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計算しがたいリスク

何だかぼんやりしている内に時間も遅くなってしまったようですし、そんなに書くこともありません。

実のところ、放射能によって人体にどんな影響が生じるかは、まだ不明なところが多いようですね。何しろ長期的なものですから動物実験もなかなかできませんし、まして人体実験をするわけにも行きませんから。
しかしもちろん、あまりに大量の放射線を浴びれば命にかかわる、これは確実です。ただ、今原発関係で騒がれているような、許容量を超えたというレベルだと、何が起こるか(それとも起こらないか)分からない、というのはあります。

が、だからこそ、「念のため避けたい」という人を引き留めることはできないでしょう。
リスク計算ができるだけのデータもない時に「慎重になるな」と言う権利があろうとは思えません。

原発のインパクトもあってか、すっかり話題からは遠のいた感がありますが、地球温暖化についても分からないのは同様、いやそれ以上です。
そもそも地球規模で温暖化しているのかという疑問、温暖化の原因はCO2以外にあるという説、それに対していやそれだけでは説明できないという反論、色々ありますが、温暖化が事実だとしても、その結果は予想できません。
北極の氷が溶け出し、流氷が押し寄せてヨーロッパはむしろ寒冷化するという説もあったと思いますが、あれはどうなったのでしょうか。
いずれにせよ何かしらの異変が起こるのだろう、と思われるかも知れませんが、地質学を当たれば、化石燃料を燃やさなくとも地球の気候は随分と変動していたことが分かります。今のままの気候が“正常”で、変化するのが“異常”気象だと、言ってしまって良いものでしょうか

以前も触れた覚えがありますが、かつて赤道まで地球が氷に覆われた「スノーボール・アース(全球凍結)」という時代があったとのこと。しかしそれも終わりました。
火山から放出された二酸化炭素が(海が凍結しているため)海中に溶け込まずに大気中に溜まり、温暖化を引き起こした、と言われていますね。そしてスノーボール・アースの後は、かなり高温の時期があっただろうと。
ここから分かるのは、地球の気候をある範囲に保とうとする力(恒常性)は、かなり強いらしい、ということです。

もちろん、その中ではかなりの振れ幅(スノーボール・アース含む)があることも事実です。少なくとも、現在の生物相のほとんどが一新されうるくらいには。現在の気候に合わせた人類の農業など、ひとたまりもないでしょう。ただ、現状でもどこでも上手く行っているわけではありませんが…

ここで上の理屈から言うと、やっぱり最大限慎重になっていいのではないか、ということになりますよね。
が、だったらそもそも大量にエネルギーを消費する文明など持たなければ良かった、と言われたら、何と答えるべきでしょうか。
どこで踏みとどまるべきか、それが何とも難しいところです。
                           (芸術学4年T.Y.)

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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