オタクと形而上学(旧:山中芸大日記)
愛知県立芸術大学出身のある学生によるブログ。
出席者の増えるところ、減るところ
フランス語の上級と、芸術学の研究とで、文献購読――いわゆる「ゼミ」形式の授業が週に4つあるのでさすがに慌ただしいですね。まあそれは私が自分で組んだ時間割なんですが。しかも古美研の自由研究日の予定表やら、最初の授業前にレポート提出のある授業やら、自分の研究やら、加えて芸祭の準備やらで本当に立て込んでました。授業は週の前半に集中しているうんで、昨日~今日辺りでかなりのものは片付きましたが(早速、来週の準備が始まりますが)。
さて、ゼミに限らず講義でも、総じて前期の内に単位を取っておこうとする人が多いので、後期になると全般に受講者は減ります。特に4年生は、後期は卒業課題(一般大なら卒業論文というところですが、本学では制作だったり演奏だったりもしますから)に打ち込みたいでしょうし。教室の広さが足りないため抽選で受講者を選ぶところでも、後期になると少し余裕ができることもあります。
それと、語学の授業は音科の比率が高いところが多く、特に中級・上級と上がって行くとそうですね。大きな原因は必修単位数の違いで、そもそも美術学部では芸術学以外、第2外国語が必修になっていませんから。しかし音科はレッスンが授業に被るとかで抜けることがしばしばで、今週は演奏会でごっそり抜けていました。フランス語上級の出席者は現在2、3人です…
ちなみに語学は通年で、1年間通してやらないと単位は出ないんですが、まあ途中で投げる人はいるでしょうし、逆に後期から参加するという選択肢はないんで、減るのはそのせいもあるかも知れません。
そんな中で、「日本美術史研究」だけは後期から加入の2年生が2人で、どうも芸術学の4領域の「研究」の中で一番の大所帯になったようです。ちなみにここで読むのは漢文、それにくずし字です。英語以外の外国語は大学入学後に履修していないといけないのに比べると参入障壁は低いのかも知れません(楽ではないと思いますが、少なくとも参加時点での制約はない訳で)。加えて、私の学年(現2年生)は日本の方に興味があるのが多いようで…
私はあまり考えていませんでしたが、同学年に仲間が多いか少ないかというのは、結構大きな問題なのかも知れませんね。一方では興味対象は互いにバラバラでも(であればこそ)私生活では仲がいいこともあるうんですが、どうもそれとは別問題のようです。
(芸術学2年 T.Y.) テーマ : 芸大・美大・その他美術系学校 - ジャンル : 学校・教育
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