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ある種の不安

我が家のPC(windows)で作成したword文書を大学のPC(マッキントッシュ)で開くと……何だかレイアウトが変わっています。1行の字数まで違っています。ソフト自体の種類も関係してくるのかも知れませんが、一体何のためのページ設定なのか。
かねてから述べているように、今年は紀要の掲載原稿が“経費節減のため”テンプレート指定です。つまり、印刷屋にレイアウトを頼まないわけで、こちらで作成した原稿の形のまま印刷されるのだろう、と考え、少しでも紙面を節約できるよう、字間を詰めれば短縮できそうなところは詰めたりしつつ作成していたのですが…。

これで、(印刷所のコンピュータとこちらの仕様が違って)印刷してみたらレイアウトが変わっていた、なんてことになったら、さすがに怒りますよ。もう訴訟ものです。
初稿ができてから修正続出でかえって経費もかかる、という最低のシナリオも思い付きましたが、どうなることでしょう。

ついでに、フランス語レジュメをフランス語の先生に見ていただいたところ、文法的な直しはすぐ済むのですが、意味上の通じやすさはどうなのか…という話になり、結構大事になってしまいました。
大部分は原文に使われている単語と用語法を使ったのですが、切り張りして文法的に正しい文章はできても、論理的な繋がりが、つまり接続詞をどう補うかが問題なんですよね。

ついでに、卒論の方ですが、まず主要文献を抜き書きして内容をまとめ、それからこちらの論述に応じてカット&ペーストで並べ替えたり、不要な部分を略したりしていく、というやり方をしていた結果……気が付くと同じ引用を2回書いてしまっていたりします。

 ~~~

さて、ひとまず引用を。

 バトルロワイヤルものの設定はゲームにたとえられるだけあってか、世界観の多くの部分がゲームのように何度も行われていることが多い。最もわかりやすいのはバトルロワイヤルものには「同じゲームが過去に何度も行われている」「世界がループしている」「時間を跳躍して過去に戻ることができる」というストーリー、つまり「ループもの」の物語が多いことだ。(……)
『まどか☆マギカ』は第10話を見れば明らかなように、ほむらが時間遡行によるループを何度も行って、ゲームにまどかが巻き込まれないよう苦心している。これと同じく、失敗してしまったゲームのやり直しを行うバトルロワイヤルものには、えすのサカエの漫画『未来日記』や特撮ヒーロー番組『仮面ライダー龍騎』などがある。特に後者は、仮面ライダーが13人も登場して互いに殺し合うという、テレビ放映された2002年当時としては掟やぶりな内容で話題になった。しかも最終回では戦いのない世界を目指して世界がループしていることがほのめかされ、テレビ放映版だけでなく劇場版など全3種類の異なる結末を作ることで、何度も繰り返される世界を描いてみせた。完璧にバトルロワイヤルものの特徴を備えた作品だと言っていいだろう。
 そもそも『まどか☆マギカ』は多くの面で『仮面ライダー龍騎』との類似性を指摘される。同じ変身能力を持った者同士が争うという設定、ひとつだけ叶えられる願い、最後まで願いを持たない主人公、さらには序盤で黄色をイメージカラーとするキャラクターが死んでしまうところまで同じなのだ。虚淵玄は『まどか☆マギカ』の脚本を書く以前に、シリーズ構成として参加したアニメ作品『BLASSREITER』で『仮面ライダー龍騎』のスタッフと一緒に仕事をしており、強い影響を受けているのではないかと考えられる。したがって『まどか☆マギカ』はバトルロワイヤルものであるがゆえにループものになっているとも言えるが、それは『仮面ライダー龍騎』へのオマージュであると言うこともできるのである。
 (さわやか「魔法少女たちはついに殺し合わなかった~バトルロワイヤルものとしての『まどか☆マギカ』」、タブロイドと愉快な仲間たち編『超読解まどかマギカ』、三才ブックス、2011、pp.85-87)


ひとまず、『龍騎』との共通性を見て取るのが制作者側の背景から言っても正当であることは確認できました。

こちらの論を続けるには体力がないので続きはまた今度です。

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(2011/09/15)
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キャラクター造形の分析や魔法少女アニメの歴史、また上記のような制作者サイドの事情や、あるいは受容者側に関する事実の収集から、魔女の魔法少女だった頃を想像するという妄想企画まで色々収録されている一冊です。
                           (芸術学4年T.Y.)

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コメント

No title

こんばんわ☆
いつも楽しくブログを拝見させてもらってます。
MacとWindows間の崩れって大変ですよね。

ウチのラボでも、以前にMacのpptで作ったポスターを
windowsでpdf化して印刷したら、文字崩れるわ、図が消えるわの大惨事でした。

リンク貼らせていただきました。よかったら相互リンクお願いします。。

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
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