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試験への問い

今日はこれといったことはなかったはずなのに何も進んでいませんね。
やはり大学に行った方がリズム的にもいいのか、あるいは数日分寝ていたのか…
まあ余計なことで時間を潰しもしましたが…

就職関係で、公務員試験の勉強をしている人達が周りにもいます。
試験科目は多岐に渡りますが、各科目の内容は少し見たところ、基本的には高校(大学入試)レベルかな、という感じです。
が、この手の教科書的記述というのは、専門的なことにこだわり出すと「おや?」と思うことも時にあります。
いや、大抵は本当に瑣末なことなんですけどね(ちなみに、私が気にするのはやはり、まずは専門の思想系ですね。高校の「倫理」に当たるところでしょうか。ただ、公務員試験でのウェイトは小さいとのこと)。
試験問題はともかく、参考書の解説が(まったく間違っているとは思えないものの)これでいいのかな……というケースも。

少なくとも、参考書の極小化されたまとめを見ると「誰が何と言った」というキーワードがあるのみで、何かを理解することは求められていないのは分かります。

まあ、トリヴィアルなことにこだわってばかりで「広く浅い基礎」が欠けているのも問題は大ありですが。
(「歴史オタク」は受験では不利だと言われます)

少なくとも高校生以下の諸君は、私が言ったことを信じて「民主主義は安定していない」「民主主義は政治制度ではない」などと書くと試験では落ちます。
「建前」を学ぶのも学校でやるべきことです(ということにしておきましょう)。

ふとここで思い出した話ですが、大学で教えられることはそれだけ先端に近い分、研究者間で見解の統一されていないこともあり(分野にもよりますが)、教科書の内容を授業で批判する先生もいます。
基本的に教科書は先生自身が指定しているにもかかわらず、です。批判するつもりで考えの合わない相手の教科書を使っていた先生もいました。
別にこういうのは悪いことではないのです。

さて、予備校の教科書もその予備校の先生達が作っているオリジナルなわけですが、こちらでは教科書作りに参加しないで教科書を批判する先生の授業は、総じて不評だと言います(予備校で教科書を批判する先生もお目にかかったことがありますが、まあ分かります)。

この違いはどこにあるのかと言うと、やはり予備校は「(基本的には)答えの決まっていることを教える」という点にあるのではないか、と。
そもそも試験対策をするのが予備校ですから、試験の答えという基準があるはずです。
どんなスタイルの教科書が学びやすいか、という問題はあるにしても、複数の先生方の間で根本的に意見が割れて教科書ができない、なんてことはそうそうないはずなんですよね。
それに参加せず、しかも「答えに至る道」を教えるよりも人のやることに文句を付けるというのは、何やら自己顕示欲を満たすための批判という感があります(私が上で書いた参考書への小言も然り)。

しかし先端の「学問」については、「そんな幅広く押さえた教科書を書いている余裕はない(そもそも、皆が皆教科書を書いて出版できるはずもありません)、ここは自説として譲れない」というところがあって然りで、それは何も悪くないのです。

あれこれと言いましたが、私は「通り一遍の知識を問うペーパーテスト」にまったく否定的というわけではありません。
今年春の大学入試カンニング事件では「IT化の現代にはもう旧態依然のペーパーテストはそぐわないことが露呈した」という言説も見られましたが、必ずしもそういう見方に与するわけでもありません。
それは一つには、大学教員として入試と学生の成績に関する統計を取ってきた父の話によるところが大きいですね。
その辺の話はまたの機会に。
                           (芸術学4年T.Y.)

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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