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2014年9月の読書メーター

先月の読書メーターのまとめです。
38冊9153ページでした。

読書メーター2014年9月

漫画が多いとは言うものの、久々に1冊/1ヶ月のペースを上回りましたし、この間に洋書の学術書も2冊読了できたので、ある程度まで満足しています。
以下、例によってまずは抜粋を。


【小説】

ネクロハザード ~傀儡の退魔少女~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)ネクロハザード ~傀儡の退魔少女~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
(2014/09/03)
神蔵柾仁

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いわゆるゾンビパニックの発生源となってしまった少女の物語。人の魂を喰らう魔物としての衝動を封印され、退魔師としてバチカンに隷従するレーシャと、そのターゲットとなる鈴音。W主人公という感じか。希望を感じさせて暗転。そこからまた…といった展開はまずまずだが、なんだか物足りない。展開も二人の過去の説明も急ぎ足、食人鬼がねずみ算式に増殖していくゾンビホラー的描写も実質を欠いていたせいか。


いや本当に、筋はまずまずだがダイジェストを読まされている気分でした。
後、未だにAmazonの書影がタイトルロゴもない不完全なものだというのもどうなんでしょう。このレーベルだと多いですけれど。


悲しみの時計少女悲しみの時計少女
(2010/10/26)
谷山浩子

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元カレを称する男? に紹介された少女は、顔が時計の文字盤になっていた。彼女と共に「時計屋敷」に向かう途中で出会う様々な時計。ひたすら「いま」を告げ続ける時計の森、砂時計と化して生きる二人、ゼノンの逆説のごとく時の中に人を閉じ込める時計…。シュールな世界が横浜から鎌倉という現実の地名に重なる様は笑いもありつつ、各エピソードと最後は中々にダーク。人は時計の刻む時に合わせての生活を強いられる、それは時計が時を作り、人はそれに合わせて切り刻まれるということ。そんな重さと強迫を美しいイメージで描いた一遍。


先月に谷山氏の小説は2冊読了。新作『Amazonで変なもの売ってる』は記事で取り上げましたが、こちらは取り上げないままでした。初出は1991年ですが、近年復刊された作品です。
語り手が「浩子さん」で、しかも歌手らしく、作者を連想させますが、内容はファンタジーです。

テーマはまさに、時を作り出して人間の方がそこに嵌り込むことを要求する暴力的な存在としての時計で、それをめくるめくイメージで描くのは谷山氏らしい。
まあ、終盤に謎解きっぽくなっているものの、そもそも何がありで何がなしなのかさっぱり分からない世界なので、ミステリー的な味はあまりありませんが。

ちなみに、同名の曲も存在し、アルバム「歪んだ王国」↓に収録されています。
一見するとだいぶ違うように見えますが、最後まで読んだ上で歌を聴くと、歌詞と小説の内容の確かな対応が分かります。

歪んだ王国 (紙ジャケット仕様)歪んだ王国 (紙ジャケット仕様)
(2011/09/14)
谷山浩子

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【漫画】

僕は友達が少ない 11 (MFコミックス アライブシリーズ)僕は友達が少ない 11 (MFコミックス アライブシリーズ)
(2014/09/23)
いたち、平坂読 他

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 (前巻について触れている記事

原作6巻の占いのエピソード(時系列繰り下げ)+7巻前半。隣人部の文化祭での出し物となる映画を巡り、夜空の残念さが極まり、しかもシリアスな方向にこじれていく箇所だが、ある面で現実にありそうな場面でもある。生徒会会計・遊佐葵が登場する他、その他生徒会メンバーも顔見せあり。ギャグでも顔芸のインパクトは初期より落ちたが、まあ内容的にシリアス寄りになっているところなので妥当ではあるか。叙情的なシーンは非常に良い。そして最後、理科のあの台詞は大分先取りして単行本最後の引きに持ってきた感じだが……?


占いのエピソードは原作だと小鳩の誕生館関連(原作6巻、漫画版10巻)の前ですが、漫画版では後に。しかし大きな問題は生じていません。
漫画として単行本ごとの構成まで考えて必要性を考えてエピソードの取捨選択、組み替えも行っているようで、コミカライズとしては本当に大した出来です。
まあ、内容的には原作7巻の半ば辺りだというのに、飛んで7巻最後のシーンを巻末に持ってきたのはフライング気味な気もしますが、さてどうなるでしょうか。


【スポーツ】

阪神タイガースの黄金時代が永遠に来ない理由 (宝島社新書)阪神タイガースの黄金時代が永遠に来ない理由 (宝島社新書)
(2014/09/16)
野村 克也

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阪神選手を持て囃しすぎて勘違いさせるマスコミ、ヨソ者が活躍しにくい雰囲気、エース・4番・正捕手の不在…。軸はもっぱら著者が監督を務めた時期からの(一部は現役時代のエピソードに遡る)阪神タイガースの問題点指摘なのだが、所々でジャイアンツの采配や来た球を打つだけの「天才野球」「積極性の勘違い」等への批判に話が及ぶことも。技術論や昔の話は少なめ、今年の話が多いので、タイムリーではある。歴史の「もしも」は結局変わらなさそうな話も多かったりするのはご愛敬。後、小見出しと本文のトーンが違うことが結構あるような…。


『あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由』、『阪神タイガース暗黒時代再び』に続き、野村氏の阪神批判本も何冊目かになりますが、まあこの機に最新のものを読んでおけば過去のものの内容も反復して、最新情報も入れているとだろうと。概ね期待通りでした。今年活躍している選手について語っているのでちょうどいいです。

チームの弱点や、5年連続で他球団から捕手をかき集めるような編成のおかしさについては言わずもがな(投手や打者ならともかく、捕手のポジションは一つ、数集めても仕方ありますまい)。
そもそも野村氏に言わせれば、「(巨人と違い)阪神に良き伝統があるのかどうか。悪いことしか思いつかない」というほどです。

これに対して、たとえば岡田彰布氏の『そら、そうよ 勝つ理由、負ける理由』(「2014年5月の読書メーター +α」)を読むと、「阪神にはよき伝統がある、オリックスにはそれがないからフロントのチーム作りも、スコアラーもコーチも、選手の自覚もなっていなかった」という旨の話をしているのですが、しかし具体的に「阪神の良き伝統」とは何かは、必ずしもはっきりしません。具体的な話はむしろ、「最近の阪神はまた悪い方向に向かっている」ということに集中します(近著『プロ野球構造改革論』だと、「言われた時間の30分前に集合する。遅刻する選手などいない」といったことは書かれていましたが……)。
阪神監督として成功しなかった(3年連続最下位)の野村氏と、阪神OBであり選手・コーチ・監督として優勝を経験した岡田氏。いずれにもバイアスはあるでしょうが、こと「阪神の伝統」に限るなら、その内容について明瞭に語っている分、野村氏の方に分を感じてしまうところはあります。

本としての難点は、打線の話から「原監督の苦労知らずが、今の日替わり打線を生んだ」となり、移籍選手の話からジャイアンツへの移籍選手の話になるなど、タイガース以外の話(主としてジャイアンツ批判)に話が移ってしまうことでしょうか。それぞれの話の内容は著者のきっちりした野球観を反映しており、タイムリーでもあるのですが……
それと、「西岡剛は自信家というより過信家」と小見出しが付いているものの、読んでみると「過信家というのは必ずしも悪い意味ではない」と言っていたりと、ちょっと小見出しのトーンにもズレを感じることがあります(これは編集者のせいかも知れませんが)。
最後の「歴史に『もしも』があったら、阪神に黄金時代は到来していたか」に至っては、阪神としてはもっと悪くなりそうな「もしも」や、さらには「もし長嶋茂雄が南海に入団していたら」のような、あまり阪神に関係ない話もありますし……。


背番号1の打撃論―小さな体でもホームランが打てる! (ベースボール・マガジン社新書)背番号1の打撃論―小さな体でもホームランが打てる! (ベースボール・マガジン社新書)
(2010/07)
若松 勉

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「小さな大打者」と呼ばれてヤクルトで活躍、コーチ・監督としても日本一になった著者の自叙伝。通用するのかどうか不安に思いながらのプロ入り、タイトル争い、優勝。少年時代から厳しい環境で育ち、いかに真剣にハードな練習に取り組んできたか。人柄がよく伝わる。打撃の師である中西太の名前がとりわけよく出てくるのが印象的。監督としては選手との付き合い方の話がもっぱらである辺り、監督よりもコーチ向きという本人談は正しいのだろう。背番号1がミスタースワローズの番号として受け継がれているという話も中々に感慨深い。


監督としても采配の話がはほぼ辺り、「私は監督の器ではない」と言っているのはのはよく分かります。
日本のプロ野球球団には永久欠番を作る気のなさそうなところも多いのですが、ヤクルトの場合、若松氏の背番号1を「準永久欠番」として、「ミスター・スワローズ」に相応しい選手に与えるようにしているということで、きちんと功労者に敬意を表してはいるようです。これまた面白い話ですね。


読んだ本の一覧は追記にて。



2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:9153ページ
ナイス数:754ナイス

アリストクライシIII with you (ファミ通文庫)アリストクライシIII with you (ファミ通文庫)感想
ロミニアの街に仇の二人、ベイリーとクロエがいると聞いてやって来たエリーゼ。だがその街には「吸血鬼」と「少女義賊」が跋扈していた。奪った者は奪われる、だから復讐として奪い続けるなら、大切なものなど作ってはならない、けれどもエリーゼにはグランが――。奪えないという絶望。復讐の旅は未完、グランの正体についても終盤で少し触れられるに留まっての終了は残念。しかし「彼女の御話」と「少女の御話」がエリーゼと重なりつつ、その幸福と絶望を示唆する終幕に向かう様は、相変わらずとても美しい話だった。
読了日:9月3日 著者:綾里けいし
トリコ 31 (ジャンプコミックス)トリコ 31 (ジャンプコミックス)感想
グルメ界入り、妖食界ではブランチが再登場し、アカシアのサラダ「エア」を目指す。グルメ界の強烈な環境もあったが、むしろ言葉を喋る生物たちの印象が強いな。妖食界は村というか文明まで作ってるわけだし。ニトロのことを考えれば驚く程でもないのか。ニトロと言えばブルーニトロについても情報が。だがやはり、波の上でコーヒーブレイクしているカエルとそれにシリアスに驚くトリコが一番のインパクトだった。ついでにたけし(笑)
読了日:9月4日 著者:島袋光年
悲しみの時計少女悲しみの時計少女感想
元カレを称する男? に紹介された少女は、顔が時計の文字盤になっていた。彼女と共に「時計屋敷」に向かう途中で出会う様々な時計。ひたすら「いま」を告げ続ける時計の森、砂時計と化して生きる二人、ゼノンの逆説のごとく時の中に人を閉じ込める時計…。シュールな世界が横浜から鎌倉という現実の地名に重なる様は笑いもありつつ、各エピソードと最後は中々にダーク。人は時計の刻む時に合わせての生活を強いられる、それは時計が時を作り、人はそれに合わせて切り刻まれるということ。そんな重さと強迫を美しいイメージで描いた一遍。
読了日:9月5日 著者:谷山浩子
四人制姉妹百合物帳四人制姉妹百合物帳感想
女子校閖村学園にて。4人の少女が集うサロン「百合種」の1年間。何度もバカ騒ぎを起こしつつ、女同士の切ない恋愛感情もあり。下の毛を剃毛するという話がかなりの割合を占め、ある種濃い性描写をも見せながら、不思議に上品な語り。3年生から1年生まで揃っていることから分かる通り、このメンバーは1年間しか一緒にいないわけで、最後には関係の終わりを描く何とも切なくも美しい青春小説に。男子高校生が聞いた話、しかもそれを語っているのもこのメンバー中にはいないという多重伝聞の形式が、また何とも言えない距離感を形作っている。
読了日:9月5日 著者:石川博品
世紀末救世主伝説 ―魔王― ~勇者の少女を育てるために、魔王の俺が人間界の世直し始めました~ (一迅社文庫)世紀末救世主伝説 ―魔王― ~勇者の少女を育てるために、魔王の俺が人間界の世直し始めました~ (一迅社文庫)感想
魔王ヘメロカリスは平和に退屈し、勇者との戦いを望むも、人間界はモヒカンが暴虐を尽くす世紀末、伝説の勇者の子孫の少女グランディスも極貧生活を送っていた。魔王は足長おじさんとして勇者を支援することを決意する。無国籍で無時代な世界観だが……どうもズレや破天荒さを売りにしたギャグとしてはパンチが弱く、「世直し」はあっという間に終わるくらいで風刺的でもない。コメディとしてはまずまず楽しく、基本の筋は暖かくいい話。それはいいのだが、馬鹿っぽい世界設定を馬鹿に徹して活かしているとは言えない感じ。
読了日:9月6日 著者:松山剛
ネクロハザード ~傀儡の退魔少女~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)ネクロハザード ~傀儡の退魔少女~ (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)感想
いわゆるゾンビパニックの発生源となってしまった少女の物語。人の魂を喰らう魔物としての衝動を封印され、退魔師としてバチカンに隷従するレーシャと、そのターゲットとなる鈴音。W主人公という感じか。希望を感じさせて暗転。そこからまた…といった展開はまずまずだが、なんだか物足りない。展開も二人の過去の説明も急ぎ足、食人鬼がねずみ算式に増殖していくゾンビホラー的描写も実質を欠いていたせいか。
読了日:9月7日 著者:神蔵柾仁
クインテット・ファンタズム (1) 輝刃の姫君 (富士見ファンタジア文庫)クインテット・ファンタズム (1) 輝刃の姫君 (富士見ファンタジア文庫)感想
「自殺世代」と呼ばれる程に若者の自殺が増えた未来社会、拡張現実を使った闘技「ファンタズム」が普及していた。御津神戌意はかつてこの協議で人を殺して以来遠ざかっていたが、後輩の少女・刻導イミナに求められ、ファンタズムに復帰することになる。自殺衝動に抗い、生きる意味を摑むために命がけの協議に挑む少年少女、無双で苛烈な主人公等は作者らしいのだが、武装はバーチャルな拡張現実でありつつ死の危険性ありという設定とか(筋としてはバーチャルでない方が嵌まるような)、学校の部活スポーツという体裁が、いささかしっくり来ない。
読了日:9月7日 著者:東出祐一郎
魔法少女・オブ・ジ・エンド 6 (少年チャンピオン・コミックス)魔法少女・オブ・ジ・エンド 6 (少年チャンピオン・コミックス)感想
世界は改変され、魔法少女パニックは起こらなかった世界に。しかし貴衣や楓たち何人かは事件の記憶を持ち続ける。そして新たな動きも…。今まで暴れ回っていたのは本来の「魔法少女」ではないということ、そしてつくねの正体も明らかになる。今度はゾンビパニックホラーではなく、魔法少女の血族を巡る新たな物語が始まる…。しかしこの設定だと「魔女」から区別されて「魔法少女」と呼ばれねばならない理由はどうも不明瞭で……しっくり来るとは言い難い。
読了日:9月8日 著者:佐藤健太郎
魔法少女サイト 2 (少年チャンピオン・コミックス)魔法少女サイト 2 (少年チャンピオン・コミックス)感想
次なる魔法少女、アイドルの穴沢虹海に接触する彩と露乃。彼女の魔法は…。他方で彩へのいじめの中心人物で、喉に傷を受け入院していた雫芽さりなも魔法少女のことに関わり、魔法少女サイトの管理人んから接触を受けることになる。魔法少女狩りとサイトの繋がり。魔法のステッキを与えられ奪われる魔法少女たちは、「テンペスト」対策のために利用されるのみなのか…。アイドルオタクで身を持ち崩した男と彩の兄・要の接触もあり……描かれる人間の歪み方が、何とも生々しい。
読了日:9月8日 著者:佐藤健太郎
偽神戦記 首輪姫の戴冠 (集英社スーパーダッシュ文庫)偽神戦記 首輪姫の戴冠 (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
五柱の神を立てる五つの国が存在する大陸にて、ギガ帝国の辺境の村の少年クライヴは、首輪をしたクェス竜主国の姫を助けたことから、大きな戦いに踏み込むことになる。神への生贄として生まれ育った姫の戴冠。主人公は発明家、割と唐突に新アイテムが出てくるし、山場での一手も初めて聞く国際法頼みなので、頭脳バトルという感じではないが、悪くはない。今後の話としては、戦記だから国家間の戦いが軸になると思うのだが、そこに人が生贄になるような神と人間の関係。及びそれに一石を投じるというモチーフがどう絡んでくるかが鍵だろうか。
読了日:9月10日 著者:三国陣
Amazonで変なもの売ってるAmazonで変なもの売ってる感想
通信販売好きでマイペースに突っ走る姉のミカルと、振り回される妹のハルル。二人はAmazonで正体不明の商品を見つけたことから、本来ならば人間とは干渉不可能な存在に関わることになる。姉妹の軽妙な掛け合いは現代的な感じで楽しく、携帯電話が変な方向に発達して使えなくなった世界とか笑えるネタも満載。設定や一部の言葉にはクトゥルー的なものも感じたが、やはり基本は夢のようなシュールな世界。後半のエピソードはもう意味を求めたものかも分からないぶっ飛び加減、ラストも平和なようで恐ろしくも物悲しい。
読了日:9月10日 著者:谷山浩子
偽神戦記 2 雷火の帝国 (集英社スーパーダッシュ文庫)偽神戦記 2 雷火の帝国 (集英社スーパーダッシュ文庫)感想
レノアール侯爵の許に身を寄せるゲイルペール王国一行。他方でギガ帝国工程が崩御し、王弟ヘンリックが挙兵して帝都を占拠する。ヘンリック派のサロモン城伯とレノアールの間で開戦。クライヴが発明によって戦争を変える発明家軍師の面目躍如たる活躍、しかし彼の師となったジーナは彼に「足りないもの」を指摘…。国と神を揺るがす戦いは、しかし愚か者の扇動であり犠牲は甚大、かくて戦うことの意義が問いただされる。神のリアリティを強調するのも含めて、方向性は概ね期待通り、後はどこまで突き進んでくれるか。死亡フラグの裏の掻き方が巧い。
読了日:9月13日 著者:三国陣
阪神タイガースの黄金時代が永遠に来ない理由 (宝島社新書)阪神タイガースの黄金時代が永遠に来ない理由 (宝島社新書)感想
阪神選手を持て囃しすぎて勘違いさせるマスコミ、ヨソ者が活躍しにくい雰囲気、エース・4番・正捕手の不在…。軸はもっぱら著者が監督を務めた時期からの(一部は現役時代のエピソードに遡る)阪神タイガースの問題点指摘なのだが、所々でジャイアンツの采配や来た球を打つだけの「天才野球」「積極性の勘違い」等への批判に話が及ぶことも。技術論や昔の話は少なめ、今年の話が多いので、タイムリーではある。歴史の「もしも」は結局変わらなさそうな話も多かったりするのはご愛敬。後、小見出しと本文のトーンが違うことが結構あるような…。
読了日:9月13日 著者:野村克也
薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)感想
薬屋の娘・猫猫は攫われて後宮に下女として売り飛ばされる。奇病、毒殺、後宮で起こる数々の事件を前に、薬毒の知識を活かして活躍する猫猫。無愛想で淡々として、事情を慮って事件から適度に取りつつ動く猫猫が素敵。一つ一つの事件は短くあっさりして、単独ではクリアな解決に至らないこともあるのも、彼女の立ち位置を反映していい感じ。美しき宦官・壬氏との面倒ながら切れない付き合いも……。最後は主要人物の真相に関する話になって、何とも言えぬ余韻で締めていて、これも巧い。
読了日:9月14日 著者:日向夏
穢れ聖者のエク・セ・レスタ2 (MF文庫J)穢れ聖者のエク・セ・レスタ2 (MF文庫J)感想
第二皇子クロードと第四皇子ローランがクーデターを起こす。鎮圧のためエトラも招集される。大願のためには、叛逆者の皇子達に付くのか皇帝オルドネスに付くのか。しかしそこでシリュウとエトラの選択は分かれ……。そして、得られつつあるエトラの「捧貢」。どこまでが計算なのか分からない語りが、今回は駆け引きの描写として結構効果的に書けていた。信頼の揺らぎという危機を経てシリュウとエトラの絆に帰着する筋も良し。ただし、戦闘シーンは厳しい。擬音が無いのもいい効果には繋がってないなあ。味方として再登場のディーヴァがいい感じ。
読了日:9月15日 著者:新見聖
シャーリー 2巻 (ビームコミックス)シャーリー 2巻 (ビームコミックス)感想
20世紀初頭のイギリス、カフェの女主人ベネット・クランリーの屋敷に住み込みで働く13歳のメイド、シャーリーの日常を描く実に11年ぶりの新刊。まさか出るとは思わなかった。その間に絵の緻密さが圧倒的に向上している…。主要人物は少ないので久しぶりでも読むのに支障はなかった。仕事やら、ダンスや靴にはしゃぐ場面やら…何でもない日常を丁寧に、徹底して動きある絵で描いているのが素晴らしい。「女主人とメイド」の、家族的な雰囲気のある関係も非常に心地良い。
読了日:9月16日 著者:森薫
UQ HOLDER!(3) (講談社コミックス)UQ HOLDER!(3) (講談社コミックス)感想
「不死狩り」3人との激戦。一時撤退かと思わせても続行、最後はUQホルダーの上位メンバーも参戦して、戦闘面ではすでに一つの山場を経た感じ。そんな中、闇の魔法とか始まりの魔法使いとかネギまの懐かしい名前も。普通の魔法はなぜか使えないが、やはり刀太はネギの孫だと見せ付けられた。ようやく回想でネギの姿も。ようやくネギまからの話の繋がりがはっきり見えてきた。それにしても、あれから60年後も始まりの魔法使いとの戦いが続いていたとは。それだけの壮大な話だからこそこういう続編になった、と見るべきか。
読了日:9月17日 著者:赤松健
UQ HOLDER!(4) (講談社コミックス)UQ HOLDER!(4) (講談社コミックス)感想
UQホルダーNo.9にしてパトロンの少女・桜雨キリエが登場。今度はゲーム系タイムループか…。軌道エレベーター「アマノミハシラ」に向かう刀太達だが、彼を狙ってフェイト・アーウェルンクスが登場。前巻で30巻以上にまたがり敵として立ちはだかった相手が再び敵として登場とは……。まあ彼は本当の敵ではなさそうだが。そろそろ彼の口から昔のことが語られるのを期待したい。義体化して戦い続けてるとは、月詠は変わらないな。エヴァが本来の力じゃないらしいと仄めかされてるのも過去に関係してるのか。
読了日:9月17日 著者:赤松健
あせびと空世界の冒険者1 (リュウコミックス)あせびと空世界の冒険者1 (リュウコミックス)感想
人々が空に浮かぶ島で、空飛ぶ「竜魚」の脅威と戦いながら暮らしている世界。古代文明ウォルデシアの産物であるロボットの少女あせびは衛士ユウと共に、ウォルデシア文明の遺産を求めて旅をしていた。空の広さの爽快感、冒険のロマンがあり、人物もよく動いていて、船乗りらしい熱い交流もあり。服装が現代的なせいかな、ちょっと基本の文明水準が分かりにくくはあるが、なかなか楽しめるし期待したい作品。
読了日:9月18日 著者:梅木泰祐
ガーリー・エアフォース (電撃文庫)ガーリー・エアフォース (電撃文庫)感想
2017年、中国は謎の侵略者「ザイ」に蹂躙され、日本のその攻撃を迎え撃つ状況にあった。そんな中、鳴谷慧はザイを撃墜する謎の戦闘機と、そのコクピットにいた一人の少女と出会う…。戦闘機の頭脳体たるアンドロイドだが不調で飛べない少女と、ザイを憎む少年の交流。筋と空戦の雰囲気はいいけど、設定が説明されるまでに時間がかかる一方(まだ謎も多い)、重大な真相を知った主人公の葛藤は割とすぐ片付いたりと、ちょっと話のテンポに疑問かな。後、ザイの姿とかヴィジュアルイメージが不足気味。まだ序章っぽいので期待しておこう。
読了日:9月19日 著者:夏海公司
背番号1の打撃論―小さな体でもホームランが打てる! (ベースボール・マガジン社新書)背番号1の打撃論―小さな体でもホームランが打てる! (ベースボール・マガジン社新書)感想
「小さな大打者」と呼ばれてヤクルトで活躍、コーチ・監督としても日本一になった著者の自叙伝。通用するのかどうか不安に思いながらのプロ入り、タイトル争い、優勝。少年時代から厳しい環境で育ち、いかに真剣にハードな練習に取り組んできたか。人柄がよく伝わる。打撃の師である中西太の名前がとりわけよく出てくるのが印象的。監督としては選手との付き合い方の話がもっぱらである辺り、監督よりもコーチ向きという本人談は正しいのだろう。背番号1がミスタースワローズの番号として受け継がれているという話も中々に感慨深い。
読了日:9月19日 著者:若松勉
小類人 3 Subspecies (ヤングジャンプコミックス)小類人 3 Subspecies (ヤングジャンプコミックス)感想
どこまで読んだのか分からなくなりつつ再読。人間の子供に擬態して生き、それぞれに特殊能力を持つ「小類人(ちゃいるど)」の物語。この巻では亜大類人(あだると)、そしてヒロイン淵島幽子が登場。何度読んでも、外見は大人・中身は赤ん坊な亜大類人の子供が不気味すぎる。
読了日:9月20日 著者:荻野真
小類人 4 Hybrid (ヤングジャンプコミックス)小類人 4 Hybrid (ヤングジャンプコミックス)感想
この辺から読んでなかったか。小類人とも人類とも異なる存在・淵島幽子誕生の秘密。そして雛形平次の血の力を幽子に取り込ませようとする陰謀。ジャンクとか生物学用語の使い方は割と分かりやすい発想。しかし量産幽子のシーンはエヴァンゲリオンの影響が顕著なような……これが時代か。
読了日:9月20日 著者:荻野真
小類人 5 Junk (ヤングジャンプコミックス)小類人 5 Junk (ヤングジャンプコミックス)感想
亜大類人のオリジナルにして完全なる不老不死の「大類人(おおるど)」が登場。このネーミングセンスが素晴らしい。そして「ジャンク」が登場し、予言されていた生物大爆滅についても明らかに。後半は平次の故郷、小類人の村に舞台を移し、ジャンクとの戦いを中心に、成長を続ける小類人・常磐も関わった話に。荻野作品ならではの「実は○○」という設定の二転三転は控え目で話にはついて行きやすいが、あまり生物学的に深く考えるべきではないのだろうな。
読了日:9月21日 著者:荻野真
穢れ聖者のエク・セ・レスタ3 (MF文庫J)穢れ聖者のエク・セ・レスタ3 (MF文庫J)感想
皇太子となったゼウルは突如、スィグア人の虐殺を宣言する。盟友と対決することになるシリュウ。そしていずれにせよ反逆者となることは決定的に。さらに、守るべき民のはずのスィグア人の浅ましさを見せ付けられ……絶望的な状況で、ともすれば目的も見失いそうな中、エトラとの絆を支えに戦い抜くシリュウの姿を描き通してくれた。えげつないものを背負いつつ、その道を貫徹する彼らの姿は良かった。ラスボスも流石の存在感。表現には難も多い作品だったが……活かすための課題を考えてほしいところ。
読了日:9月21日 著者:新見聖
Du Fondement de L'Induction; Suivi de: Psychologie Et Metaphysique (2e Edition)Du Fondement de L'Induction; Suivi de: Psychologie Et Metaphysique (2e Edition)感想
ラシュリエ『帰納法の基礎』。帰納法の成立根拠は認識論だけでなく、「自然」や「存在」の捉え方にも結び付く。カントやライプニッツを多く引用しつつ、存在を「力」として捉えるというライプニッツ的自然観を提示する著者。ここには自由と必然性の共存という問題も関わってくる。併録の『心理学と形而上学』は、精神と自由の実在性を唱えるクーサン流の心理学と、それに対立する立場の主な争点を示した上で著者はスピリチュアリスムに与しており、19世紀当時のフランス哲学の主要問題がここにある。
読了日:9月22日 著者:JulesLachelier
小類人 6 Immunity (ヤングジャンプコミックス)小類人 6 Immunity (ヤングジャンプコミックス)感想
ゾンビの如くに仲間を増やし、小類人の島を侵食するジャンク達。対抗する平次と常磐は…。そして他の小類人の力を「否定」する逆樹の正体は……。平次の正体が明らかに、これぞ荻野流どんでん返し。やっぱりジャンクの登場が転機になって話の流れが変わったね。そして小類人の島編のヒロイン的存在の常磐、覚醒イベントもあったけど使い方が雑なような……。
読了日:9月22日 著者:荻野真
小類人 7 Genesis (ヤングジャンプコミックス)小類人 7 Genesis (ヤングジャンプコミックス)感想
平次の誕生に関わる60年前の真相、そして「蛇」たるジャンクの正体。ここでもナチスか……。過去回想と現在の戦いが一体になった展開も、過去に何があったのかは伝わりにくくなり不首尾のような……まあ最後まで読めば一応は分かるけれど。大類人もあまり登場した甲斐を感じなかったし。遺伝子をネタにしたSFの傑作は他に心当たりがあるだけに……というのもある。まあ一通りの伏線は回収してまずまず綺麗に締めてるだけいいか。
読了日:9月22日 著者:荻野真
再生のための創形魔術 (一迅社文庫)再生のための創形魔術 (一迅社文庫)感想
「光土」から様々なものを作り出す「創形魔術」の存在する世界。ハジメ・大道はホムンクルスの創造に成功した天才として一時脚光を浴びていたが、再現実験には成功せず、今や見込みのない研究を続ける引きこもり。そんな彼は、他の落ちこぼれたちと共に補修として学外研修に送られるが…。知の探求のために人道を踏み外しても良いのか、だが現存する知もそうして積み重ねられたものが多いとしたら…。テーマもキャラも面白そうな感じながら、どうもあっさりした印象なのは作風なのか。天然の光土生命に関しては続きもあり得る形だが…。
読了日:9月23日 著者:扇智史
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 7 (ガガガ文庫)下ネタという概念が存在しない退屈な世界 7 (ガガガ文庫)感想
「右玉」と「左玉」に分裂したSOX。「妊娠セット」の流布という活動は成功しているものの…。そんな中、鬼頭慶介の陰謀で、狸吉はアンナと子作りをさせられる危機。話の軸は嫌われるのが怖い男女のラブコメなのだが、同時に問われるのは組織のあり方。清濁併せ呑む度量のあるリーダーは、それゆえに反発も買う。狭量さと包摂、右と左が誠実さをもって補い合うことこそ、大義名分を掲げた権力を揺るがす道となる。体制の変革も確実に近付いていて、ドラマは主人公周りに絞りつつ体制の動きに繋げる手腕はますます見事。
読了日:9月24日 著者:赤城大空
白い街の夜たち 2 (ビームコミックス)白い街の夜たち 2 (ビームコミックス)感想
ホジャさんの妻クミコと娘ユリが登場。トルコ料理店の方針を違えて別居、それぞれ別の店を経営している夫婦だが……。ざくろ(のぶ代)のダンサー仲間も登場、文子も専門学校の同級生・松尾君と接近するものの……。東京に持ち込まれたトルコ文化を巡って展開される人間模様、さてどうなる。料理の他にも水タバコ、イスラム教等トルコの文化を色々と紹介、ベリーダンスと女性の肌露出を禁ずるイスラームとの対立等も描かれていて、雰囲気があり楽しめた。
読了日:9月25日 著者:市川ラク
ナナのリテラシー 2 (ビームコミックス)ナナのリテラシー 2 (ビームコミックス)感想
今回はゲーム業界編。昔ながらのクリア過程を重んじるゲームを唱える社長と、課金型アプリゲームで稼ぐ天才の対立。漫画以上に一部の成功コンテンツとそれ以外の落差が著しく、移り変わりも激しくて、先の見えない業界事情。会社に潜入したナナが、当初の依頼を超えて社員を動かし開いた道は…? 例によって業界話に満ちていて、結末もご都合主義なようで現実の事例を彷彿とさせ、クリエイターの立ち返るべきところをも問い直す。この1冊で綺麗に纏まってもいたのも良かった。
読了日:9月25日 著者:鈴木みそ
魔法使いの嫁(1) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)魔法使いの嫁(1) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)感想
身寄りのない少女・羽鳥智世は自ら同意の上で人身売買にかけられる。彼女を買ったのはイングランドに住む骨頭の魔法使いエリアス。「夜の愛し仔」と呼ばれる特異な能力を持った彼女は、エリアスの弟子兼嫁として迎えられ、精霊や竜、猫の国といった存在にも関わることに。不幸に沈んできた感じで無表情だけれど健気な智世が可愛い。猫もいいけど。その他ファンタジー的存在の描写もいいんだが、当の智世・エリアスの関係描写はまだちょっと少ないかな。
読了日:9月25日 著者:ヤマザキコレ
魔法使いの嫁 2 (BLADE COMICS)魔法使いの嫁 2 (BLADE COMICS)感想
チセが少しずつ魔法使いらしい仕事をこなすようになる一方で、人間でも妖精でもないエリアスの正体も少しずつ明らかに。人間の感情が分からないところのあるエリアスと、それでも受け入れてくれる限り彼について行こうとするチセ。二人が関わるファンタジー的存在の印象が強い中で、二人が確実に接近している感じもあって良かった。それにファンタジー的存在の息づく風景描写が素晴らしいし、身の回りの妖精(隣人)達が可愛くていい味を出している。ウルタールの澱みに黒妖犬という二つの事件を通して、宿敵らしき相手も登場したがさてどうなる。
読了日:9月26日 著者:ヤマザキコレ
天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex ち 7-1)天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex ち 7-1)感想
社会性には欠けるものの並外れた知識と洞察力を持ち、若くして天医会総合病院統合診断部部長の地位を与えられた女医・天久鷹央。彼女が挑む謎は池の河童、病院廊下の人魂、中絶した赤ん坊が戻ってきたという娘、原因不明の症状に苦しむ少年…。診断の難しい症例やレアな事例の使い方が確かに巧みな日常の謎系ミステリ。まあ読者も知識がないと答えを当てるのは難しい仕様だが、なかなか楽しめた。依頼人(受診者)側に子供が多く、よく親子関係が問題になるのも印象的。続き、あるいは過去の事件が描かれることもあるのかな? 期待したい。
読了日:9月28日 著者:知念実希人
銀河戦記の実弾兵器<アンティーク> 1 高校生の俺が目覚めたら宇宙船にいた件 (オーバーラップ文庫)銀河戦記の実弾兵器<アンティーク> 1 高校生の俺が目覚めたら宇宙船にいた件 (オーバーラップ文庫)感想
高校生の一条太朗は、未来の宇宙船の中で一人冷凍冬眠から目覚める。銀河帝国が栄えて6千年、地球は伝承の彼方に忘却された時代にあって、宇宙船の素材を元手に運送会社を興し、地球を探す太朗の旅が始まる。設定は摑み易いが、細部は端折り気味であちこち忙しく駆け回るし、さりげなくこの世界内でもイレギュラーな事柄が出てきたりするので落ち着いて入り込み難い感も。何千年も経っていると地球に帰るという動機も弱いし。しかしスケールの大きさと、時に地球の文化に通じてるとしか思えないAIの小梅(当初は球)との掛け合い等は楽しい。
読了日:9月29日 著者:Gibson
Cartesianische Meditationen und Pariser Vortrage (Husserliana: Edmund Husserl – Gesammelte Werke)Cartesianische Meditationen und Pariser Vortrage (Husserliana: Edmund Husserl – Gesammelte Werke)感想
フッサール『デカルト的省察』、及びそのもとになったパリ講演、フッサール自身による梗概、仏語梗概、ローマン・インガルデンによる註を収録。デカルト的懐疑に世界を還元し、超越論的自我に立ち返るという現象学的意味を見て取り、独自に省察をやり直す。フッサール後期の思惟を体系的に凝縮した一冊。ただし、その分個々の議論は少なめ、十分な説明になっているのかどうかは疑問なところも。終盤四割以上のページが間主観性の議論(他者構成論)に割かれているのも印象的。
読了日:9月29日 著者:EdmundHusserl
僕は友達が少ない 11 (MFコミックス アライブシリーズ)僕は友達が少ない 11 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
原作6巻の占いのエピソード(時系列繰り下げ)+7巻前半。隣人部の文化祭での出し物となる映画を巡り、夜空の残念さが極まり、しかもシリアスな方向にこじれていく箇所だが、ある面で現実にありそうな場面でもある。生徒会会計・遊佐葵が登場する他、その他生徒会メンバーも顔見せあり。ギャグでも顔芸のインパクトは初期より落ちたが、まあ内容的にシリアス寄りになっているところなので妥当ではあるか。叙情的なシーンは非常に良い。そして最後、理科のあの台詞は大分先取りして単行本最後の引きに持ってきた感じだが……?
読了日:9月30日 著者:いたち,平坂読

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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