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ここ二週間ほどのこと

随分と長いあいだ、ご無沙汰してしまいました。なぜそうなったのか、という言い訳も今回の記事に含まれるのですが……

まず11月3日(祝日)、アルバイトで京都哲学会の手伝いに行ってまいりました。
ただ、看板などの案内に働いた後はほとんど受付で外に座っていたので、あまり忙しくない代わり、発表も聞けず。これが報酬の一環として懇親会にタダで参加できても先生方の話に入りにくい一因にもなりました。
なお報酬は5000円+懇親会への無料参加。1日で5000円ということは、1年間休みなしで働いて180万円のペース、最低賃金にも届きません。懇親会の食事代は本来ならばそこそこ高額なのでしょうが、タダでも一食は一食、食いだめができるわけでもありません。
研究者にとっては、学会参加自体は(分野が自分の関心に合っているならば)お金を払ってでもする価値のあるものですが、肝心の発表を聞けないならばその価値も激減。
他にいないので引き受けざるを得なかった手伝いですが、仕事としては微妙でした。目先の金に困っているならそれでもありがたいのかも知れませんが、残念ながら(?)今のところ金に困るところまでは来ていないので……

そもそもこの京都哲学会、京大の哲学において大変伝統のある会なのですが、今回は参加者もそれほど多くなく、懇親会に至ってはほぼ京大文学部の哲学系の先生方+アルバイト学生+発表者2人のうち1人だけというメンバーに。
そして、現在の責任者は前任者から、過去の発表者のリストもHPの管理方法も何も引き継いでおらず、HPで今年のプログラムを告知できなかったのもそのせいという衝撃の告白が。もはや実質別団体と化しています。

 ―――

翌4日(金曜)は演習に出た後、そのまま名古屋の実家に帰ることに。
というのも毎年恒例、母校である愛知県立芸術大学の芸術祭があるからです。
ただし、今年の芸術祭は(3日が祝日であるおかげで)3~5日という日程なので、4日夜に名古屋着の私が生けるのは最終日だけです。

去年は講義棟が改築工事中のため、講義棟の下に模擬店を出すことはできなかったのですが、今年はいつも通り、講義棟下の店舗復活です。
我が出身専攻の店も例年通りの場所で一安心。

芸術祭2016 (2)

ただ、今年は講義棟下が店舗で埋まっておらず、空きがありました。
こんなことは先例が思い当たらないのですが……その代わり、何もないところに屋根までデザインして建てている店舗が目立ったので、まあ出展者の希望の結果だったのでしょうか。

芸術祭2016 (3)

芸術祭2016 (4)

ただ、メニューに関しては気にかかることもありました。
たとえば、彫刻専攻の出している「大刻屋」など、かつては炊き込みご飯「大刻飯」が看板メニューだったのですが、数年前に保健所の指導で米を出すことが禁止になってからは麺になり、ついに今年はメインがお好み焼きになっていました。
日本画専攻の「ぽん」も、餅搗きが名物だったのですが、米の禁止により餅搗き廃止で切り餅になりました。
何十年も続いてきた伝統のメニューを保健所の一存でこんな風にすることが許されるのでしょうか。

さらなる問題は、米などというのは一番食中毒を起こしにくい食品で、禁止される理由がさっぱり分からない、ということです。
大学祭での主たる食中毒事件というと、名古屋大学のクレープ食中毒事件(2008年)がありましたが、クレープと米は関係ありませんし……
もう少し内容的にも時期的にも近いものというと、2010年に滋賀県K市の地区主催の餅搗き大会でノロウイルスによる食中毒が発生した、という一件でしょうか。
しかしこれも、まず指導すべきは手洗いの徹底であって、特に餅であったから、という話でしょうか。

これは保健所職員の医学知識の低下ではないか、「ゆとり世代」とかいって若い世代をバカにして「自分はまだ大丈夫だな」と安心するあまり勉強を怠っている間に、皆して知的水準が深刻なことになっているのではないか、と憂慮する次第です。
まあもちろん、保健所には医者がついているから、そんなことはないはずなのですが……しかしだったらなぜなのか、解せません。


展示ももちろん盛況ですが、撮影禁止のところも多いので。
そんな中、ちょっとユニークだったのは、講義棟内部のこれでしょうか。

芸術祭2016 (1)

廊下の真ん中に無意味な階段出現。

後は最大の見所と言ってもいいこれ、デザイン専攻の段ボール遊具。
今まで以上にたくさんの子供たちで盛況なのを見た気がします。
幼稚園児から小学校高学年まで年齢層も幅広く(兄弟で一緒に来ている場合、中学生くらいが混じる場合も)。

というか、大人も楽しみなくらいですから。回転遊具に乗った子供を転がすとか。

芸術祭2016 (7)

芸術祭2016 (5)

↓これは起き上がり小坊師のようなもの。一人で乗ろうとすると倒れてきますが、うまく乗って真ん中に体重をかければ大丈夫。
さらに複数人でバランスを取れば……ということでこんなに乗っても。
段ボールの強度に驚くばかりです。

芸術祭2016 (6)

 ―――

翌週は東京と関西にまたがって国際ベルクソンシンポジウムが開催されました。
私は10日木曜日には東京にも行って来ました。
シンポジウムは翌11日にもあったのですが、その日は大学の演習があるので、その日の夜には京都に帰ってきた……のですが、その帰りの道中辺りから体調が悪化。一時期は眠れないほど関節痛が酷いわ喉が荒れて声も出ないわで、大学は休むことにしました。そのために帰ってきたのに行かないとか、何とも噛み合いません。

12日土曜日は移動日で、13日日曜日に大阪大学で3日目が開催です。
2日間寝込んで療養した私は、13日には大阪に行ってきました。まだ咳はありましたが。17日現在で9割5分は回復といったところです。

↓こちらは去年のシンポジウム論集。今年の分も来年刊行される……んでしょうかね。



日本勢は研究者にはお馴染みのメンバーとして、海外勢ではまさにベルクソンの専門家としてカミーユ・リキエ氏が参加。彼の研究はさすがに大したものでした。
海外勢で昨年に続いての参加となったのはバリー・デイントン氏。彼を含め、今回のシンポジウムは分析哲学や脳神経科学といった他分野との比較参照にウェイトを置いていて、専門研究という点では色々と引っ掛かることもあります。しかし他方で、今まで英語圏では忘れ去られていたベルクソンを紹介する仕事は、尊敬すべきものでしょう。

 ―――

東京では国立新美術館のダリ展も観てきました。
まあ同じ展覧会は以前に京都市美術館でもやっていたので、その時に観ていれば良かったのですが、機会を逃したままで……

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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