スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

主役たちの合流が始まる

はい、毎月恒例『マガジンSPECIAL』の発売で、『絡新婦の理』コミカライズの第10話が掲載されました。



で、私はあれほど「次は美由紀パート(学園編)の続き」と言ってきたのですが、そうではなく、伊佐間パート(織作邸編)の続きでした。
釣り堀屋・伊佐間と骨董屋・今川は織作家を訪問中に邸内で殺人事件が起こったため、織作邸に勾留中、警察の捜査が行われています。

絡新婦の理第10話2
 (京極夏彦/志水アキ「絡新婦の理」第10話、『マガジンSPECIAL』2016年No. 3、p. 568)

一癖も二癖もある織作の女たちの警察も手を焼いており……というわけで扉絵もその女たちです。

絡新婦の理第10話1
 (同誌、p. 567)

ただ、今回展開予想を外したのはコミカライズにおける編成判断ではなく、単に私の勘違いではないかと思われます。
お恥ずかしいことながら、繰り返し美由紀パート2回目は「原作第6章」と言っていたのですが、おそらく「原作第7章」の間違いでした。ですから、1巻収録の第4話も「原作第7章の前半」です。
記憶頼みで書いていると、こういうことがたまに起こります。
思い込みとは恐ろしいもので、何度も確認する機会はあったにもかかわらず、気付きませんでした……追って確認します。

というわけで、話の順番は原作通り、今回が原作第6章の前半に相当します。
漫画版の話数で言うと5~6話で描かれた伊佐間パートの続きに、後半は目潰し魔の捜査で織作家の名前に行き合った木場修が織作家を訪れ、木場修パート(漫画版第7話の続き)が合流します。

絡新婦の理第10話7
 (同誌、p. 592)

左は四谷署の加門刑事
他には千葉の刑事たちも一応の新キャラですが、原作でもあまり強いイメージのあるキャラではないので、さほどコメントすることもないでしょう。
そして、木場が織作の三女・葵を対決か……となったところで引きです。

絡新婦の理第10話6
 (同誌、p. 595)

理屈屋のフェミニストで、とりわけ権威的な男性に対しては非常に厳しい葵は、横暴な態度で押すことを常とする刑事たちとは水と油。さて木場のお手並みは……という流れです。
次回は当然この続きで原作第6章の後半、木場と葵の対決で、そして原作通りならば事件にも新たな動きがあるはずです。

今回もう一つのポイントは、事件捜査の様子とその難航ぶりだけではなく、家政婦・並美木セツの口から織作家の様々な事情が語られることです。
是亮と茜の夫婦関係、それに織作の家系に関する噂……

絡新婦の理第10話4
 (同誌、p. 582)

そして、原作でも名前のみの登場であった「睦子さん」もイメージ映像で登場しました。

絡新婦の理第10話3
 (同誌、p. 581)

「睦子さんが言ってたんだからそうなのよ」とセツが(なぜか)信頼を置いている家政婦仲間ですが、(作中の時系列的には後に当たる)『五徳猫』でセツが「家政婦は目撃するだけよ」と言って睦子さん情報を語っていた時のイメージ映像が市原悦子風の中年家政婦だったこともあり、何となくある程度の年の先輩家政婦をイメージしていました。なので、意外にも若い娘だった……という印象です。
まあ、若旦那の是亮が手を出していたという話が出るくらいなら、若い家政婦だったのでしょうが……この話は原作にありましたっけ、全く記憶にありませんでした。その辺も後で確認してみましょう。

今回、目を引いた描写はここ。

絡新婦の理第10話5
 (同誌、p. 591)

原作では繰り返し「体重がないかのようにふわりとした動き」「足音がしない」と描写されていた碧の歩みの「軽さ」が伝わります。

さて、単行本2巻も4月に発売決定とのこと。
何となく1巻に4話収録で2巻は第8話までだと思っていましたが、各話のページ数をきちんと数えてはいませんでしたし、発売時期がこの時期ならば、第9話辺りまで収録されるのかも知れません。第8~9話が益田パートで前後編なので、区切りもいいですし。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
参考文献
私が展開している思考の拠り所など(一部)。
スポンサー広告
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。