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もう何回目かの紀要と翻訳にまつわる…

紀要にまつわる…(イレギュラー事態編)の続きです)

というわけで、昨日の授業後は、専門用語のチェックをやっていただいた<別の先生>とじっくり話し合いました。内容について確認し、こちらでさらに推敲するならどうしたら良いか話し合い、なかなか訳語の決まらない部分について相談し…
いやもう、文字通り夜遅くまで
これが自分の論文を書くために担当と先生と話してたというのなら、真面目にやっている学生らしい話ですけどねぇ。

しかも、先生のチェックの入れ方も半端ではありません。
「遅くなったのはね、自分の手元にある限りで、参照されている論文を読んでたから」(もちろんほとんどは英語・フランス語・ドイツ語etc...ですよ)
「この著者は○○(研究者名)にだいぶ引きずられているね」

こちらもなおのこと手は抜けません。討議はフランス語の文法的解釈から作品の状態まであらゆるところに及びます。

先生「ここは流してたけど、何のことを言ってるんだろう」
T.Y.「ここに画集があります。――と言うか問題の作品は表紙に載ってます」
先生「ふうむ……じゃあここの解釈はやっぱりこっちで」

…これが副業

「俺は何をやってるんだろう」と言うのがふさわしい場面です。

本当に、こんなことをやっていた分だけ、これからなおさら本業に力を入れないと危ないですね。

ああ、不在となった先生からの指示も届いていたことが分かりましたが、まあ基本的には<別の先生>による修正をそのまま生かす形でしたので、それを見てまた慌てるなどということはそれほどなくて済みました。


ところで、国によって人名の読みも変わります。ローマ(ラテン語)の「ユリウス・カエサル」が英語では「ジュリアス・シーザー」になるように。
ベルギーなんかは今でも公用語がオランダ語・フランス語・ドイツ語の三つある(地域によって違いあり)ようなところですし、国にまたがって活躍している人もいますから、ややこしいんですね。
フランス語の文中では当然フランス語表記優先ですが、待てよ…と。

先生「〔画家名の場合〕本当に厳密にやるなら、どこのギルドに所属してたかを基準にするしかないね」

しかしそれとは別に、「日本語ではこの読みが定着しているけれど、どの言葉でもこの読みにはならないような…」というパターンもあります。
実はゴッホ(Gogh)も、オランダ語読みすると「ゴッホ」にはなりません。オランダ語のgは…ドイツ語の心得のある方は、ドイツ語の「アッハ・ラオト」、achのchの読みだと言えば分かりますでしょうか。

ホッホ(Gogh)

ゴッホは後半フランスで活躍してますが、フランス語読みなら…ゴーグ
なにやら強そうな名前ではありますが、いずれにせよ「ゴッホ」にはなりません。
しかし、これだけ定着しているものは今更変えられませんからねえ。日本語読みでは「ゴッホ」だということで一つ。

まあ元より、カタカナ表記には限度があるんですが。
                           (芸術学3年T.Y.)

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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