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この改編も一つの選択肢、か

今月26日発売の月刊『コンプエース』11月号から、ついにライトノベル『魔法少女育成計画』のコミカライズが連載開始となりました。
コミカライズ決定という話という話が最初に公言されたがいつだったかもう忘れてしまいましたが、優に1年以上経っていると思いますが……

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(2014/09/26)
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手がける漫画家は江戸屋ぽち氏。

本編の前に2ページの紹介ページも設けられていて、4コマ漫画の付いていたりします。
ここで紹介されている魔法少女がスノーホワイトとラ・ピュセルの二人だから、というのもあるでしょうが、ラ・ピュセルのネタにされようは相変わらず……そしてネタにするポイントは大体期待された通りでもあります。

魔法少女育成計画コミカライズ 紹介ページ
 (『コンプエース』2014年11月号、KADOKAWA、pp.106-107)

本編の出だしはこんな感じ↓

魔法少女育成計画コミカライズ カラー
 (同誌、p.109)

スノーホワイトが鍵を無くした少女を助けるこのシーンは原作でも冒頭に来ていたものですが、その後はだいぶ様子が違います。
この漫画版では、すでに魔法少女たちの生き残りをかけたデスゲームに突入しているところから始まり、そうなったいきさつは回想で語られるのです。

魔法少女育成計画コミカライズ スノーホワイト&ラ・ピュセル
 (同誌、p.112)

展開としては、この1話でルーラ脱落まで進みます。

無論、緊迫感を持った場面を最初に持ってきて読者を引き込むという意味で、これは一つの手ではあります。
ただ本作の場合、平和な魔法少女たちの姿をじっくり描いておいてそこから急転、という原作の流れならではの衝撃度というものがありましたし、どちらが良いのか、判断は難しいところです。
(『episodes』収録の短編などを活かせば、平和な時のことを原作以上に豊かに描けただろう、という思いもあります)

それから、設定にも少なからず変更があって、たとえばラ・ピュセルが魔法少女としてスノーホワイトの先輩ではなく同期で、ねむりんがスノーホワイトとラ・ピュセルの指南役になっていたり。
原作では何一つとして活躍のないまま退場していったねむりんに出番を与えるための措置としては、これも妥当な判断の一つかも知れません。結果として、原作の補完短編と言い特別編集版の4コマ漫画と言い、どこでも何かとねむりんの活躍が増える形になっていますが……

ついでに、今回リップルの出番は1コマだけ、とりあえず第1話ではスノーホワイトとラ・ピュセルのコンビ、及び二人が関わる相手に絞り込んだ感じです。
一度にあまり大量のキャラを出して混乱させるより、連載という区切りを利用してキャラの手番をずらすというのも理解できる戦略でしょう。
それどころか、その二人に関してすら、ラ・ピュセルの正体もまだ描かれても語られてもいません(上述の紹介ページの4コマが若干それに触れていますが)。
もっとも一人称が「僕」の男の子らしい喋りなので、分かりやすいかも知れませんが。

魔法少女育成計画コミカライズ ラ・ピュセル
 (同誌、p.120)

原作だとスノーホワイト以外に対してはもう少し女騎士らしくキャラを作っている設定だった気がしますが、この漫画版では魔法少女になり立ての設定なので、仕方ないのかも知れません。

絵に関しては、もちろん原作イラストとの絵柄のある程度の差異は仕方ないことですが、独特のキャラクターデザインを踏襲して印象もそれなりに伝えていますし、場面ごとの雰囲気も出ていて、及第点ではないでしょうか。
アクションシーンに関しては少し分かりにくいというか、慌ただしさを感じるところがありますが(「慌ただしい」か「じっくり描いている」かというのは、読者に必要な情報を伝え、引き込むために求められる手順を踏んでいるかどうかの問題であって、アクションの「スピード感」とは関係がありません)。

後は、上で引用した場面でも分かる通り、スノーホワイトは下着を見せないように描かれている(女児向けアニメ的)のに対し、カラミティメアリは登場するなり早速パンツを見せているのは意図的でしょうか? これもキャラのイメージからして外れてはいない気はします。
ちなみにピーキーエンジェルズはドロワーズ。これも納得。

魔法少女育成計画コミカライズ メアリ
 (同誌、p.136)

総じて、原作からの改編に根拠があるのは理解できますが、さてトータルとして吉と出るか凶と出るかは、しばらくは結論できないかも知れません。


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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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