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結論なし

今日の『スイートプリキュア』では、2回ほど前に素顔と正体を明らかにしたキュアミューズが活躍、初披露となる技も二つ見せました。
史上初の小学生プリキュアですが……
一昨年の『プレッシュプリキュア』では異世界人プリキュア、昨年の『ハートキャッチプリキュア』では初の高校生プリキュアと来て、とうとう…です。
『魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる』の瑠奈も言っていたように、「高校生にもなって魔法少女ってのは、ちょっと恥ずかしくない?」という面もなきにしてもあらずで、そういうネタも見た覚えがありますが、『ハートキャッチ~』の場合、キュアムーンライトは第一話冒頭でやられて戦線離脱していた主人公たちの「先輩」キャラということもあり、何よりやたらとクールビューティーでカッコ良かったので、あまり気になりませんでした。
しかし、この機に、そもそもなぜ中学二年生がスタンダードだったのか考えてみるのも良いでしょう。

話は変わるようですが、京極夏彦氏の『ルー=ガルー』は、実は読者公募で世界設定を決めた作品です。
執筆前に、『アニメージュ』誌上で公募+それに関する対談を連載していました。
30~50年後の未来世界で、科学技術は発達しているはずなのに、「未来の通信手段」というお題にすると「鳩」という意見ばっかりで「他の技術は発達してるのに通信手段は鳩は鳩ってどんな世界だよ」なんて話をしていましたが、この設定もちゃんと活かされています(もちろん、未来世界のスタンダードな通信手段ではありませんが、主人公達が活用します)。

それはともかく、この対談の中で京極氏がはっきりと言っていたのが「敵と戦って殺すサスペンス物にする」「主役は十四歳の少女達にする」ということでした。
前者については、警察は「逮捕する」というやり方でとりあえず敵を片付けることができる(ミステリでも然り)けれども、それができなければ結局、(非合法に)殺すしかない。で、時代劇ならそれができるけれども現代物ではできない(もちろん、実際いは江戸時代でも人を殺して良かったはずはありませんが、作劇として成り立つかどうかという問題ですね)、だから近未来物にする、といったことでした。
そして後者については、なぜというとはっきりしないながら「やはり十四歳でないといけないんですよ。セーラームーンもエヴァのパイロットも十四歳なわけだし(笑)」という趣旨の発言がありました。
それから10年余りを経た今なら、プリキュアもまどかも…と言えますね(探せばもっとあるでしょうが)。

年を経て、十四歳という時期が特別だったかと言うと…そうだったと言えばそうのような、違うと言えば違うような…というのが大抵の場合、実情ではないでしょうか。
外から見て何か特別なことがあったかと言えば、普通はないでしょう。
14歳未満の諸君はあまり期待しすぎないで下さい。

ただ、京極夏彦氏の小説においては、この年代――特に少女――は「境界」と結び付けて考えられている節があります。大人と子供の境界であり、性的にも成熟する途上の境界線上。
処女を巫女にする、という風習を思い出さないでもありません。多分、「こちら側」と「あちら側」の境界をも越えることを期待して――

結局、これといった結論は(現段階では)出ませんが。

なお、学制から言うと、二年生というのは学校生活にも慣れ、まだ受験に追われもしない、という点でちょうどよい時期ではあります。一年生の4月から始めるなら、新しい学校生活とともに新しい世界に踏み込むような話の方が向いているでしょう。

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そう言えば、宇宙が14歳で終わってしまう、という漫画もありました。

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                           (芸術学4年T.Y.)

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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