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徒然 ~世に何が起こっているのか~

昨日たまたまTVで観たのですが、今の歴史教科書ではフランシスコ・ザビエルを「フランシスコ・シャヴィエル」、マゼランを「マガリャンイス」と表記しているとか。
私が受験生であった7年前には(予備校の教科書ですが)「マゼラン(マガリャンイス)」という表記は見た覚えがありますが、「シャヴィエル」は記憶にありません。

しかし何よりも気になるのは、スペイン語では b と v は同じ発音だということです。
「従来は英語読みだったのを、原語(シャヴィエルはスペイン語、マガリャンイスはポルトガル語)での発音に合わせた」とのことですが、なぜわざわざスペイン語の発音を無視して v を「ヴ」と表記するのか、まったく理解出来ません。

TV番組では「スペイン人は本当にこのように言うのか?」ということで、在日スペイン人にその名を発音してもらい、「確かに“シャヴィエル”と言った」と字幕を出して強調していましたが、事実に反した字幕で誤魔化さないでいただきたい。どう聞いても英語の v よりは b に近い音で「シャビエル」です。

原語の発音に合わせて、と言いつつ間違ったスペイン語を教えて、これでいいのかと問いたい。

そもそも、英語のように b と v の区別がある言語に関してさえ、日本語では区別しないのに(そして外国語の発音を音写するのは自ずから限度があるのに)v をわざわざ「ヴ」と表記することに関しては、言語学者の町田健氏などは異議を唱えています。

(……)現今では、言語のラテン文字表記がvを用いている場合に、「ヴ」のカタカナ表記が一般的に使用されているが、それを現すじっさいの日本語音は「バ行」の場合と同じ[b]であって、[v]音に対応しているわけではない。他に場合には表音性をもつカタカナ表記が、この場合にのみ表音性を失ってしまっているのは、合理性を追求する言語学に携わっている著者にとってはまことに不都合なことであって、「ヴ」の仕様はつまらぬペダンティズムとしてか思えない。(……)
 (町田健『ロマンス語入門』「はじめに」、三省堂、2011)


はてはサブカルチャーだと、英語で b のところに「ヴ」を使っている事例まである始末(もちろんギャグなのですが、そうであっても肝心の「ここはヴを使うべき箇所じゃない」というツッコミが欠けていると、作者が分かってやっているのか時々心配になってきます)。



 ~~~

話は変わる上、さらに時間は遡って昨日の昼間のことになりますが、プロ野球の阪神vsDeNA戦の中継を観ていると、9回に思いがけない事件が起こりました。
この回から登板した山崎康晃投手が先頭打者の上本博紀内野手の頭部に死球をぶつけ、わずか一球で危険球退場となりました。
そこでベンチから出てきた阪神の和田豊監督がなぜかDeNAの嶺井博希捕手に詰め寄り、一時は両軍のベンチからカントク・選手が出てきて揉み合い寸前に。

普段はリアクションがあまりなく影の薄い和田監督にしては珍しく感情的な動きを見せた場面……ですが、ここは上本選手を気にかける前に詰め寄るべき場面だったのでしょうか。
そこにどんな思惑がありどんなやりとりがあったのか、傍から見ていては分からない部分はもちろんありますが、倒れている上本選手を傍らに放置して両軍の一同が詰めかける様は何か異様な光景でした。
阪神タイガースに、いやそれどころか下手をすると野球界にとんでもないことが起こっているのではないか、と思うくらいに。

さて、千葉功氏の『記録の手帖』に「『危険球』の規則とその誕生の背景」という記事があったので(1995年の記事ですが)、この機に再確認してみました。
本来の野球規則では、頭部への死球はその試合で一度目の場合、ぶつけた投手を即退場か、あるいは警告として次にあったら(ぶつけたのが他の投手であっても)退場とするか、審判が選ぶことができる、とあったものの日本では長い間この規則は有名無実であったこと、しかし四球が増加して乱闘事件に発展したことを契機にセ・リーグのアグリーメントで「頭部死球は即退場」と定められたものの、今度は行きすぎたために「選手生命を絶つような恐れのあるスピードボール」に限って即退場とするように取り決めたことが、明瞭に整理されています。
つまり、一度目で即退場は日本プロ野球独自ルールなのです(ちなみに、これがセ・パ両リーグ共通ルールとなったのは『記録の手帖』出版よりも後の2002年)。

しかし同時に、見逃すわけにかいかないデータもありました。
上述の「頭部死球即退場ルールがアグリーメントに記載された1994年、このルールによる退場は6件でした。それでも行きすぎだと問題になって改正が行われたというのです。
ところが、今年はすでにシーズン開始から2ヶ月弱で両リーグ合わせて9件、セ・リーグだけで7件を数えています(昨年は両リーグで計6件)。

 異常事態!DeNA山崎康危険球退場 9人目、既に昨季を上回る

これは偶然か、何か環境の変化に原因があるのか……要チェックです。



 ~~~

また話は変わって、先日の『絡新婦の理』コミカライズの紹介記事で触れるのを忘れていたのですが、漫画では聖ベルナール女学園の制服が黒タイツなのですね(生徒皆が着用しているので制服の一部でしょう)。
絵で描かれると深く考えずに流してしまいますが、作中年代は昭和28年、現在のような素材のパンティストッキングがあるはずはありませんから、厚手の素材のタイツなのでしょう(この第1話だけ読むと、時代を感じさせる要素は割と少ないので、シリーズ過去作を未読の読者はそもそも時代が分からないかも知れませんが)。

さてこの時代なら下着はドロワーズだと思うが、スカートの中が描かれているコマを見てもその辺はよく分からず……などと思っている内に、この時代の実態はどうだったのか気になってきました。
しかし、制服や下着、はたまたブルマーに焦点を当てた研究書はありますが、タイツに関する言及は見当たらず。
Wikipedia の「タイツ」の項も、ほとんど出典が示されていない状況。





これらの書に掲載されている写真を見ても、少なくとも膝より上まで丈のある靴下らしきものは確認できます。
しかし問題は、それが靴下なのかタイツなのか。
また余裕があれば資料を探そうかと思います。

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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