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まずまず読み甲斐あり

今月も電撃文庫の発売日、そして隔月の『電撃文庫MAGAZINE』も発売される月です。

電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2014年 07月号 [雑誌]電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2014年 07月号 [雑誌]
(2014/06/10)
不明

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例によって付録多数。
ポスターとフィギュアは毎号恒例で、しかもここ数号はポスターがリバーシブルです。
どちらが表なのか分かりませんが、それぞれ『ブラック・ブレット』(写真上)と『ソードアート・オンライン』(写真下)。

電撃文庫MAGZINE Vol.38 ポスター1

電撃文庫MAGZINE Vol.38 ポスター2

それから、今回は『魔法科高校の劣等生』クリアファイルも。

電撃文庫MAGZINE Vol.38 クリアファイル

これ、裏面がメモになっています。

電撃文庫MAGZINE Vol.38 クリアファイル(裏)

しかし、ただでさえ勿体ないのでまず使えないこの手のグッズですが、「クリアファイルをメモ帳として」はなおさら使う気にならなさそうです(こうやってメモ帳になるクリアファイルは他にも見た記憶がある気はしますが)。


内容ですが、まず2月に発売された新人賞作品の内、『ゼロから始める魔法の書』『韻が織り成す召喚魔法』『王手桂香取り!』『水木しげ子さんと結ばれました』の新作短編が掲載。ちなみに『韻が織り成す~』『王手桂香取り!』『水木しげ子さん』の3作は2巻も今月同時発売です。
また「電撃文庫MAGAZINE賞」受賞作の短編「給食争奪戦」から続く「小学生シリーズ」の新作「万引き戦争」も掲載。この「小学生シリーズも」書下ろしを加え単行本『給食争奪戦』として今月発売しています。

給食争奪戦 (電撃文庫)給食争奪戦 (電撃文庫)
(2014/06/10)
アズミ

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新作としては、志水一矢『モブ恋』が掲載。これも8月の発売予定にある作品で、短編を先行掲載という格好です。
イラストレーターは同作者の前作『竜と勇者と可愛げのない私』に引き続きぎん太氏。


それから、入間人間氏がまた新作『おともだちロボ チョコ』を掲載。しかも思い切り長編の序章、「つづく」になっています。
これで『神のゴミ箱』は2号連続で姿を消しています。単行本書き下ろし作品もしばらく新巻を見ていないものがありますが、雑誌連載作品も電子限定版の『クラゲ島の永遠』を含め同時に3つ目とは。
イラストレーターは『僕の小規模な自殺』『エウロパの底から』『ふわふわさんがふる』に引き続き laundraw 氏。
今回はいきなりエヴァンゲリオンを髣髴とさせる扉絵で、まったく作品ごとに雰囲気の違う絵を見せてくれる人です。

おとこだちロボ チョコ

今回は――童話のようなタイトルに反して――ディストピア的な空気のある巨大ロボット物です。ですから、この扉絵は実によく合っています。
作中世界では巨大怪獣のようなものが出現するようになっており、対抗する兵器がこの巨大ロボット。
まだ人類存亡の危機とまでは書かれていませんが、一部の人間は火星をテラフォーミングして移住する計画を進めており、地球居残り組は宇宙空間をも超えてテレポートしてくる怪獣を引き付けるための囮役というのですから、なかなかに絶望的な状況です。
最初から戦闘シーンできっちり人が死にます。

主人公は技術学校の生徒でロボットパイロット訓練生、永森友香(ながもり ともか)
現在、新型のロボットが実用化されるのですが、そのパイロットは人間には耐えられないので等身大ロボットが勤めるとか。
ロボット兵器がなぜ人型でなければならないのか、といったことには一応にも説明がありますが、さすがにロボットがパイロットをやるとなると「なら遠隔操縦にすればいいのに」というツッコミは作中にもあります。
これについては、そもそも開発した博士が元々兵器のつもりで作ったのではなかった、ということのようですが……

というわけで、「チョコ」はこのパイロットを勤める等身大ロボットであり、タイトルから理解される通り、内容は友香がチョコと友達になる話ということになります。
しかし、起きる出来事は血腥い戦いで、今のところチョコが何を考えてるのか、そもそもどれくらい人間に近いのか必ずしもよく分からず、友香はなぜ自分が友達に選ばれたのかさっぱり分かっていない状況です。それだけにむしろ不気味さが先行します。

作者ならではの皮肉な空気は相変わらず。たとえば、優秀な成績で技術学校を卒業すればエリートコースが待っているので訓練生たちも成績には敏感なのですが、博士はそんな訓練生の価値観にはまったく興味がないというところを露骨に見せますし、手柄だと意気込んでいたエリートもあっさり、状況を理解しないまま死にます。
そして友香はさほど優秀ではなく、エリート訓練生の成績争いからも距離を置いていますし、火星に去っていった家族に対する心情もかなりの距離感があります。学園生活でも人間関係にほどほどの距離を置いているのがよく伝わります。そんなぼっち気質は紛れも無く作者の描くキャラですね。

技術学校は男女共学ですが、友香と仲の悪い嫌味な優等生が女子(しかも、今後も登場する可能性がありそう)でキャラの立っている男は博士だけという辺り、女子社会の空気を強く感じます。
女主人公でこういう空気なのは『アラタなるセカイ』『安達としまむら』に、加えてディストピア的未来物となると特に前者に近いものがあって、割と好きな雰囲気なので楽しみです。
今のところ、緩いガールズトーク的な会話はまだあまりないのが残念ですが。

それから、相変わらず作中固有の(カッコいい)用語を使わないのですね。
何しろ、頭にアンテナがあって背中に大きなタンクを背負っているからといって、ロボットの通称が、「カタツムリ」です。もちろん正式名称ではありませんが、機体番号ではないロボットの総称は語られず、機体番号のことが触れられるのも一度きりです。それは怪獣に関しても同様です。
専門家の間での正式名称はあるのかも知れませんが、少なくとも訓練生には関心事の外、ということでしょう。

思うのはまず、ちゃんと最後まで続けてほしい、できればそこまで待たせないで、ということですが。


今回の『野崎まど劇場』は電子書籍が題材。
相変わらず特殊な画面作りを操ります。

ワイワイ書籍

そして野崎氏に関しては、7月までの発売予定にはありませんでしたが、『なにかのご縁』2巻が今夏発売予定とのこと。


そう言えば、『電撃文庫MAGAZINE』の電子限定号はVo.1が3月16日、Vol.2が5月20日配信と、紙版と後退で偶数月に出すのかと思いきや少しずつ配信日が後にズレ込んでいき、今回の『電撃文庫MAGAZINE Vol.38』ではついに、電子限定号Vol.3の予告が見当たりませんでした。ちゃんと続くのでしょうか……?

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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