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奇跡の一作(色々な意味で)

梶尾真治氏の『エマノン』は、最初は本当にちょっとした短編から始まったシリーズでした。

おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)
(2000/09)
梶尾 真治

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主人公がフェリー「さんふらわあ」号の上で出会った女の子は「エマノン」(no name の逆綴り)と名乗る。彼女は地球上に生物画出現して以来数十億年の全進化の記憶を持っているという…

壮大なSF設定を込めながらも、基礎には作者の望むボーイ・ミーツ・ガールストーリーがまずあったようで。
ただ、この数十億年の記憶を持つ少女「エマノン」を巡る短編シリーズは結構続き、単行本も何冊か出ています。

イラストレーターは鶴田謙二氏。
「『エマノン』のイラストはぜひ自分が」という相当のこだわりがあったようで、後に漫画化も手がけました。

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)
(2008/05/20)
鶴田 謙二、梶尾 真治 他

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ただ、遅筆なことでは右に出る者のない鶴田氏のこと(誇張ではなく)、当初は漫画の方も読み切りの予定とか言っていた気もしなくはないのですが、(確か)1年以上も連載が続くことになりました。ほとんど話が進まない数ページだけが掲載されていたこともあり、原作短編小説でこれだけ間延びするというのも凄いなと思っていましたが、何とか無事完結しました。単行本になってしまえばよくまとまっています。
そして先月、こちらに越して来て間もなくに漫画の方の第2巻↓を見ました。

さすらいエマノン(リュウコミックス)さすらいエマノン(リュウコミックス)
(2012/04/03)
梶尾 真治、鶴田 謙二 他

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『コミックリュウ』誌上で数ページ隔月掲載していたことまでは覚えていますが……よくぞ出てくれました。

今日はこれだけです。

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永遠と一瞬、歴史の領域へ――『うたかたエマノン』

梶尾真治氏の短編『おもいでエマノン』が発表されたのは1979年、最初の単行本化は1983年です。 (この『エマノン』シリーズについては、漫画版のことが中心でしたが、「奇跡の一作(色々な意味で)」で少し触れました) そして、2000年に出た徳間デュアル文庫版の巻末に収録されたイラスト担当・鶴田謙二氏との対談で、梶尾氏はこんな構想を語っていました。  ――「エマノン」には長篇のネタ...
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Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
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