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2016年4月の読書メーター

先月の読書メーターまとめです。
15冊3476ページでした。

読書メーター2016年4月

ちょうど4月は30日なので、ついに1冊/2日ペースまで下降……まあ、やることはたくさんあって、分厚い学術書が読みかけだったりしますから。

以下は抜粋です。


【漫画】



 (前巻についての記事

あすかの新たな友達にして公安職員の娘・牧野希美が敵に拉致される。公式の部隊はまだ動かせない状況で、あすかとくるみの出番。同時に、かつての仲間の3に目・ミアも日本に向かうか…。敵は魔法少女、その狙いも魔法少女……というわけで、世のため人のためではない、彼女達自身の問題としての戦いが始まっている。ただその主題が「魔法少女」であることの意味はまだこれから問われねばならぬかと。拷問のえげつなさと、主人公の歴戦の強者ぶりを伝えるアクションは素晴らしい。





 (前巻に触れている記事

昭和編完結。陸奥真玄の帰還、そして現とケンシン・マエダの対決……恋の鞘当てでのらりくらりとした現がようやく本気になる展開、その実力。『門』で語られたケンシンの台詞「技の衰えた元陸奥に勝つ事に意味はない」の裏の本音も描かれ、重いものを背負った九十九の旅立ちに繋がるラストも救いのあるものに転じて、なかなか良かった。ここで不破の本領を見せつつ本編との整合性を配慮したバトルもなかなか。ケンシンは真面目すぎてどこか主役になりきれない不幸な男、だがそれが味。そして相変わらず陸奥の母は強いね。




 (既巻についての言及を含む記事

ついに捜査線上に浮かび上がる化粧水販売員・阿部力の姿。そんな中、4度目の予告状が届く。だが問題の地・田園調布では世界庭球選手権大会が開催され、警察は混雑の中で警戒に人員を動員することに…。相変わらず、阿部の戦争帰り設定とか、舞台を日本に移すに当たって当時の世相・事件を上手く使っている。キャラ的にはかなり改変あり、朝倉の軽薄さからして原作のヘイスティングズの印象とは違うけど、舞台に合わせての改変もあり違和感はなし。演出的にも申し分なしの出来。内容的にも次で完結か。



【学術書】



謎めいた作品はしばしばイディッシュ語のイディオムを図像化した、ユダヤ人にだけ分かる隠喩。そこに秘められた意図はキリスト教への皮肉、政治的態度、そしてユダヤ教とキリスト教、共産主義と資本主義の間に生きた自らのアイデンティティ…。そうした複数の世界の間に生き、本音を隠さねばならなかったユダヤ人としてのシャガールの姿を、ヘブライ語やイディッシュ語の知識を踏まえて描き出す。英語での先行研究の紹介がかなりの比重を占めるが、それでも日本では貴重な研究書。またユダヤのクレズマー音楽のCDが附属しているのも素晴らしい。


タイトルはシャガール自身の言葉。
カラー図版がないのだけが残念ですが(シャガールはまだ著作権が生きている上、だいたいユダヤ系は著作権管理にうるさいので、簡単に図版を載せられないのです)、かなり貴重なタイプの研究書、しかもあまり知られないクレズマー音楽のCD付き(日本人が現代の楽器で再現したものではありますが)で2000円とは良いものです。
というか、最近は本当にCDのコストって安いんですね。CD付きでもほとんど本の価格に影響していないように思われます。




プリゴジンの非線形物理学、J.モノー、P.P.グラッセ、R.シャンボワ、F.ジャコブ等の生物論、それにA.ダマシオ等の認知科学と神経科学といった現代科学の知見及びそこから展開される思想と、ベルクソンの哲学を付き合わせる。その幅広い参照範囲は刺激的で、プリゴジンの散逸構造論とベルクソンの創造論との差異等は個人的に納得できるもの。とは言え、全三章の議論はそれぞれ別という感もあるし、そのような比較がベルクソン哲学の何を見せてくれるのか、という点からは物足りなさも残る。まあこういう研究があるだけでも興味深い。



読んだ本の詳細は追記にて。


2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3476ページ
ナイス数:534ナイス

魔法少女育成計画 (2) (カドカワコミックス・エース)魔法少女育成計画 (2) (カドカワコミックス・エース)感想
原作無印後半、最後まで。アリスの正体~最期までが最初に、リップルvsメアリよりも先に来ていて意外。時系列的には同時進行だったようだが、両者終了時のスノーホワイトとリップルを重ねる演出を先に持ってくるのは良し悪し。魔法の設定等にも若干の改変はあるが、作品内部は違和感は生じていないので良しとしよう。戦闘描写と要所の演出も悪くないが、やはり全体にあまりに圧縮しすぎの感はあり。メアリの変身シーンはよく期待に応えてくれた。クラムベリーのパンツが多いのに対して、スノーホワイトは鉄壁なのは流石、分かってる。
読了日:4月11日 著者:江戸屋ぽち
魔法少女特殊戦あすか(2) (ビッグガンガンコミックス)魔法少女特殊戦あすか(2) (ビッグガンガンコミックス)感想
あすかの新たな友達にして公安職員の娘・牧野希美が敵に拉致される。公式の部隊はまだ動かせない状況で、あすかとくるみの出番。同時に、かつての仲間の3に目・ミアも日本に向かうか…。敵は魔法少女、その狙いも魔法少女……というわけで、世のため人のためではない、彼女達自身の問題としての戦いが始まっている。ただその主題が「魔法少女」であることの意味はまだこれから問われねばならぬかと。拷問のえげつなさと、主人公の歴戦の強者ぶりを伝えるアクションは素晴らしい。
読了日:4月13日 著者:深見真,刻夜セイゴ
修羅の刻(17) (講談社コミックス月刊マガジン)修羅の刻(17) (講談社コミックス月刊マガジン)感想
昭和編完結。陸奥真玄の帰還、そして現とケンシン・マエダの対決……恋の鞘当てでのらりくらりとした現がようやく本気になる展開、その実力。『門』で語られたケンシンの台詞「技の衰えた元陸奥に勝つ事に意味はない」の裏の本音も描かれ、重いものを背負った九十九の旅立ちに繋がるラストも救いのあるものに転じて、なかなか良かった。ここで不破の本領を見せつつ本編との整合性を配慮したバトルもなかなか。ケンシンは真面目すぎてどこか主役になりきれない不幸な男、だがそれが味。そして相変わらず陸奥の母は強いね。
読了日:4月15日 著者:川原正敏
絡新婦の理(2) (講談社コミックス)絡新婦の理(2) (講談社コミックス)感想
原作第3~6章。千葉に釣りに来た伊佐間は美由紀の祖父・仁吉と知己になり、骨董屋の今川と共に織作家を訪ねるが、そこで新たな事件に遭遇。他方で榎木津に弟子入り志望の青年・益田は、失踪した夫を捜す女性の依頼と、増岡弁護士が持ち込む学院の怪事に関する依頼が繋がるのを見る…一つの事件の解決が次なる事件と繋がり蜘蛛の巣を描き出す。木場の推理編はシンプルながら良いミステリなんだが、端折りが多くちょっと残念。織作家の人間離れした容姿のインパクトが凄い。時系列と叙述の組み替えもあるが、親切さも心がけていて素晴らしい出来。
読了日:4月15日 著者:志水アキ
La réhabilitation du temps : Bergson et les sciences d'aujourd'huiLa réhabilitation du temps : Bergson et les sciences d'aujourd'hui感想
プリゴジンの非線形物理学、J.モノー、P.P.グラッセ、R.シャンボワ、F.ジャコブ等の生物論、それにA.ダマシオ等の認知科学と神経科学といった現代科学の知見及びそこから展開される思想と、ベルクソンの哲学を付き合わせる。その幅広い参照範囲は刺激的で、プリゴジンの散逸構造論とベルクソンの創造論との差異等は個人的に納得できるもの。とは言え、全三章の議論はそれぞれ別という感もあるし、そのような比較がベルクソン哲学の何を見せてくれるのか、という点からは物足りなさも残る。まあこういう研究があるだけでも興味深い。
読了日:4月16日 著者:MichelLefeuvre
アリスと蔵六 6 (リュウコミックス)アリスと蔵六 6 (リュウコミックス)感想
樫村家の養子になり、羽鳥達と共に学校に通い始めた紗名。それでも、自分が本当の子でないことに不安を感じる。同時に、世間にも「アリスの夢」のことが知られ、影響を与えつつあった。ワンダーランドにも異変が起こり、その調査に再び紗名が呼ばれるが…。新たなワンダーランドの化身「赤の王」の登場。害意をもって振るわれれば脅威となる未知の力を前に、恐れ遠ざける者、受け入れ導く者―その意義を、子供達の成長に絡めて繊細に描く。絵的にも『アリス』を活用したワンダーランドの目眩くイメージと久々の一条の活躍が光る。今回も素晴らしい。
読了日:4月16日 著者:今井哲也
張り合わずにおとなしく人形を作ることにしました。 2 (アリアンローズ)張り合わずにおとなしく人形を作ることにしました。 2 (アリアンローズ)感想
12歳になり、ルケミアに留学するアルティリア。そこで出会うのはゲームの攻略対象キャラの錬金術師フィスカ、それに友人も。だが再びアスクラスアの国を揺るがす騒動…。ゲームの舞台を離れ、前巻で登場した攻略対象二人も置き去りの飛ばし具合ながら、その中で示唆されるのは歴史のループ? 人間の魂の行く末と言われる精霊の正体も関わっている気配。大筋を辿りつつ細部でフラグ回避するのではなく根本から改変しつつ、それでも繰り返されるものとは。敵が小物なので盛り上がりは弱め、その辺に関わる真相と人形精霊の動きが一番気になる。
読了日:4月17日 著者:遠野九重
UQ HOLDER!(10) (講談社コミックス)UQ HOLDER!(10) (講談社コミックス)感想
仙境館を訪れ刀太に熱烈なアプローチを始める結城忍と雪広みぞれ。それに触発され、UQホルダー女性陣も黙っていられず…という訳で懐かしいテイストのハーレムラブコメ編突入。まずは九郎丸の性別に関する動き、キリエの弱音を吐く可愛い姿と色々見られたのは良かった。そして次は夏凜先輩の番だが…。悠久の時間があるだけに決断できない不死者―という表現で主題である不死をラブコメにも絡めてくるのは流石。反面、今回の刀太は鈍感で女性陣を振り回すだけでほぼ何もしてないが。更なる追加ヒロインも前巻で示されているし、今後も楽しみ。
読了日:4月20日 著者:赤松健
3×3EYES 幻獣の森の遭難者(3) (ヤンマガKCスペシャル)3×3EYES 幻獣の森の遭難者(3) (ヤンマガKCスペシャル)感想
カーリーの危機に、ついにベナレスがパリに降臨する…誰もカーリーの心配をせず、ただベナレスの襲来を恐れている辺り、流石に格の違う存在感、本当にいいキャラ。八雲への呼称で「少年」でなくなったのに移り変わりを感じつつ…。そしてゲゲネイスはただの戦闘狂かと思いきや、本当にノルマルテを助けようとしていたとは…。彼等の想いは胸を打つものがあり、綾小路家の問題も一段落の一方で、八雲は感情を欠損したままなのでどこか摑めないのが歯痒いところ。パイの「三只眼」人格もようやく登場し、そろそろ真相開示と収束編に向かってるかな。
読了日:4月21日 著者:高田裕三
ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)感想
2038年、宇宙マニアの少年ゆうまは、家のオートボットのAIをの取った異星人の宇宙船AIと出会う。大人達には秘密でコアを取り戻し、宇宙船を宇宙に帰すための子供達の夏の冒険……男の子の未知への憧れや女の子への反発、女子間でのコミュニケーション上のいじめといった子供達の心情を繊細に描きつつ、宇宙人との出会いというブレイクスルーの契機に重ねた内容は素晴らしく、現実味のある未来文明と技術的断絶という部分も見事。最後では親世代から引き継がれたものが示唆され……子供達は出会いで何を得るのか、当然次巻も読まねば。
読了日:4月24日 著者:今井哲也
戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉4 (HJ文庫)戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉4 (HJ文庫)感想
前巻でルート達に敗れた親衛隊の中尉ヒルデガルトが、「人狼」と呼ばれた特務兵ハイドリゲを連れ、ルート暗殺にやって来るが、あっさりと正体を見抜かれ、そのままトッカーブロートで働くことに。そんな訳で今回はヒルダの話。敵としてはいい所のなかった彼女の、固有の差別に晒されてきた過去、そして救い。いつも通りに新メンバーを加えて締めかと思わせて、日常を引き裂く衝撃の引き。名ありキャラの死もあり印象的なことに。合間に入る開発局の話との時間経過のズレもなる程、と。さてAIの心は人間と異なり書き換え可能なのか――次も期待大。
読了日:4月25日 著者:SOW
中世ヨーロッパ残虐物語 (MFコミックス)中世ヨーロッパ残虐物語 (MFコミックス)感想
タイトルからもしやと思ったが『ダンス・マカブル』から抜粋再編集。カバー無しの廉価版ジャンヌ・ダルク、スペイン異端審問、鮮血の貴婦人エルジェーベト、「聖なる怪物」ジル・ド・レ、それにシャルロット・コルデーの処刑に当たり処刑人語る…のエピソードを収録。最後のエピソード、ダミアンの処刑の情報源はやはりフーコーの『監獄の誕生』かな、拷問と処刑を行う者達の狂気を描いた連作の最後に、あくまで誠実で善人な処刑人の姿と、潔いコルデーの最期はある種の清涼剤たりうる締め括りかも…?
読了日:4月27日 著者:大西巷一
チョコレート・コンフュージョン (メディアワークス文庫)チョコレート・コンフュージョン (メディアワークス文庫)感想
凶相で周りから恐れられている北風龍生は、想いを寄せている同僚・三春千紗からまさかの本命と思われるバレンタインチョコレートを受け取る。だがそれは手違い。怖くて断れず付き合い始める千紗だが、やがて龍生に惹かれていき……勘違いから始まるラブコメの王道。古風で生真面目が過ぎてズレた龍生の奇行と、胸の中の子猫が、という千紗の乙女チック思考が楽しい。龍生に対する周囲の反応は過剰だが。ちゃっかりした性格の龍生の妹・莉衣奈がいい味を出してる。彼がやさぐれずに生きてきたのも、妹を育てるのに必死だったからだろう。
読了日:4月29日 著者:星奏なつめ
ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか? (阪大リーブル)ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか? (阪大リーブル)感想
謎めいた作品はしばしばイディッシュ語のイディオムを図像化した、ユダヤ人にだけ分かる隠喩。そこに秘められた意図はキリスト教への皮肉、政治的態度、そしてユダヤ教とキリスト教、共産主義と資本主義の間に生きた自らのアイデンティティ…。そうした複数の世界の間に生き、本音を隠さねばならなかったユダヤ人としてのシャガールの姿を、ヘブライ語やイディッシュ語の知識を踏まえて描き出す。英語での先行研究の紹介がかなりの比重を占めるが、それでも日本では貴重な研究書。またユダヤのクレズマー音楽のCDが附属しているのも素晴らしい。
読了日:4月29日 著者:圀府寺司,樋上千寿,和田恵庭
ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 3 (ビッグコミックススペシャル)ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 3 (ビッグコミックススペシャル)感想
ついに捜査線上に浮かび上がる化粧水販売員・阿部力の姿。そんな中、4度目の予告状が届く。だが問題の地・田園調布では世界庭球選手権大会が開催され、警察は混雑の中で警戒に人員を動員することに…。相変わらず、阿部の戦争帰り設定とか、舞台を日本に移すに当たって当時の世相・事件を上手く使っている。キャラ的にはかなり改変あり、朝倉の軽薄さからして原作のヘイスティングズの印象とは違うけど、舞台に合わせての改変もあり違和感はなし。演出的にも申し分なしの出来。内容的にも次で完結か。
読了日:4月30日 著者:アガサクリスティー,星野泰視

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

引用もフリーです(出典明記していただけるとより有難いですが)。

コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

実名での仕事
7ページだけですが、拙稿が掲載されています。
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