オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
最大の仕事とは……
たとえば、消費税増税が決まりました。
まあ、中には増税を期待する向きもあるのかも知れませんし、大っぴらに反対運動が起きていないところからしても多くは潜在的賛成と見なせる、少なくとも政府はそう判断したのかも知れません。
しかし、これが公約違反なのは間違いなく、手続きから言えば選挙で政治に「頼んだ覚えがない」ことは確かです。
ちなみに、今の我が家の近隣では時々、日本共産党が消費税増税反対を訴えています。共産党の主張にしては小さい気もしますが…
他にも、野田首相になってからTPP参加推進とか……
民主党政権になったのはもう遠い昔のような気がして首相も3人目。震災で「解散・総選挙をしている場合ではない」という雰囲気になったのも影響していますが…
結局、実はある一部の人々にとって都合のいいことは容易に「決まって」いるのか、それともそうした「一部の人々」すらいないで場当たり的なのか、そしてそのどちらが良いのやら……
~~~
アニメ『這いよれ!ニャル子さん』第12話(最終話)観ました。
基本的なキャラ像等に関する先立っての印象は基本的には変わりませんでしたが、シナリオは敵のしょうもない目的による陰謀というくだらないオチがついて、思ったよりは原作に近いテイストでした。
さすがに最終話ということでか、久々に派手な戦闘シーンもありましたし。
まあ、描かれる技のバリエーションが少なく、大味に消化された印象はどうしてもありますけれど…
ちなみに、大量に出てきた敵の中には原作7巻に登場したミ=ゴの姿も(↓背景のクリーチャー達)。

(逢空万太『這いよれ!ニャル子さん7』、ソフトバンククリエイティブ、2011、p.175)
こういうのも、サービスと考えるか、いささか乱暴に使い捨てられたと考えるかで印象が変わってきますけれど。
ネタとしては八坂頼子の「さあ、あなた達の罪を数えなさい!」も本当にやりましたし…
さらにニャル子の「私の強さにあなたが泣いた」――第1話の「いきがるだけの強さじゃ私には勝てませんよ」に引き続き『仮面ライダー電王』のキンタロスの台詞ですが、これは当のキンタロスの声優であるてらそままさき氏がナレーターで出演しているからでしょうか…?
色々ありましたけれど、それなりには楽しませていただきました。
キャラ像やシナリオに関する改変も、独自のポリシーに基づくものと見るならば後は見解の相違だけです(アリメオリジナルのシリアス寄りなエピソードにしても、原作にもシリアスな部分はないわけではないのであって、問題はそれがもつ意味です)。
演出やら小ネタやらに関しては原作に対する深い理解に基づく(と推測される)いいものもありましたし。
レーベルが弱小なためになかなかアニメ化に恵まれなかったという事情もありますからね。
ただ、「アニメの役割は原作の販促」と割り切ってしまうなら、最大の仕事は放送前のPV動画の時点で終わっていたことになりかねないので、言えることは言わせていただきましたが。
<<何でも読む | ホーム | 悪になる覚悟をするとは>>
テーマ : 大学生活 - ジャンル : 学校・教育<<何でも読む | ホーム | 悪になる覚悟をするとは>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL
| ホーム |