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トリック・アートと中学生(?)

もう特に言うこともなければいちいち報告しない、と思ったんですが、そう思うと言うことができたりしますね。
今日は集中講義がなかったんで、豊橋市美術博物館の《トリック・アートの世界》展に言って来ました。

タイトル通り、いつぞやの「だまし絵」展と同じような、騙されるような視覚効果を狙ったアートが中心です(「だまし絵」展と共通する作家もいました)。立体作品や古典絵画のパロディ作品も結構ありました。
出展作品数から言うと小さい展覧会なんですが、面白いですね。日本の現代作家(と言っても、戦前生まれの世代が多かったと思いますが)が多くて、この分野に詳しくない私としては一気に注目したい名前が増えました(そもそも「日本の現代アート」をまとまった形で取り上げた解説書や入門書はそんなにないように思いますし)。

さて、後半を見ていると中学生(? 正確な年齢は分からないんで、外見と後述の話からの推測です)の団体がやって来ました。学芸員さん(だと思います)が作品ガイドをしてまして。皆騒ぐでもなく作品に見入ってましたね。解説が終わって自由行動になっても、「これどういうこと?」と作品の前で話し合ってることはあっても、全く騒がしくはなりませんでしたし、作品に惹きつけられてるな、と思いましたよ(そんなに人数が多くなかったということもありますし、勝手な憶測ですが)。
平日に先生が引率してますから、授業の一環ですよね。どうも美術館側が小中学生を対象にする企画(何と言い表したらいいのかよく分かりませんが)をやってるらしい。そう言えば、いくつかの作品ではキャプションの横に子供向けの「この作品のここに注目してみましょう」といった記述がありましたし。
こういう場合に、美術をほとんど知らない子達へのアピールとして、こういう一目見て「面白い」作品は良いだろうな、と思いました。またとないいい機会だったと思います。
別にバカにして言ってる訳ではありませんよ。「芸術とは難しいはずだ」というのはどこでも通用する見解ではありません。
もちろん、深入りすれば際限無く色んなことが出て来て難しくもなります。それはまた別で、何でもそうです。とりあえず若い内に「何だかよく分からないけど楽しむ」こともあっていいでしょう(もちろん、年をとってから興味を持ち始めたっていけないことはないんですけどね)。時が経って深入りしたくなれば、その時に本格的に勉強してください。どうせなら本学に来て。

《トリック・アート》展は9月23日までです。
                           (芸術学2年 T.Y.)

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テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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