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転売禁止

博物館実習二日目です。
今日もいくつかの講義の他、掛け軸等の取り扱いと、作品の調書作成を行いました。
掛け軸の扱いは3年くらい前に大学の授業でも少し扱いましたね。他にも実習生の半数くらいは扱ったことがあるそうですが、誰もそうそう慣れているものでもなし、大きな問題はなかったかと思います。
屋外に展示されている彫刻の洗浄という予定もありましたが、大雨・雷警報発令中につき中止となりました。雨は降っていなかったのに

それから、臨時で以下のようなことも。
(一応、美術館の名前は出さないでいるので、詳しいことは書きませんが)サイン会があったので、その手伝いです。
というか、サクラとして並びました
服装は私服で良いらしいと判明、しかも今日は作業のため動きやすい服装を、と求められたこともあり、皆私服だったので、ただの学生一同に見えるはず……かどうかは知りませんが。
貰ったサインを実習後売りさばくのは禁止です。

また、展覧会一万人目の来場者を学芸員さん達が歓迎するのを見学もしました。

話をうかがっていると、やはり美術館の予算も減少の一途を辿っている、とのこと。
だいたい公立の美術館の場合、展覧会の経費と入場料やグッズ等による収入を秤にかけても赤字で、残りは自治体からお金が出ているんですね。維持費もかかりますし、新たなコレクションを購入すればさらにかかります。
これからもお金にならないのはほとんど確実なので、主張できるのは文化的意義だけで、大変なところだろうと思います。

ところで、収蔵庫や展示室は気温25度前後、湿度50~60%というのが標準です。
はっきり言って、長時間じっとしているといささか寒いくらいです。
展示室のところどころには監視員さん(あの仕事はアルバイトです)が座っていますが、膝に毛布をかけていたりします。
実習生も収蔵庫で作業をする場合、必要に応じて羽織るものを用意したりするように、と言われます。夏なのに。

空調費がバカにならないのは容易に予想できることです。しかも、停電などがあったらどうなるのか、という問題もあります。
電気を使った空調設備が作られる以前に何百年も美術品を保管してきた伝統的な保管庫を学んで博物館も省エネ化を進めるべき、なんて話も当然ありますが、改装するのにもかなりのお金がかかります


座学ばかり高度でもあまり実習の役には立ちませんが、実習申し込みのレポートを書く時には私はこんなものにも目を通していました。
とりあえず分かったのは、森田恒之先生が業界では大変な有名人であるということで、今の実習館でも保存担当の方はやはり森田(恒)先生をご存じでした。

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                           (芸術学4年T.Y.)

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

当ブログはリンクフリーです。

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コメントは返信しないことも多いですが、基本的にちゃんと読んでいます。

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