、戦場気分の続くヒロインはズレていて可愛いで済む内はいいが、軋轢を引き起こすこともあり…。山場で残党との戦いを安易に持ち出さない辺り「戦いの終わった後の話」を貫徹しているが、各自の多様な「日常への(不)適応の仕方」という点では不足の感も。特に最終兵器だった幽日。この世界での異能の扱い等も不明点が。
読了日:4月20日 著者:扇智史
サービス&バトラー (講談社ラノベ文庫)サービス&バトラー (講談社ラノベ文庫)感想
セレブ学校にテニス特待生として入学していた水瀬直哉は右肘のケガで退学しようとしていたが、神坂陽菜に執事兼第二テニス部コーチとして雇われ学校に残ることに。第二テニス部はテニス部の勝利至上主義に反発した生徒達の集まりだが、部の存続を賭けて元祖テニス部と勝負することになり…。シリアスな話を避けてセクハラばかりしつつ、テニスに関しては真摯な直哉がお嬢様やメイド達と掛け合いを展開しつつテニスに励む姿が楽しい。部活動の問題や執事の仕事も真面目に扱われている。ただ、このテーマなら陽菜以外への指導ももっと見たかったかな。
読了日:4月22日 著者:望月唯一
魔弾の王と戦姫 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)魔弾の王と戦姫 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
エレンとソフィー、二人の戦姫が揃っても勝てない強敵・黒騎士ロランを相手にティグルが負傷、そして黒弓の神話的来歴とティグルのパワーアップに関わるイベントも。原作3巻後半部に相当するが、3巻の最後まで消化せず、ロランとの決着は次巻に持ち越し。かつてない強敵の登場で大きな山場だけに今までよりページを割いてるな。ロランが圧巻。合戦の陣形などもまずまず分かりやすいし、ロマネスク教会風の神殿も重厚さが出ていて良かったかな。
読了日:4月23日 著者:柳井伸彦,川口士
問題児たちが異世界から来るそうですよ?  YES!  箱庭の日常ですっ!  (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! 箱庭の日常ですっ! (角川スニーカー文庫)感想
前巻が後半短編集で今回また短編集という運びに少し読む手が止まっていたが、遅ればせ読了。短編なのであまり高難度のゲームや強敵との対決はなく、現在の本編と比較するとなおさら問題児達の暴れっぷりの爽快さが際立つ話が多い。戦わない日常編も。各短編が本編のいつ頃の話で、その時期の状況はどうだったのか、こちらの記憶が定かでないこともしばしばだが…。
読了日:4月23日 著者:竜ノ湖太郎
暁のヴァンピレス 前奏曲-side Adelaide×Malheureux-暁のヴァンピレス 前奏曲-side Adelaide×Malheureux-感想
吸血鬼達の住む地ドラクリヤは今、四つの国に分かれて覇権を争っていた。四つの国の女王達の内、この巻ではアデレイドとマルゥル・ルルーがメインで描かれる。幼馴染だった二人だが、今や対立する立場にあり…。漫画メインで短編小説とドラマCDをも組み合わせ、一連の話をドラマCDと漫画に振り分けたりもしているマルチメディア作品だが、内容的にはほぼ彼女達の個人的な付き合いと会見の場面のみ。今後に壮大な物語を期待できるなら良いが。
読了日:4月24日 著者:PEACH-PIT
暁のヴァンピレス 前奏曲-side Kira&Kirill×Ulberta-暁のヴァンピレス 前奏曲-side Kira&Kirill×Ulberta-感想
今回は獣血鬼のウルベルタと、双子の女王キィラとキリルがメイン。クーデターでオルト大公国を建国する以前のウルベルタの夢に現れ、過去や未来の様子を見せる双子。後半の漫画とドラマCDは『side Adelaide×Malheureux』から1年後、オルト大公国が初のホストとなっての紅涙の宴が舞台で、双子が他3人の女王達を尋ねて謎かけをして回る。双子の不思議な能力を通して将来の歴史の動きまですでに決まっていることを仄めかすが、内容は相変わらず彼女達の個人的な会話がほとんど。
読了日:4月24日 著者:PEACH-PIT
暁のヴァンピレス~アグレイアーデンの緋百合~(一迅社文庫)暁のヴァンピレス~アグレイアーデンの緋百合~(一迅社文庫)感想
4国が覇権を競う吸血鬼の世界ドラクリヤにて、アグレイアーデンの辺境貴族スタフォード侯爵が4国の女王達を集めた宴を開催する。しかし彼は資源の枯渇という現状への対応策として非人道的な奴隷制を考案しており…。主人公はアグレイアーデンの騎士リィザ・ザクセン。彼女の正体が一つの見所だがタイトルがタイトルだけに予感はあったというべきか。しかし原作漫画に比べればストーリーの動きはあるものの、世界の大きな情勢には動きがなくこれでも「序章」か…。詩的な短い区切りの多い文体は内容に合った雰囲気を出してたかな。
読了日:4月27日 著者:桜井光
プラトン全集〈3〉ソピステス・ポリティコス(政治家)プラトン全集〈3〉ソピステス・ポリティコス(政治家)感想
哲学者ソクラテスは後景に引っ込み、もっぱらエレアからの客人が語る対話篇2本。それぞれ「ソフィスト」と「政治家」がいかなる人間か論じられるが、それぞれの中で存在と非存在に関する長い議論や宇宙の時間逆転という壮大な神話が語られ、作品の真意を理解するのは中々に難しい。しかも結論として語られるソフィスト像は哲学者ソクラテスと重なる…これはソクラテスの語ってきた哲学者像を揺るがすのか? 政治哲学にも関わり、多くを問い質す名著。
読了日:4月28日 著者:プラトン
千の魔剣と盾の乙女 (一迅社文庫)千の魔剣と盾の乙女 (一迅社文庫)感想
人間が魔物に脅かされ海上都市で暮らしている世界で。魔剣使いロックは喋る魔剣ホルプと出会う。ロックの師バルトゥータスは魔王を封印した勇者サーシャの幼馴染で、魔王を完全に倒してサーシャを助けるという目標を持っており、ロックも夢は魔王を倒すことだが、本気にする者は少なく…。魔王と勇者のいる王道ファンタジー、主人公の仲間は美少女2人で物語も最後は仲間の大切さに帰着するのだが、男の夢と女の想いのギャップが簡単には埋まらないというのが結構印象深い。なお、タイトルの割に盾使いエリシアの地位はそれほど特権的ではない感。
読了日:4月28日 著者:川口士

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
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