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社会を生む神秘家

その日の記事タイトルにもあった通り、一昨日から育て始めたグリムス(gremz)の木。
ブログパーツを増やし過ぎるとページが重くなり、読者に避けられるという難点もありますが(我が家のPCの遅さのため、読む側としては日々感じています)、面白そうなのでこれ位は。木が育てば実際に植林活動にも繋がるという話ですし。
私は生き物の世話はおよそ駄目で、もう動物を飼うのは諦めています。植物はサボテンがありますが、世話をしているのは母ですから…。少々扱いが粗くても枯れませんし、それどころか挿し木の原理でどんどん触れましたからねえ…

グリムスはブログの更新回数に応じて育つということで…それなら話は早い。しかもそれでいろいろな種類の木に育つというんですから、面白いシステムですね。キーワード次第で育ち方に影響するとかいう話もありましたが、それはまたの機会に。
では4月の記事数を見てみると…31。ほとんど初めて月間1日も欠かさず+3月中に書いた「宣伝と訳者解説」のせいですね。過去に一番記事数が多かったのは2010年10月ですが…これは芸祭の宣伝記事のせいですね。
ただ、どうもトップ記事を更新しないと育たないそうなので、しばらくトップに宣伝記事は置けなくなるかも知れません。

 ~~~

さて、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のネタバレ内容を含むまどか☆マギカ――正義の地平からの内容を引き継いだ考察に入りますが、まあアニメの内容からはますます離れていきますし、前回記事は読まなくてもいいです。

それまでの社会の枠組みにおいては評価することができず、まして感謝することも返礼することも及ばないような、そしてそれゆえに「交換」による人と人とのやり取りから外れてしまうような「偉大な達成」こそが新たな社会を生む――これが前回の大まかな結論です。
ここで思い起こされるのは「聖人」と言われる人たちのことです。「まどか☆マギカ」の中にも、ジャンヌ・ダルクを思わせるイメージ映像がありましたし。

偉大な神秘家たちは自らの内に自分自身を超えるものを感じているので、自分を信頼しており、偉大な行為の人であることが分かる――神秘主義をヴィジョン、激情、恍惚としか見なさない人には驚きであるが。
 (……)おのれ自身に集中し、まったく新しい努力のうちに自らを緊張させ、神秘家たちは防波堤を破る。巨大な生命の流れが彼らを再び捉える。彼らの増大する生命力から、あるエネルギー、大胆さ、並外れた着想と実現の能力が解放される。行為の領域において、聖パウロ、聖テレサ、シエナの聖カタリナ、聖フランチェスコ、ジャンヌ・ダルク、その他多くの者達が成し遂げたことを考えてみてほしい。
 (アンリ・ベルクソン『道徳と宗教の二源泉』)


ジャンヌ・ダルクの名前もありますね。
ところで、ここで挙げられている「聖テレサ」とは16世紀のスペインの聖人、アビラの聖テレサのことです。彼女を姿を模った有名な芸術作品として、バロックの彫刻家ベルニーニのものがあります。

ベルニーニ 聖テレサの法悦
 (ベルニーニ《聖テレサの法悦》、ローマ、サンタ・マリーア・デッラ・ヴィットーリア聖堂)

テレサ自身が詩に述べていることですが、神の矢(天使が右手に持っています)に心臓を貫かれているところですね。

神秘的なものとは何か真摯なものです。(……)彼らは、その向こうの享楽があるはずだという観念を垣間見、感じています。それが、神秘家と呼ばれる人たちです。
 (……)皆さんはローマに行ってベルニーニの彫像を見るだけで十分です、彼女が享楽していることはただちに分かります、そのことは疑いありません。では、彼女は何を享楽しているのでしょうか?
 (……)こんなことを言うと、自然と皆さんは、私が神を信じているとすっかり思ってしまうでしょう。私は女性の享楽を信じているのです。それ以上のものとしての、それ以上という条件での女性の享楽を。
 (ジャック・ラカン『アンコール』「神と女性の享楽」)


彼女が「享楽」の結果として何をなしたか、それは対抗宗教改革の一翼を担い、各地に改革修道院を設立した実績を見れば明瞭でしょう。ここに引用した二人の思想家が「社会を生み出す人間」のモデルとして彼女を引き合いに出していること、決して偶然ではありません。
                           (芸術学4年T.Y.)

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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