オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
自然つながり(後付け)
全国で9500人に数えられる…まだまだ。
ついでに、自殺論(続きは未定)がそこそこ人気記事となりました。が、本当に続きは考えてないんですよね。哲学等で自殺を論じた有名な著作というのも、意外に思い出せませんし。ショーペンハウアーにちょっとした記述がありましたが。
…先程手元のショーペンハウアー全集を調べてみたら、数ページしかありませんでしたね。
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冷蔵庫で古くなった野菜を見付けることはしばしばですが、今日はなんと大根(根の大部分は切って使用済み)の茎が伸びた上、花まで咲いていました。
大根の花…初めて見ましたね。ジャガイモの芽が出てしまうことはままありますが。
ふと植えてみたくなるものの、大根の種を手に入れても仕方ありませんし、それ以前に多分一本では実が付かないと思われるので、廃棄しました。
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菅総理が「脱原発」を唱えていますが、原発賛成とか反対とかいう信条以前の問題して「脱原発してどうするのか」という点が空理空論では意味がありません。
それは、たとえお金は欲しくとも「一兆円あげる」と言われてはまともに相手にする気にならないのと同じです。
代替エネルギーを考えるのか、火力に回帰するのか、それともエネルギー使用も産業や経済の規模も縮小するのか――どれも一概に否定はしませんが。
目標は空理空論であってはならない、これは当たり前です。
これ以上この話は繰り返しません。
というわけで、早速代替エネルギーの話が出て来ていますが…容易ではないでしょう。
「脱原発」を推進した国として知られるドイツも、結局太陽光発電で電力を賄うことにはほとんど成功せず、原発所有国フランスから電力を買っているというのが実情のようですし。
ソフトバンクの孫正義氏が「電田」と称して、休耕田に太陽光発電パネルを設置するという構想を主張していますが、どうでしょう。
まず休耕田のほとんどは日本海側にあって、冬には大雪が降ります。太陽光発電パネルというのは上に雪が積もっても使えるんでしょうか。というか壊れないんでしょうか。
私の父もその辺ボロクソに言ってましたねぇ。
農業を企業がやって成功しているという話はあまり聞きません(海外のことは分かりませんが、欧米の大農場と言えど、多くは農場主=個人事業主ではありますまいか)。
これはやはり、“自然を相手にする”ということは大規模な企業経営に馴染まないからではないか、と思われるわけです。
太陽光発電にも同じものを感じるのです。
(芸術学4年T.Y.)
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コメント
No title
Re: No title
かなり不適切な書き方をしてしまったようです。
仰る通り本文中で触れているのは『パレルガ』の一節でして、「自殺について」と題された箇所はそれくらいしかなかった、ということですね。
ショーペンハウアー哲学の全体で記述がない、ということではありません(後から見ると、確かにそう読めてしまうのですが…)。
ご多分に漏れず『意志と表象としての世界』も半分くらい読んで放置しているものの一つで、チェックが及びませんでした。
またいずれ勉強します(と言っても、このブログのためにそうそう手間は割けませんが)。
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ショーペンハウアーもいいですが、なんであれ、ショーペンハウアー先生としては、「意志と表象としての世界」の中で明確に、
「自殺は『意志』への屈服であるから絶対にしないように」
という意味のことを強調して書いていることは忘れてはいけないでしょう。
だから、「自殺以外の手段でどうやって意志の支配から逃れようか」ということをひたすら考えてあの有名な「意志の否定」に至るわけです。
そこを無視して「パレルガ」の自殺についての記述だけで(もし違っていたらすみません)「数ページしか記述がない」というのはどうかと思うのですが……。
うむむ。