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要するにネズミ講ということか

卒論の中間発表に向けて、章立てからもう少し詳しい構成と内容を決めようと。
第一章の内容に当たることは、以前発表予定で書きかけていたこともあり、ある程度具体的なことを考えていたのですが……締めのところはまだあまり考えていませんでしたね。
まあある程度の予定変更は今後もできるということで、現段階では何とかそれらしく

明日からは博物館実習の事前講習もあり、そのために目を通しておくべき資料もありますし、さらに月末には実習本番で、これも事前に準備しておくべきことのある旨、通知がありました。
うん、忙しいはずなんですよね。

 ~~~

さて、お金の貸し借りをすれば利子が付くのは常識です。
しかし、人にお金を貸しただけで何も生産していないのに利子で儲けるのは「不当」ではないか、という議論もありました。
ヨーロッパ社会ではそれゆえ、金貸しはユダヤ人に任せられた職業となり、そこから「金貸しをやっているユダヤ人は汚い」という考えに結び付く、という現象もありました。『ヴェニスの商人』のシャイロックなんか、そういうユダヤ人のイメージとして有名ですね。
この利子というものを正当化する理論は、13世紀末のスコラ哲学者、ヨハニス・オリヴィによって初めて考えられた、と言います。

 じつはアリストテレス以来、お金は子を産まない「石」であると見なされていた(じっさい貨幣には通常、銀など化学変化の少ない金属が使われていた)。ところが、お金は子を産む「種子」であるという理解がオリヴィから始まる。(……)
 言い換えると、単なる「貸し付け金」と「資本」(利益を生み出すお金)として金銭が貸し付けられる場合をオリヴィは区別した。(……)
 とはいえ、同じお金を「資本」と呼んだだけで大金を手にするのは、はばかられることに違いない。したがって、金銭の使用先を「仕方なく変える」ことから生じる「損害賠償」として、利子徴収の正当化がなされた。
 (……)「自分が使おうとしていたお金を他者に貸したことによる損害」という、私的な、つまり主観的な理由に基づいて、利益を得ることが社会的に正当化されることになったのである。
 (八木雄次『天使はなぜ堕落するのか 中世哲学の興亡』、春秋社、2009、pp.327-328)


さて、今では利子は必要不可欠なものと見なされています。
大きな取引がその場で支払われることはまずありません。基本的に支払いは後からです。ここで利子というものがないと、支払いをいつまでも引き延ばす者が続出して、流通が麻痺してしまうでしょう。確か、小室直樹氏はこのことを差して、金利は血液を循環させるための血圧のようなもの、と言っていました。

しかし圧力をかけても液体は増えませんが、利子はお金の総量を増やします。
理論上は、世の中に流通するお金の量は金利によって増え続けているはずなのです。
そのために必要なのが「経済成長」だと考えると…


唐突なお話ですが、石油というのは地層からしみ出してくるものなので、採掘設備ができてから時間をかけて採掘量が増えていき、やがてピークを迎えた後徐々に減っていくものなのだそうです。ピークは大体採掘開始から60年後で、世界で大規模な油田が発見されたのは60年くらい前が最後だとか。

ところで、2008年に世界を揺るがしたリーマン・ショックですが、実は時を同じくして世界全体での石油の採掘量は減少に転じていた、という話を聞いた覚えがあります。元データの取り方や分析にもよるでしょうし、この話がどれだけ確実かは分かりませんが……
金融経済はすっかり実体経済からかけ離れていると思われつつ、やはり資源という足場は必要なのではないか、ということです。
とすれば、経済成長の限界は資源の限界です。

こういう時、宇宙へと新天地を拡大するのは、現実にはまだまだ遙か遠いようで
                           (芸術学4年T.Y.)

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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