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院試のお話

昨日の記事には複数コメントをいただきました。
まあ事情は色々ですが、ひとまず、現在の私は外部の大学院受験を考えております。
というわけで、問題は院試となります。

先に少し用語を説明しておきますが、学部に在籍している学生がそのまま同じ大学の院に進学するのを「内部進学」、他の大学の院へ進むのは「外部進学」と呼ぶことにします(ところによっては、微妙に違う用語が用いられていることがあるかも知れませんが)。
一般に、内部でも外部でも試験は共通です。

(本学ではなく)某所で聞いた話では、普通に試験をやると内部進学者しか受からないので、外部からの受験者のみを対象にした入試を別枠で設けているとのことでした。
単に優秀さの差だとしたら、わざわざより劣る外部生を取ろうとする理由はないはずで、やはり内部生有利ということはあるようです。
まあ、少なくとも専門試験に関してはそこの先生の専門分野から、つまりは先生が普段授業で教えている内容から出題される可能性が高いでしょうしね。他のところで聞いても、大体そうです。
さらに言えば(これまた別のところでの話で)、自分のところで教えた内部生を落とすのは、つまり教育が失敗していることになるわけで、勇気がいる、つまり内部生には甘くなるという事情もあるようで…

…と、ここで、“マグダフの母”氏のブログではいずれとも反対の話が書かれていましたが、まあ分野によっても(まず文系と理系の違いがあり)大学によっても違いはあるでしょう。あくまで私が聞いた限りですので。

 1.2 自大学院へは合格率ほぼ100%??
 2.1 自分の現実を知った、あの夏

話を戻しまして、特に私のような場合、学部時代に習ってきたことは進学先とだいぶ違いますからね。少なくとも、哲学系の授業を(文献購読を除いて)必要より多く(つまり、非哲学プロパーより多く)受けてはいませんし。そこは過去問も研究して「傾向と対策」で挑むしかありませんね。まあ専門知識がないわけでもないはずですし…

そして語学試験。最近では英語一本のところも増えているそうですが、さすがに人文科学系では二ヶ国語必須です。
これは条件は同じのはず。
…とは言え、最近英語を読むことが少なかったせいか、見覚えのある単語の意味が思い出せないことがたまに。英語読書量を増やす必要はありそうです。

それから卒業論文、あるいはそれに相当する論文の提出が必要で、さらに面接でその内容に関する口頭試問があるはずです。

また、入学段階での能力だけでなく「伸び代」という問題もあるので、面接ではこれから何を研究するつもりかということについてアピールが必要になるとのこと。
ここが最終的には勝負の分かれ目でしょう。

論文の内容は……まあ現在仕上げ中ですが。

「参考文献にイタリア語文献があったのはアピールになるから、できればドイツ語も一つあるといい。カントを一箇所くらい引用するとか
                           (芸術学4年T.Y.)

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テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育

コメント

No title

引用するのなら、ギリシア語かラテン語でないと西哲ではアピールポイントにならないような気がする……。

がんばってください。

Re: No title

もう少し正確に申し上げておくと、英独仏はもちろん基本ですが、それができることを示すのに参考文献を挙げて引用しておいた方が良い、という話です。

イタリア語がどのくらいのアピールになるかは私も知りませんが、対応できる語学の範囲が広いというのは、多分それなりにポイントになるののではないか、と。
近現代哲学と古代哲学だと事実上研究室が分かれていたりしますし、現代哲学で論文を書いていると、ギリシア語やラテン語の文献を持ち出す機会はあまりありませんね。
英独仏の文献中にたまにラテン・ギリシアの表現が混じっているくらいで。

No title

院まで行くかどうか悩んでいたのでとても参になる記事でした。
やっぱり進学というのは大変だと思い知らされました。

頑張ってください
私もまだ院試まで時間がありますが頑張ります・・・・・・

No title

こんばんわ☆

引用どもです~。

やはり分野によって様々なんですね。。
ウチ(というか理系全般的に)は、筆記試験さえパスすれば
面接はカタチだけということが多いですね。

世の中には大学院を目指すひとのための
「研究計画書の書き方」的な本も出ているくらいなので
(↑受験生当時、パラパラと見てました)
分野によっては、書類審査や面接もキッチリやるトコあるんですね。

勉強になりました!!

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プロフィール

T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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