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2号ヒーローだけが正体を隠さねばならない(味方にも)

まずは25日放送の『仮面ライダーフォーゼ』の話から。
ストーリーとしては仮面ライダーメテオ・朔田流星が主役でした。
「反ゾディアーツ同盟」から送り込まれた彼は、「メテオであることを誰にも知られてはならない」と上司のタチバナ(つねに人工衛星の中で流星を監視しており、マスクで顔の見えない謎の人物です)から命じられていましたが、キャンサー・ゾディアーツこと鬼島に正体を知られてしまいます。メテオの変身システムは人工衛星に搭載されている(流星本人が所持しているのは起動装置に当たるもののみ)ので、正体を知られたらもはや変身させてもらえないという状況に。
しかし、身代わりのなってくれる仮面ライダー部の皆のために流星は(作中で鬼島に言われた通り、『走れメロス』のごとく)走り、タチバナも自分の命令に従うより友のためを優先した流星こそを評価して、ふたたび変身の上パワーアップまでさせてくれます。これでタチバナも最初の印象よりは人間味のある人物なのが分かりましたが、まだまだその正体や真意は謎のままです。また、流星が仲間に正体を明かして心を開くのも、まだ先送りとなりました。

そして、パワーアップしたメテオストームに敗れ、ついにキャンサー・ゾディアーツが退場となりました。ホロスコープスとして覚醒してから実質6話の登場でした。とは言え、残り20話かそこらであることを考えると、12人出揃わないか、出てももっと短い出番のがいる可能性も高いわけで、こんなものでしょうか。
装甲の硬さにフォーゼの各種必殺技が通用しないし、自力で(スコーピオンは我望から貰った)「超新星」の力を手に入れるしで、戦闘においてはかなりの活躍も見せましたし。

鬼島はホロスコープスに進化した当初から校長・速水公平(リブラ・ゾディアーツ)に「上から目線はやめてもらいましょうか」と挑発的な態度を取ってきましたが、そのツケと言うべきか、「君にこれ以上の手柄は要らない」と始末されることになります。
しかも、鬼島を見込んでホロスコープスへと進化させたヴァルゴ・ゾディアーツを(リブラの幻術で)騙して「ダークネビュラ」へと送らせる、という形で。
ホロスコープスになる前、「俺の腹は黒いぜ」の台詞とともにゾディアーツとしての本性を現した鬼島ですが、結局、腹の黒さに関しては校長が一枚上手だった、ということでしょうか。
ただし、こうして味方を陥れたツケは、校長自身にも還って来るかも知れませんが……

そしてもう一つ、前回の第27話(3月18日放送)で明らかになった事実として、弦太郎の家庭がありました。
弦太郎は小学生の時に両親を亡くしており、祖父の如月吾郎(きさらぎ ごろう)(演:八名信夫)と二人暮しでした。両親が何の仕事をしていたのかは吾郎じいちゃんでさえ「よく知らない」のですが、何かの技術者らしく「難しい話をしていた」とのこと。
もう視聴者としては、コズミックエナジー開発に関わっていたと推測せざるを得ません。
他方で、友達を作ると母が喜んでくれたことが、弦太郎が友達作りにこだわる理由となっているようです。

こうなると次なる問題は、弦太郎の両親はいかなる形でコズミックエナジーに関わっていたのか、そして「実は生きていて」登場する可能性はあるのか、ということですね。
第一の候補は反ゾディアーツ同盟でして、タチバナこそ弦太郎の父であるとか。

また、歌星賢吾の父がアストロスイッチとフォーゼシステムの開発に関わっていたのですから、弦太郎の両親はゾディアーツスイッチの方に関わっていた、という可能性もあります。
それで粛清された――あるいは、母の方が殺されて生き残った父は反ゾディアーツ同盟を結成したとか。これなら上の可能性と両立します。

さらなる可能性として、ゾディアーツとなり敵として登場するという可能性もないではありません。
我望がとりわけ信頼を置く部下であり、おそらくはホロスコープスの中でも古参と思われるヴァルゴ・ゾディアーツとレオ・ゾディアーツのいずれか、あるいは両方の正体が弦太郎の…

……ここに来て「親が敵」パターンがどれだけあり得るのかは微妙なところですが。

 ~~~

さて話は変わって、こんな漫画を知りました。

壊れた仏像直しマス。 1 (芳文社コミックス)壊れた仏像直しマス。 1 (芳文社コミックス)
(2012/03/14)
芳家 圭三

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英道吉(はなぶさ どうきち)は天才仏師として知られていたが、放浪癖のある人物で、またも失踪。
しかし道吉は制作の合間に仏像修復の仕事も引き受けており、残った仕事に他の工房を斡旋するなりして、場合によっては損害賠償も必要な状況に。父と一緒に暮らしえいた娘の彩葉(いろは)(高校生)は兄たちを呼んで会議を行うことに。
ちなみに長男の京一郎は仏像修復の職人として「英仏具堂」を経営しており、次男の龍之介(りょうのすけ)は鎌城崎美術工芸大学の文化財修復科の助手、三男の翔太は渡澄美術大学彫刻科の3年生と、全員仏像修復あるいは彫刻関係に進んでいます。
兄たちは母に苦労をかけていた父・道吉い必ずしも良い印象を抱いていないのですが、彩葉は父の工房への思い入れが強くて工房を継ぐことを望み、その志を聞いて龍之介も大学を休職して工房に戻り、残る2人の兄も何かと手伝ってはくれる――という形で、仏像修復を巡るドラマが描かれます。

仏像の盗難、あるいは新品同然に塗り直してしまう(不適切な)修復など、この業界の関係者に聞けば必ず出てきそうな話も多いのですが、それらが人々の人情ドラマに絡めて展開されます。
修復技術関係の薀蓄が詳しく展開されたりするタイプの話ではありませんが、まずまず楽しませていただきました。

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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