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何でも読む

気分が乗らないと長くなりそうな話を書く気にはならないものです。
たまに外国語で小説まで読もうとすると、やはり使用される用語の絞られてくる学術書よりだいぶハードルが高いことを感じます。この点に関してはまだ若干、フランス語より英語の方が楽かも知れません(主として慣れの問題ですが)。

 戦争は私に、そのはるか先の結果覚えているという奇妙な印象を与えた――まるで戦争が起こっていたことを知っており、未来の情報に照らし合わせてそれを振り返ることができるかのように。そのような半記憶はすべて多大な苦痛と、その半記憶に対する何らかの人工的な心理障壁が設置されているという感情を伴っていた。自分の印象を遠慮がちに他人にほのめかすと、様々な答えが帰ってきた。気味悪そうに私を見る人もいたが、数学科の連中は後に有名になる相対性理論――その時は知識人の間で議論されていただけだった――の新たな発展について話してくれた。彼らの言うには、アルバート・アインシュタイン博士は急速に時間を単なる次元の地位に還元しつつあるという。
 (H・P・ラヴクラフト『時間からの影』、邦訳は『ラヴクラフト全集3』収録)


これなど、原文はかなり読みやすい方でした。
ちなみに、時間を超えてくる「偉大なる種族」によって一時的に精神交換されてしまった男の話です。発表は1935年ですが、作中年代は上記引用文の時点で第一次大戦の始まったばかりの1914年頃という設定。アインシュタインの特殊相対性理論は1905年、一般相対性理論は1916年の発表です。

他方で、フローベール『ボヴァリー夫人』なんか読んでいると、冒頭の学帽のデザインを描写している辺りで目が回りそうでした。さすが、文章を練り込んでいて一日2行しか書き進まなかったという噂もあるだけあって、表現に凝っているなというのははっきり感じますが。
……私が読んでいるものの取り合わせも相当に変ですけれど。


そんな中、今日海外から届いた封筒には、割と綺麗な切手が貼られていました。

ドイツ切手1

ドイツからのものです。

ドイツ切手2

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T.Y.

Author:T.Y.
愛知県立芸術大学美術学部芸術学専攻卒業。
2012年4月より京都大学大学院。

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