オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
勝敗とは何ぞや
建物内にもパワハラ反対の看板があったりしました。
そして現在、全学自治会の正副委員長選挙が行われる、とのこと。
たまたま選挙運動の話を聞いたのですが、何でも全学自治会はここ20年ほど活動を休止していたのですが、このたび久々の選挙となったとか。
選挙広報を見ても、「原子力ムラとの関係」や大学運営の問題まで結構大きなトピックが並んでいます。
そう言えば、講義室の机の上に学生寮攻防に関するビラが並んでいたりもしました。
……今になって急に学内政治が盛り上がることがあろうとは。
対してこっちはちょっと世間から離れすぎているか、と思わないでもありません。
もっとも、「皆が盛り上がっているから自分も運動に飛び込む」では、それこそ主体的なコミットメントも何もないわけで、今がどういう状態にあるのかというのはよく検討する必要があるとも思いますが。
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さて話は変わりますが、何かと勝ち負けにこだわる人を見ると思い出すギャグがあります。
(クリックで画像拡大されます)


(澤井啓夫『ボボボーボ・ボーボボ』6巻、集英社、2002、pp.156-157)
実は勝敗というのは往々にして、傍から見ればこのように訳の分からないものではないか……
同系統のネタがもう一点ありました。
(同じくクリックで画像拡大されます)


(あらゐけいいち『日常』6巻、角川書店、2011、pp.118-119)
最初は「囲碁サッカー部」のポスターが背景に描かれていただけなのが、たまにその実態が描かれるエピソードが入り、その競技が実在することが明らかになり、そして実演して見せるまで随分かかっていますが、見せられたところで何だか分かりません。
もっとも、『ボボボーボ・ボーボボ』が(一応は)マルハーゲ帝国と戦っているという設定だったのに対し、こっちは競技ということがはっきりしているのですが、しかしだからと言ってマシな気は全然しません。
もちろん、最初は何であれさっぱり分からないものであって、ひとまず参加して味わっていく内に分かって……はきません、残念ながら(作中人物でさえ)。
世の中に未来永劫遠いままの世界があるのだ、と思わせてくれるかも知れません、ひょっとしたら。
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