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衝撃的ビジュアル化

ちょっと時期が過ぎたので、もう売り切れているかも知れませんが……

コミック怪 Vol.12 2010年 秋号コミック怪 Vol.12 2010年 秋号
(2010/10/20)
京極 夏彦

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志水アキ氏が大活躍で、映像化困難と思われた『狂骨の夢』(原作/京極夏彦)も第2話、同時に同じく京極氏原作の『百器徒然袋 瓶長 ―薔薇十時探偵社の鬱憤―』も連載開始です(連載終了した『百器徒然袋 鳴釜』はまだ単行本化されていませんが…)。

『狂骨』の方はミステリとしてのネタバレを考えるとコメントしにくいので、何と言っても注目は『瓶長』の方の新キャラ・今川雅澄(いまがわ まさすみ)ですね(原作小説での初登場は『狂骨』の次作『鉄鼠の檻』ですが、そちらはまだ漫画化されていないので、初のビジュアル化となります。ちなみに『鉄鼠』はまだコミック化されていないシリーズ第1作『姑獲鳥の夏』の内容を踏まえているので、当分コミック化はないかも知れません)。
これの今川の特徴は、その容貌にあります。原作の記述を引くと、

……それは一度会ったら絶対に忘れないと、知人の凡てが口を揃えて云う程のご面相である。
決して肥っている訳ではないのだが、一見ずんぐりとしていて、善く云えば貫禄がある。その貫禄を象徴しているのが立派な樽噉鼻(そんかんび)だ。その鼻の上に大きな団栗眼(どんぐりまなこ)がついており、その上には蚰蜒(げじげじ)の如き太い眉毛がある。少しばかりしまりのない唇は厚く、それを取り囲む髭(ひげ)もまた濃い。その代わり顎は殆どなく、唇の下方は宥(なだ)らかな曲線を描き頸(くび)へと続いている。顔の部品がどれも立派過ぎて、実に濃い顔に仕上がっている訳である。不惑を過ぎればさぞかし重厚な、味のある大商人(おおあきんど)と云った容貌になるのだろうが、今のところ若さがそれを退けている。
 (京極夏彦『鉄鼠の檻』、講談社ノベルス、1996、p.14、原文のルビは一部カッコ内に表記した)


間違いなく実写化しようにも役者に困る顔です(まあ、今回コミック怪の表紙を飾っている榎木津もイメージの合う役者はいそうにありませんが…)。
だがさすが、京極氏の文章はビジュアルイメージ豊かで、何やら想像できる気はします。
それが漫画ではどうなったか…まあ、ネタバレ画像は追記にしておきます。


百器徒然袋 今川

…これは衝撃的でした。しかも原作通り。
まあ、引用画像の左下の彼(漫画中ではまだ名前が出てきませんので)や表紙の榎木津を見れば分かる通り、他のキャラは比較的リアルに描かれているのに対するデフォルメの激しさによる部分が大きいのですが。
                           (芸術学3年T.Y.)

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
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